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「SIMフリー完全ガイド」を購入するが目的は別だ VoLTE化計画

本当に欲しいのはmineoのエントリーコードである。H.I.Sモバイルを始めて1週間。はやくも別のSIMに目が行くようになってしまいました。値段からするとH.I.Sは非常に優秀だけれども、音声通話の性能としては評価が難しい。というのもVoLTEではないのです。

高品位かどうかというのはVoLTEかどうかというよりもコーデックが問題ではなかろうかと思っていますが、それは置いておいて一番気になっているのが「フォールバック」という現象(というか挙動)です。

LTEには回線交換機能がありません。なぜならそういう規格だからです。そのため従来LTE網で通信していても一度3Gに切り替えて(これをフォールバックといいます)接続していました。自分がどのアンテナに接続しているのかを可視化する電測アプリというものがあります。これをスマートフォンに入れ見ているとどこのアンテナのLTEの何バンドにつながっているかが一目でわかります。通常はLTEで接続されていますが、電話がかかってくるとその瞬間に3Gに切り替わるのがはっきりとわかるのです。なのでわずかではありますがこの方法では相手に電話がつながるまで余分に時間がかかっています。

じゃあ全部LTEで通信しようぜ! というのを実現したのがVoLTEです。

VoLTEから最大の益を享受するためにはいろいろと制限があります。まずは同じ通信事業者間の通信であること、VoLTE対応端末であること、などです。なお、回線や端末のすべてがVoLTE対応ではなくても、一部でもVoLTEとして回線が使用されればVoLTEで採用されているコーデックによる高品質化などの影響で、音質の改善はある程度見込めるとされています。

この同じ通信事業者間のみ使えるということについては去年から今年にかけて各通信事業者が調整を行ったことから制限が撤廃されつつあります。docomoからSoftbankにかけてもVoLTEで通信できるようになったわけです。VoLTEVoLTEと騒がれて久しいですが、ようやく本格的に使えるようになってきたというのが今年に入ってからのことなのです。なので「VoLTEになってすごい音が良くなったね!」などの印象を仮に持ったとしても、実は完全な意味でVoLTEによる通信ではないことがこれまではほとんどで、はっきり言ってしまえばそれは「気のせい」。

そこで自分の回線もVoLTE化しなければならないと強く感じたわけです。幸いなことにASUS Zenfone Max (M2)は日本の通信事業者のVoLTEにも対応しています。わたし個人の環境としてもVoLTEを導入するしかない状況になりました。ですがH.I.SモバイルはVoLTE対応ではありませんでした。そこで白羽の矢が立ったのがmineoです。お値段的にも若干の値上がりがあるものの、アプリ使用により通信量の節約ができる点などもありこれにしようと思ったのですが、問題は初期費用です。海外SIM契約では全く見ない種類の料金で3500円ほど必要です。H.I.Sモバイルにもそれを支払っておりもうこれ以上の出費は許されません。そこで目にしたのが「エントリーコード」です。これがあると初期費用が無料になるのです。実はこのコード、通販で入手することができます。

ただこれだと最終的に2000円以上にしないと送料がかかってしまいますので377円というわけにはいきません。しかもこれだけだと何か面白くありません。そこで冒頭にあげた書籍を購入することにしたのです。そこには付録としてエントリーコードが封入されています。mineoで登録を完了した後送られてきたメールにはこのような表記が。

3240円がほんとに無料だ。しかも……

6か月の無料2GB増量がついています。SIMカード発行料は無料にはなりませんが、ウェブ上で手に入れた(合法です)紹介コードのおかげで数か月後ですが電子マネー1000円分を手に入れることができますので、実質無料です。

夢のVoLTE生活は目の前だ。

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