『あつあつを召し上がれ』


小川糸さんの作品。

個人的には、「親父のぶたばら飯」と「季節はずれのきりたんぽ」が好きだ。

収録されている作品↓

バーバのかき氷

親父のぶたばら飯

さよなら松茸

こーちゃんのおみそ汁

いとしのハートコロリット

ポルクの晩餐

季節はずれのきりたんぽ



私は、ちぐはぐな両親の蝶番となるべく、幼い子役を演じるのに必死だった。

バーバのかき氷

「うちの親父ってめちゃくちゃ食道楽でさ、この店はスープが旨いからスープだけ飲んで、次の店はサラダが美味しいからサラダだけ食べて、次にステーキ食いに行ってとか。デザートはあの店で、ってそういうことを、日常的にやる人だったんだ」

親父のぶたばら飯

↑このようなことをいつか私もやってみたい。

恋人が父親との思い出を語る時、顔にはいつも穏やかな春の海みたいな表情が広がっている。

熱い食べ物は熱いうちに。私達が食事を共にする時の鉄則である。

↑食べ物に関する鉄則が素敵だと思った。

どうして本当に美味しい食べ物って、人を官能的な気分にさせるのだろう。


この人は、絶対に口に物を入れたまま喋らない。そんな些細なことも、私が山下を好ましく思った理由の一つだ。

さよなら松茸

大人になって冷静に父を見ると、父は正義感が強すぎたし、人に対して優しすぎた。誰かがその道を通りたそうにしていたら、真っ先にその道を譲ってしまうタイプなのだ。

季節はずれのきりたんぽ

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