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自分のこと、仲間たちのこと

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僕のこと、そして仲間たちのこと。あと旅のことも
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2020年7月の記事一覧

父の作品 キンチョウリキッド編

2014年に亡くなった父は、CMや映画などの美術制作の仕事していていた。学生の頃から絵を描くのが好きで、二科展にも何度も入賞していたらしい。普通の会社に就職した後、やっぱり好きなことを仕事にしたかったのか、美術制作の会社に就職したという。そして僕が小6の時、父が40歳の時に借金をして独立し自分の会社をつくった。夜、父と母がそのお金の工面の話とかをしてるのを、寝てるフリしてうっすら聞いていた覚えがある。 それから70歳で亡くなるまで、小さいながらもその会社を守りながら、好きな

自由、解放、熱狂 〜 君だけのコーチ ・ 丸山龍也 編 を開催しました

7月25日、新横浜にて『 君だけのコーチ・丸山龍也 編 』を開催しました。 丸山龍也 プロフィール【 来歴 】(Wikipediaより) 中学卒業後に高校定時制課程へ入学し、高体連やクラブユースなど一般的な高校生が所属するクラブには属さず、午前中に社会人チームで練習して午後から通学という生活でプロサッカー選手への道を模索。 その後、アルバイトでベトナムなど国内外でトライアウトを受け、高校卒業と同時に岩手県からJリーグ入りを目指していたアンソメット岩手・八幡平と契約。 しかし

数ヶ月よりも長い5時間で、彼女が教えてくれた大切なこと

僕は2004年の冬から2016年の春までずっと、某都立高校の女子サッカー部でもコーチをしていた。約11年半という長い年月の中では数え切れないほどの女子高校生達と関わらせてもらったのだけど、その中で、高校1年生の春に入部してきて、2年生になる前にサッカー部を辞めてしまった子がいた。 高校時代の彼女はいかにも「サッカー少女!」という感じだったけど、その半面、とてもナイーブで繊細な子だなという印象だった。 サッカー部を辞めてしまった理由はいろいろあったらしいのだけれど、その理由の

あしたのために、その2

日本で初めての《 コーチのための労働組合 》をつくりたい ここ数年、そう思ってはきたけれどなかなか行動に移せず、ずっとウダウダしていました。 これまでの自分僕は個人事業主のサッカーコーチとしてずっと生きてきたけれど、今思えば、それはあくまでも日本サッカー協会が用意してくれた仕組みの中で、そしてこれまでの慣習や土壌という、既に先人たちがつくってくれていた環境の中だけで仕事をしていただけ。 時にはそれに恩恵を受け、時にはそれに不満をぶつけ批判をし、でも、自分で何かを変えると

コーチのための労働組合・コーチユニオンをつくるため 〜 クラファンを開始しました

日本で初めての『コーチのための労働組合・コーチユニオン』をつくりたい ご報告と、お願い 長年の念願だった『 コーチのための労働組合・コーチユニオン 』実現のために、本日(7/19)から、クラウドファウンディングのプロジェクトを開始しました。 種目を問わず、日本のスポーツ界を支える多くのコーチ達。その中でも、部活の外部コーチや、一年ごとの契約で非正規として雇われながら活動している多くのフリーランスのコーチ達、また自分でクラブを立ち上げ、クラブ代表として奮闘している方の 権

ジャンボジェットで眠りにつくか、小型セスナを自ら操縦するか

ジャンボジェット機に客として全てを委ねるのか、それとも、小型セスナを自ら操縦するのか。 結局、これからの人生はこの言葉に尽きるのではないかと、最近強く思ってる。 前回記事 の続きみたいな内容になってしまうけれど。 ジャンボジェット機の中で安心して眠っていたらジャンボジェット機に乗った客は、パイロットに操縦を任せ、キャビンアテンダントにお世話をしてもらいながら、安心して眠りにつく。 その時、操縦室では機長と副機長がジェット機のエンジントラブルに気づき、対応に追われている。C

自分だけの地図を描く ~ マスターピース

マスターピースとは 非常に批評的な価値が高いとみなされ、特にある人物のキャリアの中で最も優れているとされると考えられている創作物、または傑出した創造性や技術、出来栄えからなる作品のこと。 SCANDAL / マスターピース突然だけど、僕はガールズバンド『 SCANDAL 』が大好き。言わずもがな、日本が世界に誇るガールズバンドです。彼女達の素晴らしさはいずれこのnoteにたっぷり書こうと思っているのだけれど、今日は、そんな彼女達が2019年に発表した『 マスターピース 』と

新たなチャレンジの前日に、本気で叱ってくれた人

ひとつ報告ですが、この7月から、新たに某私立高校サッカー部のコーチとしても活動することになりました。とりあえず平日週2日と、行ける週末。この週3回くらいってのは、つかず離れず、ちょうどいい距離感かなと思う。 自分はこれまでのコーチ人生の中で、園児〜中学生、そして高校女子を指導してきた経験があるけれど、高校男子は 初めてのチャレンジ になる。 コーチをやる以上、高校男子のカテゴリーというのは いつかはやりたい、そして やらなければいけない ステージだと思っていたけれど、この

何の練習やりたい?

僕はある師に言われたことがある。「目の前の選手が『今、何を練習したい』と思っているのかをわからなアカン」と。 ただこちらがさせたい練習を「させる」だけなのか、それとも、選手が「今、したい」練習をさせてあげるのか。もちろん、後者の方がいいに決まってる。 「◯◯の練習がやりたい」ということは「◯◯がうまくなりたい」ということ。もちろんそれだけでなく、ただそれが楽しいから、という理由もあるとは思うけれど、、それはそれで大切な理由だよね。きっとそこにヒントも隠されてる。 チーム

子どもの人生を変える好奇心の育て方

友達の「ふじしー」こと藤代圭一氏が、最新の著書『 しつもんで夢中をつくる!子どもの人生を変える好奇心の育て方 』を献本してくれました。ありがとう! タイトルにもあるように、この本には『好奇心』という言葉がたくさん出てきます。その通り、この本の内容は終始一貫『好奇心』がテーマ。子どもの好奇心をくすぐり、引き出し、尊重し、邪魔せずに育んでいくことの大切さ。そのために大人はどういう在り方でいて、どういうスタンスで接していけばいいのか⋯そんな観点で書かれてます。 そういえば、ふじ

ホルモン千葉の職人技とホスピタリティにすっかり気持ちを持っていかれた話

この間、某教え子達を連れて渋谷の「ホルモン千葉」に行ってきた。ホルモン千葉とは、本店が京都にあるホルモン屋さんで、あとはこの渋谷にしかない。日本に二軒しかない、知る人ぞ知る名店である。 渋谷の道玄坂を途中で曲がり、円山町の界隈へ。左右にラブホが立ち並ぶディープゾーンの中を女子3名連れて歩くのはかなり勇気がいる。しかし彼女達はただただ、これから食べる肉のことだけで頭がいっぱいのようだった。 さらに角を曲がり、狭い道を少し進んだところに、最近移転してきたばかりの「ホルモン千葉」