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スーパーフォーミュラ第2戦(富士)を観戦してきました

こんにちはRYUです。皆さん、モータースポーツを観戦した経験はありますか?バブル時代には日本にも「F1ブーム」が到来し、トヨタやホンダが参戦したり、日本人ドライバーが活躍したり・・・という時代もあったのですが、基本的に日本で「モータースポーツ」は現在に至るまで、残念ながらマイナースポーツのままです。

そんな日本のモータースポーツの最高峰に位置する「スーパーフォーミュラ」の開幕戦に行く機会があったので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。

始まりはチケットから

観戦の始まりは、私が参加しているレーシングチームの監督から招待券をもらったことから始まります。通常、レースは「土曜日に予選→日曜日に決勝」というタイムスケジュールになるのですが、今回のレースは土曜/日曜にそれぞれ予選/決勝があり、2度のレースが楽しめる設定です。個人的に土曜は母親の介護・・・があったので、日曜だけ行ってみることにしました。

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スーパーフォーミュラとは?

「スーパーフォーミュラ」はF1と同様な、タイヤ4輪が露出したレーシングカーです。「日本で最高格式のレース」であることは前述の通りなんですが、使用される車の解説はこちらを参照ください。

シャシー(車体)は全車統一でイタリアのダラーラ製。エンジンはトヨタ/ホンダの4気筒2000ccターボエンジンで、最高出力は550馬力程度、最高速度は約290㎞/hです。

ちなみに現在のF1は、このエンジンより小さい1600ccのターボですが、1000馬力以上を発生。最高速度は370Km/hに達します。これを可能にするのがターボの過給圧とハイブリッドシステム・・・なんですが、たぶん多くの方にとって退屈な話になるので、関心がある方は上のリンクの解説を見てくださいね。

富士スピードウェイに到着

そんなわけで日曜日の朝に地元・名古屋を出発し、11時半くらいに富士スピードウェイに到着しました。国内最高峰なのに、人気は今ひとつのこのレース。集客を心配しましたが、予想以上にお客さんが集まっていました。

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パドック内では、レーシングドライバーのトークイベントが行われたりとか・・・

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あちこちでスポンサーのPRブース、物販ブースが出ています。以前ほど多くないですが、こちらも漸くコロナ明け?のようで活気がありました。ヨコハマタイヤのブースで展示されている車は、スーパーフォーミュラの前身、F3000時代のレースカーです。

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こちらの一角では、今回レースに参加しているチームのPRブースが。弊社の取引先でもある「興和薬品」がスポンサードするチームでは、「スーパーフォーミュラ・ライツ」のレースカーが展示されていました。「ライツ」はスーパーフォーミュラよりエンジンや車体の規格が小さいシリーズです。こんな小さなクルマですが、エンジン出力は300馬力程度。直線スピードは250㎞以上に達します。

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バンテリン・チームのレーサーは2名なんですが、右側は「後藤久美子」さんと、往年のF1レーサー「ジャン・アレジ」さんの息子であるジュリアーノさん。外見はフランス人ですが、日本語堪能です。

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こちらがジュリアーノさんのインタビュー動画なんですが・・・本当にお父さんにソックリ・・というか父・ご本人に見えます。出生の秘密は絶対ありません。

いよいよレース開始

こんな感じでサーキット内を色々見ているうちに、13:30にレースカーがコースインし、ウォームアップ走行開始。ピットから車が出てきて、いよいよ決勝レースが始まりました。

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4気筒のエンジンでは排気音が迫力に欠けるんじゃないか?と危惧したのですが、高回転まで吹けきる実にイイ音!でした。しかもめちゃ速い!1周約4キロのコースを1分20秒程度で周回します。私がこのコースで、EP82車両(以下画像)で練習走行する際のラップタイムが2分20秒程度。1周だけで1分の差がつくスピード差ということになります。

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▲こちらがEP82(スターレット)レース車両

私を含め、一般の人がこのフォーミュラカーを運転したら?たぶん加減速とコーナーの横G(重力)で失神すると思います(汗)。

さて、8分間のウォームアップが終わると、スターティンググリッドにレースカーが並びます。

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こちらの車が、先ほど紹介した後藤久美子&ジャン・アレジの息子ジュリアーノさんのレースカー。今日は21台中、予選10位でした。タイヤラックの横にいる、白いインナーウエアを着ているのが彼です。

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この後いよいよスタート!したのですが、決勝レースは私がリポートをしてもあまり意味がない・・ので、どんなレース展開だったか?はこちらをご覧頂けたらと思います。スーパーフォーミュラはエンジンが軽くてハンドリングが良さそうな車で、コーナーではあちこちで接近戦が見られ面白い展開になりました。

こちらがレース後の表彰台。昨年度チャンピオンの野尻選手が、予選1位から盤石のレース運びで優勝しました。場内の大型モニターで見る限り、ステアリング操作も加減速も非常にスムーズなドライビング。車が全く違うけど、第一コーナーのアプローチは参考になりました。

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個人的に練習走行や、年に一度の実戦レースに参加するためサーキットには良く行くのですが、観戦したのは久しぶりでした。やっぱり、自分がいつも乗る車よりはるかに速い!レースカーを見ると気持ちがアガりますし、ドライビングの参考にもなります。次は鈴鹿のレースを見てみよう!と思いました。皆さんも機会あらば、ぜひ観戦してみてください! (RYU)