ある日突然「墓地」を相続したら?
こんにちはRYUです。唐突ですが・・・皆さん「墓地」って管理されてますか? ウチは母方のお墓が名古屋市内にあるのですが、父の遺品を整理していたら、三重県鳥羽市にも墓地の契約がある!ことが分かりました。私も家族も、これまで全く存在を知らなかった未知の墓地です。使うアテもないので、しばらく放置しようかと思ったのですが・・・その後思わぬ方向に事態が展開したので、今日はこちらの報告をしてみたいと思います。
墓地は突然に
こちらが今回発見された墓地の契約書です。契約の日付は、はるか45年前の昭和53年(1978年)。1区画を購入し永代使用料も同時に支払ったようですが、私自身も母も兄弟も、墓の存在は全く知りませんでした。
この墓地、私や家族が住んでいる名古屋市からは車か近鉄特急で、2時間程度の距離にあります。十分「旅行」にあたる距離なので、頻繁に墓参りに行くのは無理。なぜ父がこの地に墓地を購入したのか?全く分かりません。
事態は思わぬ方向に
まずは電話で管理事務所に問い合わせて、この墓地が今も存在しているのか?聞いてみたのですが・・・早々に調べて頂いた結果、「ございますよ♪」とのご返事。墓石さえ立てれば、永年使用できるそうです。
とりあえず存在確認できたので、しばらく放っておくかと思っていたら・・・私の恩師からLINEにメッセージが入りました。
「鳥羽にリゾートマンション買ったんだけど、週末見に来てよ!」
ハア?( ゚д゚) 唐突だなあと思って場所を聞いてみたら、なんとこの墓地のすぐ近く。これは何かの導きかもしれないと思い(笑)、問題の墓地とリゾートマンションに行ってみることにしました。まさか行くことになるとはね・・・。
名古屋から2時間強で到着
そんなわけで週末、朝9時に出発して11:30くらいに墓地に到着。山深いところなんですが、前週に台風が通過して大雨が振ったため、途中の山道には流れ出た木の枝や土砂が堆積していました。
全部で5,000区画らしいですが、驚くほど広いです。墓石はまばら・・・なので目印になるモノが少なく、父が契約した区画を自力で調べるのは多分無理。事務室に「マップがないか?」聞いたところ、管理人の方に案内頂けることになりました。
到着までに既にかなりの登り坂でしたが、ここからさらに、墓地の急斜面を上がります。
車を降りて見渡すと、ホントに広い!圧倒されます。そして案内されたのが・・・
この区画でした。正面の墓石の手前にある箇所です。管理人のお話によると、「契約時に父もこの場所を現地確認しているはず」とのことでした。
墓の正面は鳥羽方面なので、眺望はいたって良好です。父は自分がこの場所の墓に入る気だったのか??分かりませんが、まだ納骨していないので、ここに埋葬することも可能です。親族会議して決めますかね。
墓地からリゾートマンションへ
それでは続いて、恩師のリゾートマンションに行ってみることに。鳥羽駅から車で15分ほどの距離で、ご覧の通りの豪奢なマンションでした。別荘で購入した人が多いとのことですが、常時居住している方も20家庭ほど有るそうです。
眼の前に菅島、遠方に答志島が見える眺望はなんともリッチ。海も正面にありますが、遊泳できる砂浜は無いようです。
3LDKの室内も、リタイヤ夫婦の生活には十分な広さ。壁紙や家電などリフォームしたそうですが、どれくらいの頻度で来るのか?聞いてみたところ・・・「鳥羽まで遠いし、ここでやることもないので月に1度くらいしか来ない」とのこと(汗)。まだ購入して3ヶ月なのに、何とももったいない話でした。
定年後に住み替えたりリゾートマンションを買ったり、介護つき物件に入る方は多いですが・・・よく考えないと失敗しそうです。
そんなわけで、ゆっくり観光できなかったのが残念ですが、恩師のリゾートマンションと放置するはずだった墓地を早々に現地確認することが出来ました。これはこれで良かったかなと思います。後は父を鳥羽に埋葬するか?家族会議で決めることにします。
労力をかけた分、ちゃんと物事が進行したのか?よく分からない一日だったのですが、こんな状況のことを関西では「墓地墓地でんな」って表現するんでしょうかね? (汗)。 (RYU)