年に一度の「7時間耐久レース」に出場してきました
こんにちはRYUです。GWはいかがでしたか?私は前半は介護の用事、後半は毎年恒例となった「もてぎ7時間耐久レース」に出場してきました。
終わってみると意外な結果?!になったので、今回はこちらの報告をしてみたいと思います。
2012年から出場
「JOY耐」はアマチュアレーサーが本格的なレースを楽しむための競技で、プロのレーサーの参加はごく一部です。3~5人のドライバーで分担して7時間を走るのですが、最初に参加したのは2012年。途中、参加しない年やコロナで中止になった年もありましたが、早くも10年が経過しました。
こんなクルマで参加
こちらがウチのチームのレースカー、N1仕様のトヨタ・スターレットです。ベースは1980年代に販売していた小型車なんですが、車重750kg程度という軽さが武器。100PS程度のエンジン出力ながら、直線では180km以上のスピードが出ます。もちろんマニュアル車でエアコンは付いていません。開催時期が真夏の場合は、脱水症状になってしまうほど暑いです。
重大なミッション
名古屋から栃木まで、東京で前泊して到着すると天気は良好。快晴に近い青空でした。金曜の到着から土曜の予選まで無事に終えたのですが、チーム監督から思わぬ重大ミッションを受けることに。それは・・・。
「スタートドライバー」をやらないか?
とのこと。自動車レースはスタート時が最も混乱になりやすいので、下手をすると大きく出遅れたり、最悪の場合は接触してクルマが壊れたりします。自分が失敗すると他の2名のドライバーに迷惑を掛けることになりますし、プレッシャーは大きいんですが・・・。めったにない機会なのでお受けすることにしました。
朝9時に決勝スタート
決勝は日曜の朝9時にスタート。7時間後(午後16時)のゴールを目指します。懸案だったスタートも無難に終えて、ご覧のような快走♪だったのですが・・・
私を含む3人のドライバーが各11周を走行した後、私が35周の長丁場(約100分)の走行を始めた後に異変が(汗)。
エンジンとクラッチにトラブル発生
なんだかクラッチが滑っていて、エンジンのパワーがアクセルを踏んだ後、時間差で出てきます。「ヤバい状態」であることを理解し、ペースを落として35周の走行を終えてピットに戻ると・・・オフィシャルから「オイルが漏れている」という指摘も受けました。ドライバーからは見えないのですが、車体の後方に油煙が上がっていたようです。
いつもお世話いただいている専門のメカニックが帯同してくれているので至急調べてもらったんですが・・・。オイル漏れの箇所が排気管の上にあり、「このまま走行するのは危険」という判断になりました。専門的に言うとクランクシールからの漏れなので、ミッションを降ろしてシールを代えないと完治しません。
無念のリタイヤ
プロのメカニックが「危険」と言うからには、アマチュア・ドライバーの我々が反論する余地など皆無。7時間のうち3時間程度を消化した段階でしたが、今回はやむを得ずリタイヤ(棄権)することになりました。
毎年「完走」は果たしており、順位は下でも完走すれば「やりきった達成感」があったのですが・・・途中でのリタイヤは、不完全燃焼のモヤモヤ感が残ります。「最後まで成し遂げること」って、やはり大切なんですね。
さて、わがチームはドライバー、監督、メカニックいずれも高齢化⁉してきたので、このレースもいつまで続けられるか?分かりません。私自身はモータースポーツが好きなだけでなく、このメンバーでの活動が大好きなので、できる限り続けて行きたいと思います。今年も協力いただいたチームの皆さんに感謝!また来年頑張ります。(RYU)