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Vol.1「パリジェンヌになりたかった」補足

「さよならパリジェンヌ」のVol.1「パリジェンヌになりたかった」ラストで引用したフランス国歌『ラ・マルセイエーズ』は、フランス革命の際に作られた歌が元になっています。

1番とサビの歌詞を補足として掲載します。
分かりやすくするために、一部意訳しています。

Allons enfants de la Patrie,
祖国の息子たちよ、行こう
Le jour de gloire est arrivé !
栄光の日が来た!
Contre nous de la tyrannie,
我々に対し、暴君の
L'étendard sanglant est levé,
L'étendard sanglant est levé,
血に塗れた旗が掲げられた(繰り返し)
Entendez-vous dans les campagnes
聞こえているか? いたる戦場で
Mugir ces féroces soldats ?
残忍な兵士たちの怒号が
Ils viennent jusque dans nos bras
彼らは我々の目と鼻の先までやってきて
Égorger nos fils, nos compagnes !
我々の息子たち、同胞たちの喉を切り裂くぞ!

Aux armes, citoyens,
武装せよ、市民諸兄よ、
Formez vos bataillons,
隊列を組め、
Marchons, marchons !
進もう!(繰り返し)
Qu'un sang impur
汚れた血が
Abreuve nos sillons !
我々の畑の畝を満たすまで!

王を処刑したフランスに対して宣戦布告した周辺国から、革命と共和制を守るために戦う市民たちの歌なので、かなり暴力的です。
敵が殺しに来るので、我々も奴らを皆殺しにしよう!という感じでしょうか。

このあと7番まであるのですが、2〜5番は特にさらに物騒です。
興味を持たれましたらWikiってください。

Vol.1では、「武装を解除せよ、パリジェンヌ!」と、元歌詞と逆のフレーズにしました。
暴力ではない方法で、共に革命を起こそう! という願いを込めて。

フランス革命については、追ってがっつり取り上げる予定です。
そして今後もちょいちょいキーワードとして出てくることになります。

引き続き「さよならパリジェンヌ」をよろしくお願いします!

連載第一回はこちら

連載第二回はこちら

連載第三回は近日公開予定!

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