認知症、言われているより怖くない
高齢者の相談窓口「地域包括支援センター」で15年働いているが、認知症の相談は本当に多いと感じる。
「なりたくない」「訳がわからなくなる」「火事を起こすから家では暮らせない」などが認知症のイメージだろうか…。
マイナスなイメージばっかり…テレビでも認知症=不幸みたいな報道や番組が多いと思う。
確かに誰だって、わざわざ認知症にはなりたくない。
ただ「訳がわからなくなる」人は、あまりいない。認知症は多くの場合、すこーしずつ進行するし、少し忘れる程度で寿命を迎える場合も多い。
「火事を起こすから家では暮らせない」とのイメージは根強い。確かに火事は怖い。
ただ、火事が起きない対策っていろいろあるから、僕が担当したら、高齢者ご本人などと話し合い、火事が起きにくい対策を徹底的に考え、対策を立てていく。
認知症は重度にならなければ多くの場合、自分のもの忘れや間違いを自覚するタイミングがあるので、その時にご本人と話をすると対策を立てやすい。信頼関係が大事だとつくづく思う。
認知症になった方は、??な行動で目立つから強いマイナスイメージを持たれやすいけど、その方ができることのほんの一部が障害を受けているだけ。そこへの対策さえ立てていけば、一人暮らしも結構続けられます。
そして、テレビで「つらい病気」のイメージばかり言われますが、そんなことないです。笑顔もたくさんありますよ^^
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