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角田にペナルティ。もう自由なレースはできないのか?

 スペインGPの決勝。
 終盤に衝撃の展開が待ち受けていました。。。
 レース終了まで残り10周。
 15番グリッドからスタートした角田は素晴らしいペース、オーバーテイクを見せ、幾度となく8位争いを展開。8位オコンを何度も追いかけ、その度にオーバーテイクを試みたが及ばず、9位。
 ならば、9位を死守するため踏ん張り続ける、ポイントを持ち帰るという最大のミッションを遂行していました。
 そんな時、、

残り10周。不可解なペナルティを受ける

  • レース終盤の残り10周。10位の周がDRSゾーンに入り、角田をアウトからオーバーテイクしようとする。

  • しかし、角田も粘り、ターンインではほぼ互角。

  • 周が避けるようにエスケープゾーンへ。

  • 多くの人は思ったはず。「周のオーバーテイクは成功と呼べるものではなかった

個人的な見解。ペナルティは重すぎる。

  • 理由1:周はアウト側にいて不利なポジションにいた。
    この場合、周がリスクを加味しオーバーテイクのチャレンジをすべき。接触の危険があり中途半端な状態であれば、並んでターンインすべきで無い。

  • 理由2:周は半シャシーも前に出ていない。
    ターンインのタイミングで、周は半シャシーも前に出ておらず、フロントウィングが少し前にあるだけ
    これがアウトからのオーバーテイクと認められるのであれば、アウトサイドのマシンはほんの少しブレーキングを遅らせるだけで、ポジションをアップできることになる。(言い換えると、ターンインで少し前にいるだけでオーバーテイクしたとみなされ、その時前にでれなくても、その後、前車に譲ってもらうことができる)

  • 理由3:スチュワートはポジションを渡すように忠告すべき。
    通常、スチュワートはこういったインシデントが発生した場合、ポジションを戻すように(譲るように)と忠告するのでは無かったのか?画面表示で「noted」と出され、その数分後にいきなりペナルティを出すといった強硬手段はかなりおかしい。本当に検証したのだろうか。

角田は素晴らしいレースをした!ポジティブゲイン

 角田は金曜日のロングラン最下位だったにも関わらず、素晴らしいレースをしていただけに本当に重いペナルティだったと思いました。。
 モナコから2戦連続9位を落とすと言う結果になり、本人も相当落胆しているでしょう。。結果は変えられないため、次戦の奮闘に期待します。

 去年までの角田はロングランにムラがあり、タイヤマネジメントも下手なドライバーだと感じていました。
 しかし、今回のスペインGPを見ることで、彼の腕を上げたことを実感しました。 ロングランの安定性や速さ、どちらも上向きで、彼の成長ぶりには驚嘆しました。
 もしガスリーがアルファタウリにいたら、どんなシナリオが待ち受けていたのか興味津々ですが去年から成長していることには疑いの余地がありません。
 7戦を終えたばかりで、今後も評価は変わっていくでしょうが、今回の素晴らしいレースにはただただ感嘆するばかり。。。素晴らしいレースをありがとう!

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