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人間関係の悩みを手放す方法‼︎

人間がもつ悩みは、すべてが人間関係の悩み。

かの有名な心理学者・アドラーもこういいきっていますね。


相手の立場で考えることが苦手だったり、表情や感情を読めなかったり、話の文脈をとりちがえたり…。

発達障害を抱える僕たちは、とくに人間関係でつまずきやすいんです。

これを読まれている方の多くが、かつての僕と同様、人間関係にお悩みかと思います。

今回は、人間関係に悩みまくった挙句に心がこわれて死のふちを覗いた僕が、一切の悩みを手放した方法をお伝えしたいと思います。




①孤独を受け入れる


孤独を受け入れる話をする前に、まずは、人間関係の悩みとはどんなものが多いのかみていきましょう。

それについて、インターネットで興味深い調査結果をみつけました。
PR TIMESという会社のホームページに載っていたアンケート結果を転載させていただきます。

調査期間:2022年8月17日〜18日
調査方法:インターネット調査
調査対象:25歳〜55歳の女性(全国)
サンプル数:2000人

合同会社serendipity調べ
株式会社PR TIMESウェブサイトhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000091676.html
より転載

人間関係の悩みの有無についてきいた結果が以下になります。

かなり多くの人が人間関係で悩んでいますね。
僕自身も以前はいつも人間関係で悩んでいましたし、僕の周りをみていると、実感としてはもっと多そうですが…。

では、どんなことで悩んでいるのでしょうか。
同じ調査で以下の結果となりました。

「めんどくさい」が一番ですね。
続いて「ひとりぼっちになる」「人の目が気になる」などが続きますね。

一見バラバラにみえるそれぞれの理由も、僕からしたら、誰からも見向きもされなくなることへの恐れにつながっているような気がします。

本当にめんどくさいのであれば関わるのをやめればいいのに、悩んでるということは、やはり人との関係が途切れてしまうことが嫌なのでしょう。

人の期待に応えようとしすぎる、というのも結局は、見向きされなくなることへの不安に他なりません。


つまり、みんな「めんどくさい」「あぁ嫌だ…」と感じながらも、ひとりぼっちになりたくないから人間関係にしがみついているんですよね。


僕はこのことに気づいてから孤独を受け入れることにしました。


これは何も、既にある関係を捨てたり、人の思いやりや援助に背を向けるわけではありません。

根本的に、この人生の主人公は自分だけ、という強い覚悟を持つんです。

自分がありのままの姿で、自分の心の声に従って生きた上で、結果的に人が離れていったとしても、それはやむをえないことだとひらきなおるんです。


自分を殺してまで今ある関係にしがみつくことが、全ての悩みの出発点です。


確かにこわいです。

ですが、もう自分に言い聞かせるしか、悩みを手放す道はないんです。


自分が信じた生き方を貫く。

その結果、人から嫌われて孤独になろうともしかたがない。

そう言い聞かせてください。



②自分にとって本当に大事な人間関係を理解する


デカい口を叩きましたが、僕も含めて、完全にひとりぼっちで生きることができる人なんていません。

ただ、さっきいったように、自分の行動の結果ひとりになってしまうことを受け入れる覚悟だけはもっておいた方がいいです。

その上で、自分にとって本当に大事な人間関係はどれなのか、ハッキリさせた方がいいと思います。


では、自分の身近な人間関係に目を向けてみましょう。

僕たちは、普段たくさんの人間関係の中に生きています。

家族、友人、仕事仲間、趣味仲間……その他にも多くの人間関係があると思います。


でも、もし、自分の命があと1ヶ月しかもたないとしたら、誰と過ごすことを望みますか?


僕はやはり妻と子供たちです。

20年以上のつきあいがある親友たち、同じ志を持つ仕事仲間も、僕にとっては大切な存在です。


ですが、本当に必要な人間関係というと、やはり家族だけになります。

僕の場合、家族は全ての人間関係に優先します。


これは、多くの人にとっても同じではないかと思います。

勿論、いろいろな事情があって、家族と絶縁状態の人、そもそも家族と呼べる存在がいない人もいると思います。

ですが、人間生きていれば、絶対にそれに準ずる存在の人はいるはずです。

僕がいう”家族”とは、血のつながった人間の集団だけを指していません。

自分が自分を保つ上で必要不可欠な存在を指しています。
人によってはそれが公的機関の支援者であったり、はたまた人間ではない犬や猫のような生き物であったりするかもしれません。

話が逸れましたが、そういった大切な存在を除いた全ての人間関係は、誤解を恐れずにいうと”絶対に必要とはいえない”関係なのです。


そんな関係のために心が病むほど悩まなくていいんです。

関係が崩れることになっても、それがあなたが誠実に対応した結果なら「しかたない」と諦めたらいいんです。

そして、本当に大切な関係だけを維持することに注力して下さい。


ですが、いくら家族といえども結局は他人ですので、家族関係がうまくいっていない人もおおぜいいると思います。

そんな場合は、「家族だから」といつまでも心が壊れるまでしがみつかないでください。

親子の関係はなかなか断ちがたいですが、夫婦の関係であればお互い納得のいく落としどころをみつけられるはずです。

その上で、自分にとって本当に必要な関係を、また新しく築けばいいんです。

大切なことは、ぜったい必要とはいえないような関係のために心をすり減らす生き方をやめるべき、ということなんです。



③なんのために自分がここにいるか考える


「あー、この関係疲れる」「この人たちと関わるのはどうもうまくいかないな」と感じたときは、こう考えてください。


『なぜ自分はここにいるのか』


例えば、僕は子供の保育園の保護者の集いがとても苦手です。

年齢、性別、社会的背景、生活スタイルの全く違う人間同士の集まりなので当然といえば当然かもしれませんが。

そんなときは「今日はなにしに来たんだったっけ?」と考えるようにしています。

目的さえ自分の中ではっきりしていたら、無理にとりつくろって仲良くしようとなんて思わなくなります。

「●●ちゃんのお父さん変わってるね」って思われたって、僕は一向に気にしません。

仲良く話してくれる保護者と挨拶と簡単な会話をしておけば後はどうでもいいんです。


僕はこの手を使って、他の、苦手な人間関係をやり過ごしています。


そもそも、人類がコミュニケーション手段を手に入れたのは、目的を果たすためなんです。

大昔には、それが外敵から身を守るためであったでしょうし、食べものを手に入れるためでもあったでしょう。

ですが、急速なインターネットの発達で、誰とでもすぐつながれるようになった反面、人間は孤独をおそれるようになりました。

さみしさを紛らすことが身に染みついてしまった僕たちは、いつしか”コミュニケーションをとること”そのものが目的になってしまいました。


目的のないコミュニケーションほど苦痛なものはありませんよね。

あれ、僕だけですかね?


例えば、家族や友人との何気ない会話だって、「リラックスする」「楽しい気持ちになる」という目的があるはずです。


よく知らない人と話をする場面では、「なんのために目の前のこの人と話すのか」ということを意識してみてください。

そうすれば、悩みはかなり軽減されるはずです。


④人間関係の悩みが消える魔法の言葉


最後は、僕が知って心が軽くなった言葉をいくつかご紹介します。


『すべての人間は、他人の中に鏡を持っている』
ショーペンハウアー

『諸君が自分自身に対して関心を持つのと同じように、他人が自分に関心を持っているとは期待するな』
バートランド・ラッセル

『他人を変えるのは不可能よ。でも自分を変えることはできるわ』
オプラ・ウィンフリー


これらの言葉はすべて、結局は、人間が一番関心を持っているのは自分だけであり、自分の悩みを解決に導けるのは自分だけということを暗示しているような気がしています。


僕も、かつては人からどう思われるかと気にして、人から見向きもされなくなることを恐れていました。

ビクビクしながら生きていて、周りの人に態度を改めてもらうことを切に望んでいました。


うつからよみがえり、自分の中に、生きる目的が確立された今は、なにも恐れていないし、どんな人間関係の中にあっても悩むことは一切ありません。


妻と喧嘩をしているときだけは情緒不安定になりますが(笑)


このnoteが、読んでくださった方が人間関係の悩みから解放されるきっかけになれば嬉しいです。


イルハン

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