見出し画像

【まとめ】2月10日「左利きの日」を前に左利きの最新情報をまとめてみました

こんにちはRYUです。皆さんの近く(あるいはご本人)に左利きの人はいますか? 私は生まれながらの左利きで、現在に至るまでペンも包丁も野球もゴルフも、はては車のハンドルまで左です(最後は関係ないです)。

日本に限らず、どの国でも左利きはマイノリティで、出現する比率は10%前後だそうです。歴史的に左利きはネガティブに捉えられたり、逆に「天才は左利きが多い」なんて持ち上げられたりするのですが、今回はそんな「利き手の優劣」ではなく、最近の「左利きの情報」についてまとめてみたいと思います。ちなみに0210が「レイ・フ・トオ」(=レフト)の語呂合わせになることから、2月10日なったそうです。英国のLeft Handers Clubが8月13日に制定したほうが先なんですが、日本では盆休みにあたるため、別に作ったらしいです。

利き手は40以上の遺伝子と後天的情報によって決まる

まず、何が利き手を分けるのか?要因について調べてみました。左利きが出現する確率は約10%らしいのですが、片親が左利きの場合は約20%、両親が左利きの場合は26%に確率が上がるそうです。やはり遺伝子の影響は大きいのですね。ゲノムワイド関連分析によると、「利き手を決める遺伝子」は単一ではなく、40以上に及ぶそうです。

また、「遺伝子」以外の後天的な要因は解明されていないのだとか。「双子は左利きになる可能性が上がる」という調査結果もあるようなので、胎内の環境なども関係があるかも知れません。

「ユニバーサルデザイン」の観点からの左利き対応

意外なことに、近年は「ユニバーサルデザイン」の観点から、左利きへの便宜が図られているものがありました。例えばこちら。

画像1

JR各社と大手私鉄が導入している自動改札機です。こちらのきっぷ挿入口は、左利きのために左に5度傾けられている!のだそうです。知りませんでした・・・。きっぷ挿入口もICのタッチセンターも右側にしかないので、左利きにとっては不便だったのですが・・・こんな隠れた配慮もあったのですね。

ちなみに自動改札は「顔認証」の実験も進んでいるようで、これが実用化される時代になったら?「利き手」は関係無しになりそうです。個人情報の観点からは怖いですけど・・・

つづいてこちらは、左利き対応のスマホケース。

画像2

何が違うのか?と思ったら右開きでした。なるほど、言われてみると便利かもですが、個人的には右手にスマホを持って左手で操作するので、どっちでも良いですが・・・。

次は、両開きの冷蔵庫です。

画像3

2枚ドアの観音開き(フレンチドア)ではなく、1枚のドアが左右どちらからでも開くタイプです。どちらかというと左利き対応・・というよりは置く場所を選ばないようにする工夫なんでしょうが、左利きにとっても嬉しい工夫です。

「SDGs」の観点からの左利き配慮

そして最新のトレンドはなんとSDGs!です。「人の不平等をなくす」という観点から、左利きに配慮するサービス、商品が拡大しているのだそうです。TBSの「新・情報7days」で、左利きの人が訴える生活上の不便や新しいサービスが紹介されていたのですが、大部分は私も気づかなかった内容でした。詳細は以下の動画で・・・。

最後に、最近発刊されたこんな書籍をご紹介します。医学博士の加藤俊徳さんの著作「すごい左利き」。凄いかどうか?は個人差ですが、ご本人か家族が左利きの方にとっては、新たな発見が多い内容です。ぜひお試しください。

いかかでしたか?

私自身の考えとしては・・・利き手は優越感や劣等感とは関係ない身体的な個性で、顔や体格と同じような物ではないかと・・左利きの人たちの多くは左手中心の生活を気に入っていますし、右利きの人を邪魔する気も無いので、個性として尊重してもらえたらと思います。皆さんの身近にいる左利きの方も、同じような意見だと思うのですがどうでしょう??機会があったら聞いてみてください♪(RYU)