『サーカスの夜に』
小川糸さんの作品。
コックさんがとても素敵な人だと思った。
僕がトイレ掃除に一生懸命取り組む場面がとても印象的だ。
周りからの信頼を得るためには、みんながしたくないことをすることが重要だと学んだ。
仕事についての価値観もとても勉強になった。
印象に残っている文
ほめられると、嬉しくなる。でも、そういう時にどんな顔をしていいかわからない。
「いい食材から美味い料理ができるのは、当然さ。悪い食材を使って、それでも美味い料理を作るのが、料理人の腕の見せ所だよ」
「今の世の中、先に大声で怒鳴った者が勝ちだ。正しいとか、正しくないとかは関係ない」
「サーカス人間が一番恐れることは、なんだと思う?」「それは、自分のミスで、誰かの命を奪うこと。」
「仕事は、あくまでも仕事なんだ。誰かに仕えてこそ、成り立つものだよ。自分も相手もどっちも楽しい仕事なんて、そうそうありゃしない。仕事っていうのは、たいてい苦しくてつまらないものさ。その中から、小さな喜びややりがいを見出すことに意味がある」
「人生の哀しみを知らなくちゃ、相手を笑わせることなんてできないもの。」
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