日本海軍主要人事年表(5) 昭和その2(12-16年)

　日本海軍の主要人事を年表形式でまとめます。今回は昭和その2となります。
　前回は以下になります。

採録基準

元帥号の授与。
大将以上の進級。日露戦争までは中将、西南戦争までは少将を含める。
海軍大臣、海軍次官の任免。海軍卿、大輔を含む。
親補職の任免。
海軍軍令部次長、軍令部次長、海軍省外局のうち艦政本部・技術本部、航空本部、教育本部の長の任免。
その他親補職の確立以前の主要職（おおむねのちの親補職同等）の任免。
海軍大将以上の階級にあるものの本職の任免。
海軍勤務に由来すると推定できる爵位の授与および陞爵。
現役予備役後備役退役海軍大将の役務変更、死没その他身分の変更。海軍外の任官は現役を除いて親任官に限る。

昭和12(1937)年

2月2日
　海軍中将従三位勲一等功四級 米内光政
任海軍大臣
　海軍大将従三位勲一等功五級 永野修身
補聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官
　海軍大臣 永野修身
依願免官
　聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官海軍中将 米内光政
免本職兼職

4月1日
　海軍中将従三位勲一等功四級 米内光政
　海軍中将正四位勲一等功五級 藤田尚徳
任海軍大将

4月6日
　軍事参議官海軍大将 野村吉三郎
予備役被仰付

4月7日
　後備役海軍大将 財部彪
退役

4月28日
　予備役海軍大将 百武三郎
後備役被仰付

4月29日
退役海軍大将黒井悌次郎は薨去せり(70)

10月15日
　海軍大将 末次信正
予備役被仰付

10月20日
　海軍中将正四位勲一等功四級 長谷川清
補支那方面艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 豊田副武
補第四艦隊司令長官
　第三艦隊司令長官海軍中将 長谷川清
免本職

12月1日
　海軍大将従三位勲一等功五級 永野修身
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲二等 吉田善吾
補聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等功三級 嶋田繁太郎
補第二艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 豊田貞次郎
補佐世保鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 出光万兵衛
補舞鶴要港部司令官
　聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官海軍大将 永野修身
免本職兼職
　佐世保鎮守府司令長官海軍中将 塩沢幸一
　第二艦隊司令長官海軍中将 吉田善吾
　軍令部次長海軍中将 嶋田繁太郎
　舞鶴要港部司令官海軍中将 中村亀三郎
免本職
　海軍中将 古賀峯一
補軍令部次長

12月14日
　海軍大将正三位勲一等 末次信正
任内務大臣

12月24日
　後備役海軍大将男爵 鈴木貫太郎
退役

昭和12年末時
海軍大臣 海軍大将 米内光政
海軍次官 海軍中将 山本五十六
海軍艦政本部長 海軍中将 上田宗重
海軍航空本部長 海軍中将 及川古志郎
軍令部総長 元帥海軍大将 博恭王
軍令部次長 海軍中将 古賀峯一
聯合艦隊司令長官 海軍中将 吉田善吾
支那方面艦隊司令長官 海軍中将 長谷川清
第一艦隊司令長官 海軍中将 吉田善吾（兼）
第二艦隊司令長官 海軍中将 嶋田繁太郎
第三艦隊司令長官 海軍中将 長谷川清（兼）
第四艦隊司令長官 海軍中将 豊田副武
横須賀鎮守府司令長官 海軍大将 百武源吾
呉鎮守府司令長官 海軍中将子爵 加藤隆義
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 豊田貞次郎
舞鶴要港部司令官 海軍中将 出光万兵衛
軍事参議官 海軍大将男爵 大角岑生
軍事参議官 海軍大将 永野修身
軍事参議官 海軍大将 高橋三吉
軍事参議官 海軍大将 藤田尚徳
⭐︎海軍大将
有馬良橘（退役、枢密顧問官）
山屋他人（退役）
財部彪（退役）
野間口兼雄（退役）
博恭王（元帥、軍令部総長）
鈴木貫太郎（退役、枢密顧問官）
竹下勇（後備役）
小栗孝三郎（後備役）
岡田啓介（後備役）
井出謙治（後備役）
加藤寛治（後備役）
安保清種（後備役）
百武三郎（後備役）
谷口尚真（後備役）
山本英輔（予備役）
大角岑生（軍事参議官）
山梨勝之進（予備役）
小林躋造（予備役、台湾総督）
野村吉三郎（予備役）
中村良三（予備役）
末次信正（予備役、内務大臣）
永野修身（軍事参議官）
高橋三吉（軍事参議官）
藤田尚徳（軍事参議官）
米内光政（海軍大臣）
百武源吾（横須賀鎮守府司令長官）

昭和13(1938)年

1月21日
　後備役海軍大将 岡田啓介
退役

2月1日
　海軍中将正四位勲二等功三級 塩沢幸一
補第五艦隊司令長官

4月25日
　海軍大将従三位勲一等功五級 百武源吾
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲一等功四級 長谷川清
補横須賀鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲一等 及川古志郎
補支那方面艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官
　横須賀鎮守府司令長官海軍大将 百武源吾
免本職
　支那方面艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官海軍中将 長谷川清
免本職兼職
　海軍航空本部長海軍中将 及川古志郎
免本職
　海軍中将 山本五十六
補海軍航空本部長

8月4日
　後備役海軍大将 小栗孝三郎
退役

11月15日
要港部司令官を親補とす
旅順要港部司令官を親補とす
独立艦隊司令官を親補とす
　海軍中将正四位勲一等功三級子爵 加藤隆義
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲二等功三級 嶋田繁太郎
補呉鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲一等 豊田副武
補第二艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 中村亀三郎
補佐世保鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 日比野正治
補第四艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 片桐英吉
補舞鶴要港部司令官
　海軍中将従四位勲二等 原五郎
補馬公要港部司令官
　海軍中将従四位勲二等 小林宗之助
補鎮海要港部司令官
　海軍中将正五位勲二等 谷本馬太郎
補練習艦隊司令官
　海軍中将正五位勲二等 星埜守一
補大湊要港部司令官
　海軍中将正五位勲二等 佐藤市郎
補旅順要港部司令官
　呉鎮守府司令長官海軍中将子爵 加藤隆義
　海軍航空本部長海軍中将 山本五十六
　第二艦隊司令長官海軍中将 嶋田繁太郎
　第四艦隊司令長官海軍中将 豊田副武
　舞鶴要港部司令官海軍中将 出光万兵衛
免本職
　佐世保鎮守府司令長官海軍中将 豊田貞次郎
補海軍航空本部長

12月15日
　海軍中将従四位勲三等 近藤信竹
補第五艦隊司令長官
　第五艦隊司令長官海軍中将 塩沢幸一
免本職

昭和13年末時
海軍大臣 海軍大将 米内光政
海軍次官 海軍中将 山本五十六
海軍艦政本部長 海軍中将 上田宗重
海軍航空本部長 海軍中将 豊田貞次郎
軍令部総長 元帥海軍大将 博恭王
軍令部次長 海軍中将 古賀峯一
聯合艦隊司令長官 海軍中将 吉田善吾
支那方面艦隊司令長官 海軍中将 及川古志郎
第一艦隊司令長官 海軍中将 吉田善吾（兼）
第二艦隊司令長官 海軍中将 豊田副武
第三艦隊司令長官 海軍中将 及川古志郎（兼）
第四艦隊司令長官 海軍中将 日比野正治
第五艦隊司令長官 海軍中将 近藤信竹
練習艦隊司令官 海軍中将 谷本馬太郎
横須賀鎮守府司令長官 海軍中将 長谷川清
呉鎮守府司令長官 海軍中将 嶋田繁太郎
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 中村亀三郎
舞鶴要港部司令官 海軍中将 片桐英吉
大湊要港部司令官 海軍中将 星埜守一
鎮海要港部司令官 海軍中将 小林宗之助
馬公要港部司令官 海軍中将 原五郎
旅順要港部司令官 海軍中将 佐藤市郎
軍事参議官 海軍大将男爵 大角岑生
軍事参議官 海軍大将 永野修身
軍事参議官 海軍大将 高橋三吉
軍事参議官 海軍大将 藤田尚徳
軍事参議官 海軍大将 百武源吾
軍事参議官 海軍中将子爵 加藤隆義
⭐︎海軍大将
有馬良橘（退役、枢密顧問官）
山屋他人（退役）
財部彪（退役）
野間口兼雄（退役）
博恭王（元帥、軍令部総長）
鈴木貫太郎（退役、枢密顧問官）
竹下勇（後備役）
小栗孝三郎（退役）
岡田啓介（退役）
井出謙治（後備役）
加藤寛治（後備役）
安保清種（後備役）
百武三郎（後備役）
谷口尚真（後備役）
山本英輔（予備役）
大角岑生（軍事参議官）
山梨勝之進（予備役）
小林躋造（予備役、台湾総督）
野村吉三郎（予備役）
中村良三（予備役）
末次信正（予備役、内務大臣）
永野修身（軍事参議官）
高橋三吉（軍事参議官）
藤田尚徳（軍事参議官）
米内光政（海軍大臣）
百武源吾（軍事参議官）

昭和14(1939)年

1月5日
　内務大臣 末次信正
依願免官

1月26日
海軍艦政本部長海軍中将上田宗重は卒去せり(54)

1月27日
　海軍中将 塩沢幸一
補海軍艦政本部長

4月1日
　海軍中将従三位勲一等功三級子爵 加藤隆義
　海軍中将正四位勲一等功四級 長谷川清
任海軍大将
　海軍中将従四位勲二等 沢本頼雄
補練習艦隊司令官
　海軍大将 高橋三吉
　海軍大将 藤田尚徳
待命被仰付被仰付
　練習艦隊司令官海軍中将 谷本馬太郎
免本職

4月5日
　海軍大将 高橋三吉
　海軍大将 藤田尚徳
予備役被仰付

8月30日
　海軍中将正四位勲一等 吉田善吾
任海軍大臣
　海軍大将正三位勲一等功四級 米内光政
　海軍中将正四位勲一等功三級 塩沢幸一
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲一等 山本五十六
補聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官
　海軍中将 住山徳太郎
任海軍次官
　海軍大臣 米内光政
　海軍次官 山本五十六
依願免官
　聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官海軍中将 吉田善吾
免本職兼職
　海軍艦政本部長海軍中将 塩沢幸一
免本職
　海軍航空本部長海軍中将 豊田貞次郎
兼補海軍艦政本部長

9月25日
　海軍大将正三位勲一等功二級 野村吉三郎
任外務大臣

9月29日
　海軍中将従四位勲二等 高須四郎
補第五艦隊司令長官
　第五艦隊司令長官海軍中将 近藤信竹
免本職

10月21日
　海軍中将従四位勲二等功五級 古賀峯一
補第二艦隊司令長官
　海軍航空本部長兼海軍艦政本部長海軍中将 豊田貞次郎
免兼海軍艦政本部長
　第二艦隊司令長官海軍中将 豊田副武
補海軍艦政本部長
　軍令部次長海軍中将 古賀峯一
免本職
　海軍中将 近藤信竹
補軍令部次長

11月2日
後備役海軍大将加藤寛治は薨去せり(68)

11月15日
　海軍中将正四位勲一等功三級 及川古志郎
　海軍中将正四位勲一等功三級 塩沢幸一
任海軍大将
　海軍中将従四位勲二等 平田昇
補佐世保鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 片桐英吉
補第四艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 原五郎
補舞鶴要港部司令官
　海軍中将従四位勲二等 高須四郎
補第二遣支艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 谷本馬太郎
補第一遣支艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 野村直邦
補第三遣支艦隊司令長官
　海軍中将正五位勲二等 高橋伊望
補馬公要港部司令官
　海軍中将正五位勲二等 細萱戊子郎
補旅順要港部司令官
　支那方面艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官海軍大将 及川古志郎
免兼第三艦隊司令長官
　佐世保鎮守府司令長官海軍中将 中村亀三郎
　舞鶴要港部司令官海軍中将 片桐英吉
　第四艦隊司令長官海軍中将 日比野正治
　第五艦隊司令長官海軍中将 高須四郎
　馬公要港部司令官海軍中将 原五郎
　旅順要港部司令官海軍中将 佐藤市郎
免本職

12月1日
　海軍中将従四位勲二等 原五郎
補舞鶴鎮守府司令長官
　舞鶴要港部司令官海軍中将 原五郎
免本職

12月4日
　後備役海軍大将 竹下勇
退役

12月23日
　練習艦隊司令官海軍中将 沢本頼雄
免本職

昭和14年末時
海軍大臣 海軍中将 吉田善吾
海軍次官 海軍中将 住山徳太郎
海軍艦政本部長 海軍中将 豊田副武
海軍航空本部長 海軍中将 豊田貞次郎
軍令部総長 元帥海軍大将 博恭王
軍令部次長 海軍中将 近藤信竹
聯合艦隊司令長官 海軍中将 山本五十六
支那方面艦隊司令長官 海軍大将 及川古志郎
第一艦隊司令長官 海軍中将 山本五十六（兼）
第二艦隊司令長官 海軍中将 古賀峯一
第四艦隊司令長官 海軍中将 片桐英吉
第一遣支艦隊司令長官 海軍中将 谷本馬太郎
第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 高須四郎
第三遣支艦隊司令長官 海軍中将 野村直邦
練習艦隊司令官 欠員
横須賀鎮守府司令長官 海軍大将 長谷川清
呉鎮守府司令長官 海軍中将 嶋田繁太郎
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 平田昇
舞鶴鎮守府司令長官 海軍中将 原五郎
大湊要港部司令官 海軍中将 星埜守一
鎮海要港部司令官 海軍中将 小林宗之助
馬公要港部司令官 海軍中将 高橋伊望
旅順要港部司令官 海軍中将 細萱戊子郎
軍事参議官 海軍大将男爵 大角岑生
軍事参議官 海軍大将 永野修身
軍事参議官 海軍大将 米内光政
軍事参議官 海軍大将 百武源吾
軍事参議官 海軍大将子爵 加藤隆義
軍事参議官 海軍大将 塩沢幸一
⭐︎海軍大将
有馬良橘（退役、枢密顧問官）
山屋他人（退役）
財部彪（退役）
野間口兼雄（退役）
博恭王（元帥、軍令部総長）
鈴木貫太郎（退役、枢密顧問官）
竹下勇（退役）
小栗孝三郎（退役）
岡田啓介（退役）
井出謙治（後備役）
安保清種（後備役）
百武三郎（後備役）
谷口尚真（後備役）
山本英輔（予備役）
大角岑生（軍事参議官）
山梨勝之進（予備役）
小林躋造（予備役、台湾総督）
野村吉三郎（予備役、外務大臣）
中村良三（予備役）
末次信正（予備役）
永野修身（軍事参議官）
高橋三吉（予備役）
藤田尚徳（予備役）
米内光政（軍事参議官）
百武源吾（軍事参議官）
加藤隆義（軍事参議官）
長谷川清（横須賀鎮守府司令長官）
及川古志郎（支那方面艦隊司令長官）
塩沢幸一（軍事参議官）

昭和15(1940)年

1月16日
　海軍大将正三位勲一等功四級 米内光政
任内閣総理大臣
　海軍大将 米内光政
予備役被仰付
　外務大臣 野村吉三郎
依願免官

3月17日
　後備役海軍大将 谷口尚真
退役

4月15日
　海軍中将正四位勲一等 日比野正治
補呉鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲二等 小林宗之助
補舞鶴鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 塚原二四三
補鎮海要港部司令官
　呉鎮守府司令長官海軍中将 嶋田繁太郎
　鎮海要港部司令官海軍中将 小林宗之助
　舞鶴鎮守府司令長官海軍中将 原五郎
免本職

5月1日
　海軍大将従三位勲一等功四級 長谷川清
補軍事参議官
　海軍大将従三位勲一等 及川古志郎
補横須賀鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲一等功三級 嶋田繁太郎
補支那方面艦隊司令長官
　横須賀鎮守府司令長官海軍大将 長谷川清
　支那方面艦隊司令長官海軍大将 及川古志郎
免本職

5月9日
　後備役海軍大将 井出謙治
退役

6月1日
　海軍中将従四位勲二等 清水光美
補練習艦隊司令官

6月24日
　枢密顧問官海軍大将正二位勲一等功三級男爵 鈴木貫太郎
任枢密院副議長

7月22日
　内閣総理大臣 米内光政
依願免官

9月5日
　海軍大将従三位勲一等 及川古志郎
任海軍大臣
　海軍大将従三位勲一等功三級 塩沢幸一
補横須賀鎮守府司令長官
　海軍大臣 吉田善吾
依願免官
　横須賀鎮守府司令長官海軍大将 及川古志郎
　軍事参議官海軍大将 塩沢幸一
免本職

9月6日
　海軍中将 豊田貞次郎
任海軍次官
　海軍次官 住山徳太郎
依願免官

9月10日
退役海軍大将山屋他人は薨去せり(74)

9月20日
　練習艦隊司令官海軍中将 清水光美
免本職

9月30日
　海軍中将従四位勲二等 清水光美
補第三遣支艦隊司令長官
　第三遣支艦隊司令長官海軍中将 野村直邦
免本職

10月1日
　海軍航空本部長海軍中将 豊田貞次郎
免本職
　海軍中将 井上成美
補海軍航空本部長

10月15日
　海軍中将従四位勲二等 住山徳太郎
補佐世保鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 沢本頼雄
補第二遣支艦隊司令長官
　佐世保鎮守府司令長官海軍中将 平田昇
　第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 高須四郎
免本職
　後備役海軍大将男爵 安保清種
退役

11月15日
　海軍中将従三位勲一等 吉田善吾
　海軍中将正四位勲一等 山本五十六
　海軍中将正四位勲一等功三級 嶋田繁太郎
任海軍大将
　海軍大将従三位勲一等 吉田善吾
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲二等 平田昇
補第六艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 高須四郎
補第四艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲一等 細萱戊子郎
補第一遣支艦隊司令長官
　海軍中将従二位勲一等侯爵 小松輝久
補旅順要港部司令官
　海軍中将正五位勲二等 大熊政吉
補大湊要港部司令官
　第四艦隊司令長官海軍中将 片桐英吉
　第一遣支艦隊司令長官 海軍中将 谷本馬太郎
　大湊要港部司令官海軍中将 星埜守一
　旅順要港部司令官海軍中将 細萱戊子郎
免本職

11月27日
　海軍大将従二位勲一等功二級 野村吉三郎
任特命全権大使
　海軍大将従三位勲一等功四級 長谷川清
任台湾総督
　台湾総督 小林躋造
依願免官
　軍事参議官海軍大将 長谷川清
免本職

昭和15年末時
海軍大臣 海軍大将 及川古志郎
海軍次官 海軍中将 豊田貞次郎
海軍艦政本部長 海軍中将 豊田副武
海軍航空本部長 海軍中将 井上成美
軍令部総長 元帥海軍大将 博恭王
軍令部次長 海軍中将 近藤信竹
聯合艦隊司令長官 海軍大将 山本五十六
支那方面艦隊司令長官 海軍大将 嶋田繁太郎
第一艦隊司令長官 海軍大将 山本五十六（兼）
第二艦隊司令長官 海軍中将 古賀峯一
第四艦隊司令長官 海軍中将 高須四郎
第六艦隊司令長官 海軍中将 平田昇
第一遣支艦隊司令長官 海軍中将 細萱戊子郎
第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 沢本頼雄
第三遣支艦隊司令長官 海軍中将 清水光美
横須賀鎮守府司令長官 海軍大将 塩沢幸一
呉鎮守府司令長官 海軍中将 日比野正治
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 住山徳太郎
舞鶴鎮守府司令長官 海軍中将 小林宗之助
大湊要港部司令官 海軍中将 大熊政吉
鎮海要港部司令官 海軍中将 塚原二四三
馬公要港部司令官 海軍中将 高橋伊望
旅順要港部司令官 海軍中将侯爵 小松輝久
軍事参議官 海軍大将男爵 大角岑生
軍事参議官 海軍大将 永野修身
軍事参議官 海軍大将 百武源吾
軍事参議官 海軍大将子爵 加藤隆義
軍事参議官 海軍大将 吉田善吾
⭐︎海軍大将
有馬良橘（退役、枢密顧問官）
財部彪（退役）
野間口兼雄（退役）
博恭王（元帥、軍令部総長）
鈴木貫太郎（退役、枢密院副議長）
竹下勇（退役）
小栗孝三郎（退役）
岡田啓介（退役）
井出謙治（退役）
安保清種（退役）
百武三郎（後備役）
谷口尚真（退役）
山本英輔（予備役）
大角岑生（軍事参議官）
山梨勝之進（予備役）
小林躋造（予備役）
野村吉三郎（予備役、特命全権大使）
中村良三（予備役）
末次信正（予備役）
永野修身（軍事参議官）
高橋三吉（予備役）
藤田尚徳（予備役）
米内光政（予備役）
百武源吾（軍事参議官）
加藤隆義（軍事参議官）
長谷川清（台湾総督）
及川古志郎（海軍大臣）
塩沢幸一（横須賀鎮守府司令長官）
吉田善吾（軍事参議官）
山本五十六（聯合艦隊司令長官）
嶋田繁太郎（支那方面艦隊司令長官）

昭和16(1941)年

1月15日
　海軍中将正四位勲二等 片桐英吉
補第十一航空艦隊司令長官

2月5日
軍事参議官海軍大将男爵大角岑生は殉職せり(64)

2月27日
　海軍中将従四位勲二等 山本弘毅
補馬公要港部司令官
　馬公要港部司令官海軍中将 高橋伊望
免本職

4月1日
後備役を廃止し予備役に合す
　後備役海軍大将 百武三郎
予備役被仰付

4月4日
　海軍中将正四位勲二等 豊田貞次郎
任海軍大将
　海軍大将正四位勲二等 豊田貞次郎
任商工大臣
　海軍中将従四位勲二等 新見政一
補第二遣支艦隊司令長官
　海軍中将 沢本頼雄
任海軍次官
　海軍次官 豊田貞次郎
依願免官
　海軍大将 豊田貞次郎
予備役被仰付
　第二遣支艦隊司令長官海軍中将 沢本頼雄
免本職

4月9日
　海軍大将正三位勲一等功五級 永野修身
補軍令部総長
　軍令部総長元帥海軍大将 博恭王
　軍事参議官海軍大将 永野修身
免本職

4月10日
特設警備府司令長官を親補とす
　海軍中将従四位勲一等 谷本馬太郎
補海南警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 高橋伊望
補第三艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 南雲忠一
補第一航空艦隊司令長官

7月5日
　海軍中将従二位勲一等侯爵 小松輝久
補第一遣支艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等功五級 浮田秀彦
補旅順要港部司令官
　海軍中将従四位勲二等 杉山六蔵
補第三遣支艦隊司令長官
　第三遣支艦隊司令長官海軍中将 清水光美
　第一遣支艦隊司令長官海軍中将 細萱戊子郎
　旅順要港部司令官海軍中将侯爵 小松輝久
免本職

7月18日
　商工大臣海軍大将従三位勲一等 豊田貞次郎
任外務大臣兼拓務大臣

7月21日
　海軍中将従四位勲二等 清水光美
補第六艦隊司令長官
　第六艦隊司令長官海軍中将 平田昇
免本職

7月25日
　海軍中将従四位勲一等 細萱戊子郎
補第五艦隊司令長官

7月31日
　海軍中将正四位勲二等 平田昇
補南遣艦隊司令長官

8月11日
　海軍中将正四位勲一等 高須四郎
補第一艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 井上成美
補第四艦隊司令長官
　聯合艦隊司令長官兼第一艦隊司令長官海軍大将 山本五十六
免兼第一艦隊司令長官
　第四艦隊司令長官海軍中将 高須四郎
免本職
　海軍中将 沢本頼雄
補海軍航空本部長
　海軍航空本部長海軍中将 井上成美
免本職

9月1日
　海軍大将従三位勲一等功三級 塩沢幸一
補軍事参議官
　海軍大将従三位勲一等功三級 嶋田繁太郎
補横須賀鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲一等功五級 古賀峯一
補支那方面艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 近藤信竹
補第二艦隊司令長官
　海軍中将従四位勲二等 坂本伊久太
補鎮海要港部司令官
　横須賀鎮守府司令長官海軍大将 塩沢幸一
　第二艦隊司令長官海軍中将 古賀峯一
　軍令部次長海軍中将 近藤信竹
　鎮海要港部司令官海軍中将 塚原二四三
免本職
　海軍少将 伊藤整一
補軍令部次長

9月10日
　海軍中将従四位勲二等 塚原二四三
補第十一航空艦隊司令長官
　第十一航空艦隊司令長官海軍中将 片桐英吉
補海軍航空本部長
　海軍航空本部長海軍中将 沢本頼雄
免本職

9月18日
　海軍中将正四位勲一等 豊田副武
任海軍大将
　海軍大将正四位勲一等 豊田副武
補呉鎮守府司令長官
　海軍中将正四位勲一等 日比野正治
補軍事参議官
　海軍艦政本部長海軍大将 豊田副武
　呉鎮守府司令長官海軍中将 日比野正治
免本職
　海軍中将 岩村清一
補海軍艦政本部長

10月18日
　海軍大将従三位勲一等功三級 嶋田繁太郎
任海軍大臣
　海軍大将正三位勲一等 及川古志郎
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲一等 平田昇
補横須賀鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 小沢治三郎
補南遣艦隊司令長官
　海軍大臣 及川古志郎
　外務大臣兼拓務大臣 豊田貞次郎
依願免官
　横須賀鎮守府司令長官海軍大将 嶋田繁太郎
　南遣艦隊司令長官海軍中将 平田昇
免本職

10月30日
退役海軍大将谷口尚真は逝去せり(71)

11月20日
警備府司令長官を親補とす
旅順警備府司令長官を親補とす
商港警備府司令長官を親補とす
　海軍中将正四位勲二等 住山徳太郎
補軍事参議官
　海軍中将正四位勲一等 谷本馬太郎
補佐世保鎮守府司令長官
　海軍中将従四位勲二等功五級 砂川兼雄
補海南警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 坂本伊久太
補鎮海警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 山本弘毅
補馬公警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 大熊政吉
補大湊警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等功五級 浮田秀彦
補旅順警備府司令長官
　海軍中将従四位勲二等 小林仁
補大阪警備府司令長官
　佐世保鎮守府司令長官海軍中将 住山徳太郎
　海南警備府司令長官海軍中将 谷本馬太郎
　鎮海要港部司令官 海軍中将 坂本伊久太
　馬公要港部司令官 海軍中将 山本弘毅
　大湊要港部司令官 海軍中将 大熊政吉
　旅順要港部司令官 海軍中将 浮田秀彦
免本職

12月26日
　海軍中将従四位勲二等 河瀬四郎
補第三遣支艦隊司令長官
　第三遣支艦隊司令長官海軍中将 杉山六蔵
免本職

昭和16年末時
海軍大臣 海軍大将 嶋田繁太郎
海軍次官 海軍中将 沢本頼雄
海軍艦政本部長 海軍中将 岩村清一
海軍航空本部長 海軍中将 片桐英吉
軍令部総長 海軍大将 永野修身
軍令部次長 海軍中将 伊藤整一
聯合艦隊司令長官 海軍大将 山本五十六
支那方面艦隊司令長官 海軍中将 古賀峯一
第一艦隊司令長官 海軍中将 高須四郎
第二艦隊司令長官 海軍中将 近藤信竹
第三艦隊司令長官 海軍中将 高橋伊望
第四艦隊司令長官 海軍中将 井上成美
第五艦隊司令長官 海軍中将 細萱戊子郎
第六艦隊司令長官 海軍中将 清水光美
南遣艦隊司令長官 海軍中将 小沢治三郎
第一航空艦隊司令長官 海軍中将 南雲忠一
第十一航空艦隊司令長官 海軍中将 塚原二四三
第一遣支艦隊司令長官 海軍中将侯爵 小松輝久
第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 新見政一
第三遣支艦隊司令長官 海軍中将 河瀬四郎
横須賀鎮守府司令長官 海軍中将 平田昇
呉鎮守府司令長官 海軍大将 豊田副武
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 谷本馬太郎
舞鶴鎮守府司令長官 海軍中将 小林宗之助
大湊警備府司令長官 海軍中将 大熊政吉
鎮海警備府司令長官 海軍中将 坂本伊久太
馬公警備府司令長官 海軍中将 山本弘毅
旅順警備府司令長官 海軍中将 浮田秀彦
大阪警備府司令長官 海軍中将 小林仁
海南警備府司令長官 海軍中将 砂川兼雄
元帥 海軍大将 博恭王
軍事参議官 海軍大将 百武源吾
軍事参議官 海軍大将子爵 加藤隆義
軍事参議官 海軍大将 及川古志郎
軍事参議官 海軍大将 塩沢幸一
軍事参議官 海軍大将 吉田善吾
軍事参議官 海軍中将 日比野正治
軍事参議官 海軍中将 住山徳太郎
⭐︎海軍大将
有馬良橘（退役、枢密顧問官）
財部彪（退役）
野間口兼雄（退役）
博恭王（元帥）
鈴木貫太郎（退役、枢密院副議長）
竹下勇（退役）
小栗孝三郎（退役）
岡田啓介（退役）
井出謙治（退役）
安保清種（退役）
百武三郎（予備役）
山本英輔（予備役）
山梨勝之進（予備役）
小林躋造（予備役）
野村吉三郎（予備役、特命全権大使）
中村良三（予備役）
末次信正（予備役）
永野修身（軍令部総長）
高橋三吉（予備役）
藤田尚徳（予備役）
米内光政（予備役）
百武源吾（軍事参議官）
加藤隆義（軍事参議官）
長谷川清（台湾総督）
及川古志郎（軍事参議官）
塩沢幸一（軍事参議官）
吉田善吾（軍事参議官）
山本五十六（聯合艦隊司令長官）
嶋田繁太郎（海軍大臣）
豊田貞次郎（予備役）
豊田副武（呉鎮守府司令長官）

おわりに

　いよいよ日中戦争がはじまってデータ量が増しております。昭和16年だけで三分の一くらいあるんじゃないかなあ。残りは四年+αですがふたつに分けることになるのかなと思っています。まとめてみないとわかりませんが。

　次回は昭和その3です。ではまた次回お会いしましょう。

（カバー画像は航空母艦加賀）