『店長がいっぱい』
山本幸久さんの作品。山本さんの作品は初めて読む。
飲食チェーンの友々家で働く店長たちの物語。
社長が頑張るようになってから、印象が変わった。ずっとこのような社長の下では働きたくないと感じていたが、勤勉に働くようになって人は変われるのだと学んだ。
他人丼を友々丼と命名した人は、頭がいいと思った。他人丼は記憶のある限り食べた回数が少ないので、今度食べてみようと思う。
印象に残っている文
他人丼をメインに店を開こうとしたときのこと、この名では商品としてイメージが悪いと考え、正反対の友達丼とした。店の名前も友達亭だった。ところがこれでは友達を食い物にしているようだと思うようになり、売り上げも芳しくなかったため、オープンから半年後、友々丼と名を変え、店名も友々家とした。
バイト店員にむかって、自分とおなじように店を愛してほしいとまでは望まない。だけどこんな店だなんて言われる筋合いはない。許せない。
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