日本海軍主要人事年表(7) 昭和その4(19年-)
日本海軍の主要人事を年表形式でまとめます。今回は昭和その4です。
前回は以下になります。
採録基準
元帥号の授与。
大将以上の進級。日露戦争までは中将、西南戦争までは少将を含める。
海軍大臣、海軍次官の任免。海軍卿、大輔を含む。
親補職の任免。
海軍軍令部次長、軍令部次長、海軍省外局のうち艦政本部・技術本部、航空本部、教育本部の長の任免。
その他親補職の確立以前の主要職(おおむねのちの親補職同等)の任免。
海軍大将以上の階級にあるものの本職の任免。
海軍勤務に由来すると推定できる爵位の授与および陞爵。
現役予備役後備役退役海軍大将の役務変更、死没その他身分の変更。海軍外の任官は現役を除いて親任官に限る。
昭和19(1944)年
2月15日
海軍中将従四位勲二等 志摩清英
補第五艦隊司令長官
第五艦隊司令長官海軍中将 河瀬四郎
免本職
2月19日
海軍中将従四位勲一等 原忠一
補第四艦隊司令長官
第四艦隊司令長官海軍中将 小林仁
免本職
2月21日
海軍大将正三位勲一等功三級 嶋田繁太郎
補軍令部総長
軍令部総長元帥海軍大将 永野修身
免本職
2月25日
第一艦隊司令長官海軍中将 南雲忠一
免本職
3月1日
海軍中将従三位勲一等功三級 高須四郎
海軍中将正四位勲一等功三級 野村直邦
海軍中将従三位勲一等 沢本頼雄
任海軍大将
海軍大将従三位勲一等 沢本頼雄
海軍中将正四位勲一等功二級 塚原二四三
補軍事参議官
海軍中将正四位勲一等 小沢治三郎
補第一機動艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官
海軍次官 沢本頼雄
依願免官
海軍大将 沢本頼雄
海軍次官事務取扱被仰付
海軍航空本部長海軍中将 塚原二四三
免本職
軍事参議官海軍中将 塚原二四三
兼補軍令部次長海軍航空本部長
第三艦隊司令長官海軍中将 小沢治三郎
免本職
3月4日
海軍中将正四位勲一等功三級 南雲忠一
補中部太平洋方面艦隊司令長官兼第十四航空艦隊司令長官
3月31日
海軍大将 古賀峯一
元帥府に列せられ特に元帥の称号を賜ふ
聯合艦隊司令長官海軍大将古賀峯一は殉職せり(58)
4月1日
海軍中将正四位勲一等 牧田覚三郎
補舞鶴鎮守府司令長官
海軍中将従四位勲一等功三級 大野一郎
補大阪警備府司令長官
舞鶴鎮守府司令長官海軍中将 大川内伝七
大阪警備府司令長官海軍中将 牧田覚三郎
免本職
5月2日
枢密顧問官退役海軍大将有馬良橘は薨去せり(82)
5月3日
海軍中将正四位勲二等 遠藤喜一
任海軍大将
海軍大将従三位勲一等 吉田善吾
補横須賀鎮守府司令長官
海軍大将従三位勲一等功三級 豊田副武
補聯合艦隊司令長官
軍事参議官海軍大将 吉田善吾
横須賀鎮守府司令長官海軍大将 豊田副武
免本職
第九艦隊司令長官海軍大将遠藤喜一は戦死せり(52)
5月18日
海軍大将従二位勲一等功二級 野村吉三郎
任枢密顧問官
6月15日
海軍中将従四位勲二等功三級 福留繁
補第二航空艦隊司令長官
6月18日
海軍大将従三位勲一等功四級 高須四郎
補軍事参議官
海軍中将正四位勲一等 三川軍一
補南西方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官
海軍中将正四位勲一等功三級 河瀬四郎
補第二南遣艦隊司令長官
南西方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官海軍大将 高須四郎
免本職兼職
第二南遣艦隊司令長官海軍中将 三川軍一
免本職
7月8日
海軍中将正四位勲一等功三級 南雲忠一
海軍中将正四位勲一等 高木武雄
任海軍大将
中部太平洋方面艦隊司令長官兼第十四航空艦隊司令長官海軍大将南雲忠一は戦死せり(57)
第六艦隊司令長官海軍大将高木武雄は戦死せり(52)
7月10日
海軍中将従四位勲二等 三輪茂義
補第六艦隊司令長官
海軍中将従四位勲二等功四級 吉良俊一
補第三航空艦隊司令長官
7月17日
海軍大将正四位勲一等功三級 野村直邦
任海軍大臣
海軍大将従三位勲一等 沢本頼雄
補呉鎮守府司令長官
海軍大臣 嶋田繁太郎
依願免官
海軍大将 沢本頼雄
海軍次官事務取扱被免
呉鎮守府司令長官海軍大将 野村直邦
軍事参議官海軍大将 沢本頼雄
免本職
7月18日
海軍中将 岡敬純
任海軍次官
7月22日
海軍大将従二位勲一等功一級 米内光政
任海軍大臣
海軍大臣在官中特に現役に列せしむ
海軍大将従三位勲一等功三級 野村直邦
補軍事参議官
海軍大臣 野村直邦
依願免官
8月2日
海軍大将従三位勲一等功一級 及川古志郎
補軍令部総長
海軍大将正三位勲一等 吉田善吾
海軍大将正三位勲一等功二級 嶋田繁太郎
補軍事参議官
海軍大将従三位勲一等功三級 野村直邦
補横須賀鎮守府司令長官兼海上護衛司令長官
海上護衛司令長官兼軍事参議官海軍大将 及川古志郎
免本職兼職
横須賀鎮守府司令長官海軍大将 吉田善吾
軍令部総長海軍大将 嶋田繁太郎
軍事参議官海軍大将 野村直邦
免本職
第一航空艦隊司令長官海軍中将角田覚治は戦死せり(53)
8月5日
海軍中将 井上成美
任海軍次官
海軍次官 岡敬純
依願免官
8月7日
海軍中将従四位勲一等功三級 寺岡謹平
補第一航空艦隊司令長官
8月10日
枢密院副議長海軍大将正二位勲一等功三級男爵 鈴木貫太郎
任枢密院議長
8月15日
南西方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官海軍中将正四位勲一等 三川軍一
兼補第三南遣艦隊司令長官
第三南遣艦隊司令長官海軍中将 岡新
免本職
9月2日
軍事参議官海軍大将高須四郎は薨去せり(59)
9月9日
海軍中将従四位勲二等功四級 岡敬純
補鎮海警備府司令長官
鎮海警備府司令長官 海軍中将 後藤英次
免本職
9月15日
海軍大将従三位勲一等功三級 野村直邦
補海上護衛司令長官
海軍中将正四位勲一等功二級 塚原二四三
補横須賀鎮守府司令長官
海軍中将正四位勲一等功三級 後藤英次
補北東方面艦隊司令長官兼第十二航空艦隊司令長官
横須賀鎮守府司令長官兼海上護衛司令長官海軍大将 野村直邦
軍事参議官兼軍令部次長海軍航空本部長海軍中将 塚原二四三
北東方面艦隊司令長官兼第十二航空艦隊司令長官海軍中将 戸塚道太郎
免本職兼職
海軍中将 戸塚道太郎
補海軍航空本部長
10月20日
海軍中将従四位勲二等功三級 大西瀧治郎
補第一航空艦隊司令長官
第一航空艦隊司令長官海軍中将 寺岡謹平
免本職
10月27日
退役海軍大将小栗孝三郎は薨去せり(76)
11月1日
海軍中将正四位勲一等功二級 大川内伝七
補南西方面艦隊司令長官兼第三南遣艦隊司令長官第十三航空艦隊司令長官
海軍中将従四位勲一等功三級 岡新
補大阪警備府司令長官
大阪警備府司令長官海軍中将 大野一郎
免本職
南西方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官第三南遣艦隊司令長官海軍中将 三川軍一
免本職兼職
11月4日
海軍中将従四位勲一等功二級 杉山六蔵
補佐世保鎮守府司令長官
海軍中将従四位勲二等功三級 伍賀啓次郎
補海南警備府司令長官
海軍中将 井上成美
補海軍艦政本部長
佐世保鎮守府司令長官顔軍中将侯爵 小松輝久
海南警備府司令長官海軍中将 松木益吉
海軍艦政本部長海軍中将 杉山六蔵
免本職
11月11日
海軍中将従四位勲一等功三級 寺岡謹平
補第三航空艦隊司令長官
第三航空艦隊司令長官海軍中将 吉良俊一
免本職
11月15日
第一機動艦隊司令長官兼第三艦隊司令長官海軍中将 小沢治三郎
免本職兼職
11月18日
海軍中将 渋谷隆太郎
補海軍艦政本部長
海軍艦政本部長海軍中将 井上成美
免本職
海軍中将 小沢治三郎
補軍令部次長
軍令部次長海軍中将 伊藤整一
免本職
12月5日
海軍中将正四位勲一等功三級 後藤英次
補第十二航空艦隊司令長官
北東方面艦隊司令長官兼第十二航空艦隊司令長官海軍中将 後藤英次
免本職兼職
12月10日
海軍中将従四位勲二等功五級 岸福治
補第一護衛艦隊司令長官
12月19日
海軍大将正三位勲一等功五級 小林躋造
任国務大臣
12月23日
海軍中将従四位勲二等功四級 伊藤整一
補第二艦隊司令長官
第二艦隊司令長官海軍中将 栗田健男
免本職
12月29日
予備役海軍大将末次信正は薨去せり(64)
12月30日
海軍大将正三位勲一等功一級 長谷川清
補軍事参議官
台湾総督 長谷川清
依願免官
昭和19(1944)年末時
海軍大臣 海軍大将 米内光政
海軍次官 海軍中将 井上成美
海軍艦政本部長 海軍中将 渋谷隆太郎
海軍航空本部長 海軍中将 戸塚道太郎
軍令部総長 海軍大将 及川古志郎
軍令部次長 海軍中将 小沢治三郎
聯合艦隊司令長官 海軍大将 豊田副武
支那方面艦隊司令長官 海軍大将 近藤信竹
南西方面艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七
南東方面艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一
第二艦隊司令長官 海軍中将 伊藤整一
第四艦隊司令長官 海軍中将 原忠一
第五艦隊司令長官 海軍中将 志摩清英
第六艦隊司令長官 海軍中将 三輪茂義
第八艦隊司令長官 海軍中将男爵 鮫島具重
第一南遣艦隊司令長官 海軍中将 田結穣
第二南遣艦隊司令長官 海軍中将 河瀬四郎
第三南遣艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七(兼)
第四南遣艦隊司令長官 海軍中将 山縣正郷
第一航空解除司令長官 海軍中将 大西瀧治郎
第二航空艦隊司令長官 海軍中将 福留繁
第三航空艦隊司令長官 海軍中将 寺岡謹平
第十一航空艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一(兼)
第十二航空艦隊司令長官 海軍中将 後藤英次
第十三航空艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七(兼)
第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 副島大助
横須賀鎮守府司令長官 海軍中将 塚原二四三
呉鎮守府司令長官 海軍大将 沢本頼雄
佐世保鎮守府司令長官 海軍中将 杉山六蔵
舞鶴鎮守府司令長官 海軍中将 牧田覚三郎
大湊警備府司令長官 海軍中将 井上保雄
鎮海敬慕府司令長官 海軍中将 岡敬純
高雄警備府司令長官 海軍中将 福田良三
大阪警備府司令長官 海軍中将 岡新
海南警備府司令長官 海軍中将 伍賀啓次郎
海上護衛司令長官 海軍大将 野村直邦
第一護衛艦隊司令長官 海軍中将 岸福治
元帥 海軍大将 博恭王
軍事参議官 海軍大将子爵 加藤隆義
軍事参議官 海軍大将 長谷川清
軍事参議官 海軍大将 吉田善吾
軍事参議官 海軍大将 嶋田繁太郎
⭐︎海軍大将財部彪(退役)
博恭王(元帥)鈴木貫太郎(退役、枢密院議長)竹下勇(退役)岡田啓介(退役)井出謙治(退役)安保清種(退役)百武三郎(退役)山本英輔(予備役)山梨勝之進(予備役)小林躋造(予備役、国務大臣)野村吉三郎(予備役、枢密顧問官)中村良三(予備役)
永野修身(元帥)高橋三吉(予備役)藤田尚徳(予備役)
米内光政(海軍大臣)百武源吾(予備役)
加藤隆義(軍事参議官)
長谷川清(軍事参議官)
及川古志郎(軍令部総長)
吉田善吾(軍事参議官)
嶋田繁太郎(軍事参議官)豊田貞次郎(予備役)
豊田副武(聯合艦隊司令長官)
近藤信竹(支那方面艦隊司令長官)
野村直邦(海上護衛司令長官)
沢本頼雄(呉鎮守府司令長官)
昭和20(1945)年
1月8日
海軍中将正四位勲一等功三級 田結穣
補第十三航空艦隊司令長官兼第一南遣艦隊司令長官
南西方面艦隊司令長官兼第三南遣艦隊司令長官第十三航空艦隊司令長官海軍中将 大川内伝七
免兼第十三航空艦隊司令長官
第一南遣艦隊司令長官海軍中将 田結穣
第二航空艦隊司令長官海軍中将 福留繁
免本職
1月13日
海軍中将正四位勲二等功三級 福留繁
補第十三航空艦隊司令長官兼第一南遣艦隊司令長官
第十三航空艦隊司令長官兼第一南遣艦隊司令長官海軍中将 田結穣
免本職兼職
1月20日
軍事参議官海軍大将 嶋田繁太郎
予備役被仰付
1月29日
海軍中将従四位勲二等 柴田弥一郎
補第二南遣艦隊司令長官
第二南遣艦隊司令長官海軍中将 河瀬四郎
免本職
2月5日
海軍中将正四位勲二等功三級 福留繁
補第十方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官第一南遣艦隊司令長官
第十三航空艦隊司令長官兼第一南遣艦隊司令長官海軍中将 福留繁
免本職兼職
第五艦隊司令長官海軍中将 志摩清英
免本職
2月10日
海軍中将従四位勲二等功三級 宇垣纒
補第五航空艦隊司令長官
2月15日
海軍中将正四位勲一等功三級 後藤英次
補大湊警備府司令長官兼第十二航空艦隊司令長官
第十二航空艦隊司令長官海軍中将 後藤英次
大湊警備府司令長官海軍中将 井上保雄
免本職
3月1日
海軍中将正四位勲一等功三級 田結穣
補舞鶴鎮守府司令長官
海軍中将従四位勲二等 前田稔
補第十航空艦隊司令長官
国務大臣 小林躋造
依願免官
舞鶴鎮守府司令長官海軍中将 牧田覚三郎
免本職
予備役海軍大将中村良三は薨去せり(66)
3月10日
第四艦隊司令長官海軍中将 山縣正郷
補軍令部出仕
3月15日
海軍中将従四位勲二等 宇垣完爾
補大湊警備府司令長官兼第十二航空艦隊司令長官
大湊警備府司令長官兼第十二航空艦隊司令長官海軍中将 後藤英次
免本職兼職
3月17日
海軍中将 山縣正郷
任海軍大将
軍令部出仕海軍大将山縣正郷は戦死せり(53)
4月7日
枢密院議長海軍大将正二位勲一等功三級男爵 鈴木貫太郎
任内閣総理大臣
内閣総理大臣 鈴木貫太郎
兼任外務大臣大東亜大臣
海軍大将正三位勲一等 豊田貞次郎
任軍需大臣兼運輸通信大臣
海軍中将正四位勲二等功四級 伊藤整一
任海軍大将
第二艦隊司令長官海軍大将伊藤整一は戦死せり(54)
4月9日
内閣総理大臣兼外務大臣大東亜大臣 鈴木貫太郎
免兼外務大臣大東亜大臣
4月11日
軍需大臣兼運輸通信大臣 豊田貞次郎
免兼運輸通信大臣
4月15日
海軍中将従四位勲二等功五級 岸福治
補第七艦隊司令長官兼第一護衛艦隊司令長官
第一護衛艦隊司令長官海軍中将 岸福治
免本職
4月20日
海軍中将従四位勲二等 山口儀三朗
補鎮海警備府司令長官
鎮海警備府司令長官海軍中将 岡敬純
免本職
4月25日
海軍総司令長官は親補とす
聯合艦隊司令長官海軍大将正三位勲一等功二級 豊田副武
兼補海軍総司令長官
海軍中将従四位勲一等功四級 藤田類太郎
補第二遣支艦隊司令長官
第二遣支艦隊司令長官海軍中将 副島大助
免本職
5月1日
海軍大将正三位勲一等功二級 豊田副武
補海軍総司令長官兼聯合艦隊司令長官海上護衛司令長官
海軍大将従三位勲一等功三級 野村直邦
海軍大将従三位勲一等 沢本頼雄
海軍中将従三位勲一等功二級 塚原二四三
補軍事参議官
海軍中将正四位勲一等功二級 戸塚道太郎
補横須賀鎮守府司令長官
海軍中将従四位勲一等 金沢正夫
補呉鎮守府司令長官
海軍中将正三位勲二等侯爵 醍醐忠重
補第六艦隊司令長官
聯合艦隊司令長官兼海軍総司令長官海軍大将 豊田副武
免本職兼職
海上護衛司令長官海軍大将 野村直邦
呉鎮守府司令長官海軍大将 沢本頼雄
横須賀鎮守府司令長官海軍中将 塚原二四三
海軍航空本部長海軍中将 戸塚道太郎
第六艦隊司令長官海軍中将 三輪茂義
免本職
海軍中将 井上成美
補海軍航空本部長
5月10日
海軍中将従四位勲一等 志摩清英
補高雄警備府司令長官兼第一航空艦隊司令長官
高雄警備府司令長官海軍中将 福田良三
第一航空艦隊司令長官海軍中将 大西瀧治郎
免本職
5月15日
海軍中将従三位勲一等功二級 塚原二四三
海軍中将従三位勲一等功三級 井上成美
任海軍大将
海軍大将従三位勲一等功二級 近藤信竹
海軍大将従三位勲一等功三級 井上成美
補軍事参議官
海軍中将正四位勲一等 福田良三
補支那方面艦隊司令長官
海軍中将 多田武雄
任海軍次官
海軍次官 井上成美
依願免官
支那方面艦隊司令長官海軍大将 近藤信竹
海軍航空本部長海軍大将 井上成美
免本職
海軍中将 和田操
補海軍航空本部長
5月19日
軍令部次長海軍中将 小沢治三郎
免本職
海軍中将 大西瀧治郎
補軍令部次長
5月29日
海軍大将正三位勲一等功一級 及川古志郎
補軍事参議官
海軍大将正三位勲一等功二級 豊田副武
補軍令部総長
海軍中将正四位勲一等 小沢治三郎
補海軍総司令長官兼聯合艦隊司令長官海上護衛司令長官
軍令部総長海軍大将 及川古志郎
免本職
海軍総司令長官兼聯合艦隊司令長官海上護衛司令長官海軍大将 豊田副武
6月1日
軍事参議官海軍大将子爵 加藤隆義
軍事参議官海軍大将 吉田善吾
予備役被仰付
6月15日
高雄警備府司令長官兼第一航空艦隊司令長官海軍中将 志摩清英
免兼第一航空艦隊司令長官
7月10日
舞鶴鎮守府司令長官海軍中将正四位勲一等功三級 田結穣
兼補第一護衛艦隊司令長官
第七艦隊司令長官兼第一護衛艦隊司令長官海軍中将 岸福治
免兼第一護衛艦隊司令長官
8月15日
ポツダム宣言受諾
第五航空艦隊司令長官海軍中将宇垣纒は戦死せり(55)
8月16日
軍令部次長海軍中将大西瀧治郎は卒去せり(54)
8月17日
海軍中将従四位勲二等功三級 草鹿龍之介
補第五航空艦隊司令長官
内閣総理大臣 鈴木貫太郎
軍需大臣 豊田貞次郎
依願免官
8月20日
海軍中将従四位勲二等功四級 大森仙太郎
補第七艦隊司令長官
海軍中将 高柳儀八
補軍令部次長
第七艦隊司令長官海軍中将 岸福治
免本職
8月25日
海軍総司令長官兼聯合艦隊司令長官海上護衛司令長官海軍中将 小沢治三郎
免兼海上護衛司令長官
舞鶴鎮守府司令長官兼第一護衛艦隊司令長官海軍中将 田結穣
免兼第一護衛艦隊司令長官
8月26日
海軍中将従四位勲二等 山田定義
補第三航空艦隊司令長官
第三航空艦隊司令長官海軍中将 寺岡謹平
免本職
9月1日
軍事参議官海軍大将 近藤信竹
軍事参議官海軍大将 沢本頼雄
待命被仰付
9月5日
海軍大将 及川古志郎
海軍大将 近藤信竹
海軍大将 沢本頼雄
予備役被仰付
9月15日
第六艦隊司令長官海軍中将侯爵 醍醐忠重
第七艦隊司令長官海軍中将 大森仙太郎
免本職
10月1日
第三航空艦隊司令長官海軍中将 山田定義
第十航空艦隊司令長官海軍中将 前田稔
免本職
10月10日
軍事参議官海軍大将 野村直邦
軍事参議官海軍大将 塚原二四三
軍事参議官海軍大将 井上成美
待命被仰付
海軍総司令長官兼聯合艦隊司令長官海軍中将 小沢治三郎
予備役被仰付
第五航空艦隊司令長官海軍中将 草鹿龍之介
免本職
10月15日
軍令部総長海軍大将 豊田副武
軍令部次長海軍中将 高柳儀八
補海軍省出仕
海軍大将 野村直邦
海軍大将 塚原二四三
海軍大将 井上成美
予備役被仰付
11月1日
海軍艦政本部長海軍中将 渋谷隆太郎
海軍航空本部長海軍中将 和田操
予備役被仰付
11月15日
佐世保鎮守府司令長官海軍中将 杉山六蔵
舞鶴鎮守府司令長官海軍中将 田結穣
大阪警備府司令長官海軍中将 岡新
呉鎮守府司令長官海軍中将 金沢正夫
鎮海警備府司令長官海軍中将 山口儀三郎
免本職
大湊警備府司令長官兼第十二航空艦隊司令長官海軍中将 宇垣完爾
免本職兼職
11月20日
海軍中将 三戸寿
任海軍次官
海軍次官 多田武雄
依願免官
横須賀鎮守府司令長官海軍中将 戸塚道太郎
免本職
11月30日
元帥府条例廃止
海軍武官服役令廃止
海軍大臣 米内光政
海軍次官 三戸寿
依願免官
元帥海軍大将 博恭王
退役
海軍大将 米内光政
海軍大将 長谷川清
海軍大将 豊田副武
予備役被仰付
12月15日
海軍大将正二位勲一等功三級男爵 鈴木貫太郎
任枢密院議長
昭和20年末時
支那方面艦隊司令長官 海軍中将 福田良三
南西方面艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七
南東方面艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一
第十方面艦隊司令長官 海軍中将 福留繁
第四艦隊司令長官 海軍中将 原忠一
第八艦隊司令長官 海軍中将男爵 鮫島具重
第一南遣艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
第二南遣艦隊司令長官 海軍中将 柴田弥一郎
第三南遣艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七(兼)
第十一航空艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一(兼)
第十三航空艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
第二遣支艦隊司令長官 海軍中将 藤田類太郎
高雄警備府司令長官 海軍中将 志摩清英
海南警備府司令長官 海軍中将 伍賀啓次郎
⭐︎海軍大将
財部彪
博恭王(元帥)
鈴木貫太郎(枢密院議長)
竹下勇
岡田啓介
井出謙治
安保清種
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎(枢密顧問官)
永野修身(元帥)
高橋三吉
藤田尚徳
米内光政
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
戦後
昭和20(1945)年11月30日に海軍省が廃止されると同時に元帥府条例、海軍武官服役令などが廃止されて内地にいた海軍士官はすべて予備役に編入された。
昭和21(1946)年6月15日に海軍将校分限令が廃止されて海軍士官の身分の根拠となる法令が存在しなくなり、本来終身官とされた海軍士官の階級を失った。
ただし外地にいる将兵については、これらの法令が廃止されたあとも復員まで効力を有するとされた。帰国復員するまでは日本という国家がその身分に責任を負ったのである。
なお日本国憲法の施行にともない華族制度は廃止され爵位も消失した。
昭和21(1946)年
3月5日
第八艦隊司令長官海軍中将男爵 鮫島具重
予備役被仰付
3月15日
第四艦隊司令長官海軍中将 原忠一
予備役被仰付
4月11日
海南警備府司令長官海軍中将 伍賀啓次郎
充員召集を解除す
4月30日
高雄警備府司令長官海軍中将 志摩清英
予備役被仰付
6月13日
枢密院議長 鈴木貫太郎
枢密顧問官 野村吉三郎
依願免官
6月15日
海軍将校分限令廃止
7月1日
もと海軍大将竹下勇は逝去せり(76)
7月15日
支那方面艦隊司令長官海軍中将 福田良三
予備役被仰付
8月7日
第二遣支艦隊司令長官海軍中将 藤田類太郎
予備役被仰付
8月16日
もと元帥海軍大将博恭王は薨去せり(70)
10月30日
もと海軍大将井出謙治は逝去せり(76)
昭和21年末時
南西方面艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七
南東方面艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一
第十方面艦隊司令長官 海軍中将 福留繁
第一南遣艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
第二南遣艦隊司令長官 海軍中将 柴田弥一郎
第三南遣艦隊司令長官 海軍中将 大川内伝七(兼)
第十一航空艦隊司令長官 海軍中将 草鹿任一(兼)
第十三航空艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
⭐︎もと海軍大将
財部彪
鈴木貫太郎
岡田啓介
安保清種
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
永野修身
高橋三吉
藤田尚徳
米内光政
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和22(1947)年
1月5日
もと元帥海軍大将永野修身は薨去せり(66)
1月25日
南西方面艦隊司令長官兼第三南遣艦隊司令長官海軍中将大川内伝七は復員せり
2月7日
南東方面艦隊司令長官兼第十一航空艦隊司令長官海軍中将 草鹿任一
予備役被仰付
5月16日
第二南遣艦隊司令長官海軍中将柴田弥一郎は復員せり
5月3日
日本国憲法施行
昭和22年末時
第十方面艦隊司令長官 海軍中将 福留繁
第一南遣艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
第十三航空艦隊司令長官 海軍中将 福留繁(兼)
⭐︎もと海軍大将
財部彪
鈴木貫太郎
岡田啓介
安保清種
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
米内光政
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和23(1948)年
2月27日
第十方面艦隊司令長官兼第十三航空艦隊司令長官第一南遣艦隊司令長官海軍中将 福留繁
解員
4月17日
もと海軍大将鈴木貫太郎は逝去せり(80)
4月20日
もと海軍大将米内光政は逝去せり(68)
6月8日
もと海軍大将安保清種は逝去せり(77)
昭和23年末時
⭐︎もと海軍大将
財部彪
岡田啓介
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和24(1949)年
1月13日
もと海軍大将財部彪は逝去せり(81)
昭和24年末時
☆もと海軍大将
岡田啓介
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和27(1952)年
10月10日
もと海軍大将岡田啓介は逝去せり(84)
昭和27年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
近藤信竹
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和28(1953)年
2月19日
もと海軍大将近藤信竹は逝去せり(66)
昭和28年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
加藤隆義
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和30(1955)年
2月10日
もと海軍大将加藤隆義は逝去せり(68)
昭和30年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
豊田副武
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和32(1957)年
9月22日
もと海軍大将豊田副武は逝去せり(72)
昭和32年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
及川古志郎
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和33(1958)年
5月9日
もと海軍大将及川古志郎は逝去せり(75)
昭和33年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
豊田貞次郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和36(1961)年
11月21日
もと海軍大将豊田貞次郎は逝去せり(76)
昭和36年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山本英輔
山梨勝之進
小林躋造
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和37(1962)年
7月4日
もと海軍大将小林躋造は逝去せり(84)
7月27日
もと海軍大将山本英輔は逝去せり(86)
昭和37年末時
☆もと海軍大将
百武三郎
山梨勝之進
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和38(1963)年
10月30日
もと海軍大将百武三郎は逝去せり(91)
昭和38年末時
⭐︎もと海軍大将
山梨勝之進
野村吉三郎
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和39(1964)年
5月8日
もと海軍大将野村吉三郎は逝去せり(86)
昭和39年末時
⭐︎もと海軍大将
山梨勝之進
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
野村直邦
沢本頼雄
塚原二四三
井上成美
昭和40(1965)年
6月29日
もと海軍大将沢本頼雄は逝去せり(78)
昭和40年末時
⭐︎もと海軍大将
山梨勝之進
高橋三吉
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
吉田善吾
嶋田繁太郎
野村直邦
塚原二四三
井上成美
昭和41(1966)年
1月10日
もと海軍大将塚原二四三は逝去せり(78)
6月15日
もと海軍大将高橋三吉は逝去せり(83)
11月14日
もと海軍大将吉田善吾は逝去せり(81)
昭和41年末時
⭐︎もと海軍大将
山梨勝之進
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
嶋田繁太郎
野村直邦
井上成美
昭和42(1967)年
12月17日
もと海軍大将山梨勝之進は逝去せり(90)
昭和42年末時
⭐︎もと海軍大将
藤田尚徳
百武源吾
長谷川清
嶋田繁太郎
野村直邦
井上成美
昭和45(1970)年
7月23日
もと海軍大将藤田尚徳は逝去せり(89)
9月2日
もと海軍大将長谷川清は逝去せり(87)
昭和45年末時
⭐︎もと海軍大将
百武源吾
嶋田繁太郎
野村直邦
井上成美
昭和48(1973)年
12月12日
もと海軍大将野村直邦は逝去せり(88)
昭和48年末時
⭐︎もと海軍大将
百武源吾
嶋田繁太郎
井上成美
昭和50(1975)年
12月15日
もと海軍大将井上成美は逝去せり(86)
昭和50年末時
⭐︎もと海軍大将
百武源吾
嶋田繁太郎
昭和51(1976)年
1月15日
もと海軍大将百武源吾は逝去せり(93)
6月7日
もと海軍大将嶋田繁太郎は逝去せり(92)
昭和51年末時
⭐︎もと海軍大将
なし
おわりに
どうにか完結しました。めちゃくちゃ手間がかかったわりにはおもしろくありません。読み物ではなく資料的に活用されればと思います。
それにしてもアジ歴の辞令公報は探し物がしづらいです。検索できないのも厳しい。
次回は構想中。伝記の続きかなあ。
ではまた次回お会いしましょう。
(カバー画像は海防艦宇久)
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