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アニマルウェルフェアの向上を目指すアプリ開発の提言

昔から問題視されている日本のアニマルウェルフェア。動物の命をもって利益を得ている企業はたくさんあるのに、企業の動物に対する仕打ちはむごい。そんな企業が存在することが許されている日本の社会。

どうして日本のアニマルウェルフェアは改善されないのか。

その根本は、消費者の無関心にあるのではないだろうか。

より安いものを買いたい、という消費者の需要に応えるため、安さを追求して企業は作り続ける。その過程で、動物に対する残虐な行為があっても、動物たちが劣悪な環境におかれていても情報公開されることはない。消費者が商品の背景を知ろうとせず、商品選択の価値基準が”価格”がメインである限り日本は変わらないだろう。


そんな人間社会の犠牲になるのは、声をあげられない動物たちだ


こうしている今も数え切れないほどの動物たちが、想像を絶する苦しみにいる


そんな日本を変えるにはどうすればいいのか。

私は、アニマルウェルフェアに沿った需要と供給の一致を浸透させることのできるアプリを作ることができれば、社会を抜本的に変えることができるのではないかと考えている。

アニマルウェルフェア アプリ構想

アプリの目的1
消費者がアニマルウェルフェアに沿った商品を手軽に選べる環境づくり

・商品を検索すると、どこの店舗で購入できるかをマップ上で示す
・店舗に入ってアプリを開くと、その店舗に売られている商品の中でアニマ ルウェルフェアに沿った商品だけを抽出し、カテゴリ別に表示する
・商品には、それぞれ詳細を明示する(原料産地、製造方法、生産工程、使用原料)

アプリの目的2
アニマルウェルフェアを学ぶ環境づくり

・アニマルウェルフェア講座の配信
・優良企業、団体のリンク

アプリの目的3
企業の監視

・消費者から告発されたことを調査する


私がアニマルウェルフェアアプリ開発の提言をするのは、アニマルウェルフェアに関心のある自身でさえ、普段の買い物にはとても不便を感じているからだ。オーガニックショップに行ったり、オーガニックのオンラインショップで購入すれば、ラクに希望の商品を手にすることができる。しかし、全ての人がそのような選択ができるとは限らないし、なかなかそのような消費行動には至らないのが現実だと思う。
そこで、アニマルウェルフェアに関心が高まりつつある今、消費者が簡単に、そして身近なところで、アニマルウェルフェアを考えた商品を選べる環境を作ることができれば、社会全体として商品を選択するときの価値基準が、"価格"から"動物にやさしい"メインになり、動物にやさしい企業が”良い企業”という風潮ができあがるのではないだろうか。

すでに、日本で畜産業に携わる方の中でも、アニマルウェルフェアを考えた経営をされている方、ペットショップでも生体販売を行わずに保護動物の譲渡活動をされている方、動物実験を行わない化粧品会社、毛皮を使わない服飾品メーカーなど、アニマルウェルフェアを考えている企業も存在する。そんな企業が今後発展していけるような世の中にしていくことで、アニマルウェルフェアの向上が図れると考える。


#いま私にできること

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