寺地はるなさんの作品。
カレー食品メーカーに勤務していた祖父と孫の桐矢の物語。
祖父が頑固で男尊女卑的な考えをしているため、初めはあまり共感できなかった。
祖父がいきなり桐矢の仕事のことを「はし」と言い始めたときは、全く意味が分からなかった。しかし、その後に言葉の意味がわかってグッと来た。
「どこでも温かいカレーを食べられるようにする」という発想がすごいと思う。インスタント食品を考えた人は天才だと思う。
祖父がレトルトカレーの箱にメモをしているのが愛らしいと感じた。
物語の冒頭で祖父に食事を与えてくれた人が幸せな人生を送ってほしいと思った。
印象に残っている文