見出し画像

スマホデビューで親孝行!

76歳の母に、iPhoneSEを買ってあげた。

今回は、
シニアのスマホデビューについて
体験談をご紹介。

ガラケーのサービスが2022年3月から
キャリア各社ごとに順次終了する。

ショートメール、iモード、写メ、メアド、
ストラップ、パカパカ(折り畳み)...

1990年代終わりから2000年代にかけて
ケータイは、様々な"コミュニケーション"を
もたらしてくれた。

そして2021年、令和の現代。
ほとんどの現役世代は、もうすでに
スマートフォンへ切り替えている。

もはや、
"家族よりも大切な相棒"
と化している方も多いだろう。

しかし、高齢者。
シニア世代は少し事情が違う。

日本の人口最大ボリューム層である
団塊世代は現在75歳前後。
ケータイが普及した20年前は、
まだ50代半ば。

はじめは、
『自分には必要ない』と
敬遠していたオジサンたちも、
周りが持ち始めるとそうも言ってられない。

渋々使い始めるが、慣れてくると、
タバコを片手に
一日中メールしている上司もいた。

彼ら現役時代の後半に普及した
文明の利器"ケータイ"

そんなシニアにとって、
スマホという黒船は、
"なんだか難しそう"なモノ、でしかない。

はたして...。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

さて、前置きが長くなった。
件の、"母iPhoneデビュー"である。

結論から言うと、
何度も挫けそうになったが、
『やっぱり替えてよかった』

ここまで3ヶ月。
長く苦難の連続だった。
いや、辛かったのは、母の方だろう。

本人が苦労した点を
以下にまとめてみた。

1.画面タップが難しい
画面を押す感覚、ちから加減がつかめない。
軽く触れるだけ、とアドバイスしても難しい。

ATMとも少し勝手が違う。
おまけに、歳をとると指がカサカサで、
反応しないこともしばしば。

指紋認証なんて最高レベルの難易度。
ホームボタンを強く押しすぎて、
Siriが反応する始末(笑

というわけで、結論。
タッチペン同時購入を強くオススメする。

2.スワイプ?フリック?

新手のアイドルグループなのかなんなのか?
横文字のスマホ用語は伝わらない。

※指で
スワイプ→ 画面をなでる
フリック→ 押しっぱなしの十字キー

こう説明しても、
画面と指の距離感に馴染めず
通知履歴や設定画面が出たり、
見たい画面が全然現れない。

というわけで、結論。
習うより慣れろ。
説明するより触るしかない。

もひとつ、極論。
音声入力!これだね(笑

3.近寄りがたい

歳をとると、新しいものには怖くて近寄りたがらないものだ。

かかってきた時しか使わない受信専用器とならないよう、自ら進んでスマホを触る習慣が必要だ。

スマホを使って、日常に彩りを加えられる楽しさを、ぜひ伝えてあげたい。

例えるなら、

①まずはLINE
→友だちをすべて登録してあげる
→まずは送信『LINEはじめました』
→音声通話してみる。
『これ通話料タダだよ』
(シニアにはこの言葉が響く)

②写真を撮る、見る
→好きな被写体を撮ってみる(花、風景)
→LINEで送ってみる
→昔の写真をスキャン(いつでも昔を振り返れる)

③インターネットを楽しむ
→検索エンジンはYahoo!を設定
→流行語など知らない言葉を検索
→クロスワードパズルを解いてみる
→昔の知人名を検索してみる(SNSで近況が分かる)

などなど、手法はたくさんあるだろうが、
キーワードは、

"日常生活に取り入れる"
"新しい友だちのように"

とにかく、怖がらず、トライ&エラーを繰り返してもらうことだろう。

予期せぬ画面になったら
ホームボタンでリセットする。

これさえ教えてあげれば安心する。

補足だが、なぜ母にiPhoneなのか?
シニア向けのスマホは無数にある。
理由は、筆者と同じ機種にするため。

この場合、"同じ画面を見れる"ことが重要。
遠隔で操作説明をする時に、スクショで教えられるのが利点だ。

ということで、
ウチの母は現在、
徐々にスマホと仲良くなっている。

まだまだLINE入力はおぼつかないが、孫の写真も鮮明に見れて喜んでいるし、電話代を気にせず、気軽に電話をくれるようになった。

先日、クロスワードの雑誌を送ってあげると、Yahoo!検索しながら楽しんで解いていた。

いろいろ苦労したが、
やっぱり、買ってあげてよかった。

最後に、
『お母さん、慣れない操作なのに、
いろいろ小言いってゴメンね。』

以上、筆者なりの親孝行でした。

親孝行、したい時分に親はなし。

照れ臭いけど、やるなら今しかない。
お互い、今が1番若い時。
ぜひ!

ではまた。

2022.1.20
Hacasse

▪️スマホデビュープラン(ソフトバンク)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?