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「アドラー心理学をまなぶブログ」を始めるにあたって


アドラー心理学の魅力


アドラー心理学の魅力を3つあげろと言われたら

① シンプルで分かりやすい
② 言っていることは厳しいが、ポジティブになれる
③ 「個人(の内面)」を「社会」との関係性でとらえるので、説得力がある

以上の3点でしょうか。

アドラー心理学を(本格的に)学び始めて丸6年が経ちました。
どちらかいえば気が多く、飽きっぽい私が、なぜかアドラーだけは浮気もせずに黙々と学び続けていられているのは、主に上の3つの理由によるものですが

それはシンプルであるがゆえに奥深く(アドラーの著書を読むたびに毎回新しい発見があります)、ストレートすぎる言葉は時に厳しくも感じますが言われてみれば当たり前で(アドラーの言葉は全て「自明の理」であり)悔しいけどやってやろう!と、勇気づけられるのです。

そして、アドラー心理学はその正式名称を「個人心理学」と言いながらも、実際は「社会」をむちゃくちゃ重視しているという、一見するとパラドックスのようにも見える、「個」と「社会」のバランス感覚とでもいうか…

そう、とにかくバランス感覚が絶妙の心理学であり哲学である。それがアドラー心理学なのです。


よく、アドラー心理学は「自己啓発の源流」などと言われたりしますが(確かにそういう一面もあるにはあるのですが)、それはおそらく世に出回っている自己啓発本が、アドラー心理学から「それらしいところ」や「おいしいところ」だけをつまみ食いして、自分の本に都合よく(まるで自分の説であるかのように)組み込んだりしているからではないでしょうか。

アドラーの原著をしっかりと読み込めば、アドラーは別段「とがった」ことを言っているわけでもないし、個人主義を推奨しているわけでもない。むしろ「社会」という基盤にしっかりと足をつけたモラリストでありリアリストであるというのが、私の率直な感想です。




40歳からの勇気〜なりたい自分になるためのアドラー心理学〜 【はじめにのはじめに】


このたび、「アドラー心理学をまなぶブログ」を始めるにあったて、1年以上前からコツコツと書きためてきた文章、その名も『40歳からの勇気〜なりたい自分になるためのアドラー心理学〜』を15回くらいにわたって(毎日)、このnoteにアップしていこうと思います。

アドラー心理学は単なる自己啓発ではないと言っておきながら、これからアップする連載記事が「なりたい自分になる」という自己啓発的な内容であるというこの矛盾を、どうか笑ってやってくださいw


アルフレッド・アドラーは、「人類の進化」について敏感な人でした。つまりbe(〜である)という静的な状態よりも、become(〜になる)という動的な変化に注目していた人であると私は解釈しています。

そして何よりも、私自身が「変化」を望んでいたこと。

それが、アドラー心理学を使って「なりたい自分になる」という自己啓発的なトーンでこの記事を書くことになった理由です。

ただ、誤解しないでもらいたいのは、この記事に書かれている内容はあくまでもアドラーの「思想」であり、「理論」であり、「技法」であるということ。そして、決してそこから飛躍したようなスピリチュアルな内容ではないということです。

先にも述べたように、アドラーの放つ言葉はその全てが「自明の理」です。つまり、言われてみれば当たり前のことばかりなのです。


ただ、これまで誰も、そんなふうには言ってくれなかった。


だからこそ胸に突き刺さるし、当たり前であるからこそ「気付き」があるのです。


文章は、新型コロナが蔓延する何ヶ月も前に書き終わっているので、この記事にはコロナに関する話題は一切出てきません。しかしwithコロナの今、この連載内容が古びていて使えないものだとは思っていません。

むしろ、「心理的には他者と近づきたいのに、肉体的にはそれが許されない今」だからこそ、アドラー心理学の最も大事な思想である、「共同体感覚」をより深く理解できるのではないかと思っています。

たった一人でもいい。小さな変化でもいい。

この連載記事を読まれた方の人生が、よりよい方向に変わることを祈念して。

『40歳からの勇気〜なりたい自分になるためのアドラー心理学〜』を、明日からアップしていきます。

鈴木昇平(アドラー・カウンセラー)



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