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丸山さとこさんの発達漫画は、「できない理由」を上手に分析してくれる。

アドハドアドベントカレンダー 20日目です。

本日はwitter上で発達障害に関する漫画を発信していらっしゃる丸山さとこさん(@ame_satoko)の漫画の中から、私が特に参考にさせていただいたものをご紹介します。丸山さん、許可をいただき本当にありがとうございます。

さとこさんご自身はADHDとASDを抱えており、息子さんも同じくADHDでASDとのこと。「親子で発達障害」の日常をほんわかと描いた漫画は、かわいらしくてためになることばかり。

親も発達障害だからこそわかる、お子さんへの注意の仕方には思わずうなずいてしまいます。自分も同じ方法で諭されたら、改善できそうな予感。特性がしっかりと把握された対策なら有効性も高いですよね。
※それぞれさとこさんのnoteの記事へのリンクになっています。

「人の輪」についての解説をしてくれる親、素敵すぎる

発達あるある。人の輪に入れない、突然輪に割り込む、自分の話ばっかりする…。「何となくとけこめない」の原因になる「人の輪」という暗黙のルールについて、こんなに素敵に分かりやすく解決してくれるお母さんがいるなんて…。

子どもにも理解しやすいように、「輪」のシステム入り方について教えてあげています。まずそもそも「人の輪」を明確に言語化するのが難しいですよね。さとこさんすごいな…。

めちゃめちゃ理にかなった先延ばしについての教育

私たちは先延ばしにしてしまう生き物です。将来の自分がやるってことをよくわかっていないんですよね。わかった「つもり」になって。

さとこさんは、「今の自分」「未来の自分」「誰」がやるのかという言い方でこの先延ばしへの解決策を息子のコウくんに与えています。

どっちの「自分」がやるかという話なんですよね。耳が痛い…。

朝の私だ…

早起きしてもついつい時間が無くなってしまいがちな私たち。

時間の感覚が弱くて、頭の中ではあと2分で歯磨きして、5分でメイクすればいける!とか思ってしまうんですよね。

こうやって物理的にたとえてくれるとわかりやすい。

私も自分がやっていることの恐ろしさを知りました。
(ランチョンマットが時間・上に載っているものは納期)

自分の感覚が弱いことを自覚しているなら、物に例えてキャパのなさを認識する。状況を把握するためのハックとして有効なのかも。



お子さんとのやり取りだけでなく、「大人の発達障害」である丸山さん自身の経験談や、ストラテラ投薬についてのレビューなども読めます。

「言葉がわかることと、相手の意図がわかることは違う」(発達あるある)

大人の発達障害が日常でよく困ってしまいがちな、「相手の意図をうまくくみ取れない」という問題を丁寧に解説してくださっています。

ストラテラを飲んでみて

気になる投薬の効果についてもわかりやすく漫画にしてくださっています。

丸山さんはの漫画は。発達障害の当事者が「なぜできないのか」を分解して丁寧に伝えてくださいます。

自分の中の絡まったものが、ほぐされていくような印象があります。

他にも役立つ漫画がたくさんあるのでぜひチェックしてみてくださいね!

丸山さんのTwitter
https://twitter.com/ame_satoko

丸山さんのnote
https://note.com/anaguma_ibisya








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