『雨にも負けず 小説ITベンチャー』
高杉良さんの作品。
北野は早稲田大学を卒業して、損保会社の契約社員として働き始める。彼の目標は起業することであった。
入社7ヶ月で新入社員の年収と同じくらいの月収を稼いだ北野はすごいと思った。
ジュンちゃんや河田支店長など、北野の周りの人は良い人が多いと感じた。
田窪のように辛い状況で共に闘ってくれる仲間がいるのは、とてもありがたいことだと感じた。
印象に残っている文
「本能は欲望とはまったく別のものだ。徹底して欲を捨て去れ。さすれば最後に自分の本当になりたいモノ、本当にやりたいことが残る。しかるのち、本能に従うべし。分かるな」
「昔から仕事が出来る人はせっかちと相場が決まっていますからね」
笑顔を忘れず、どんな困難にも耐えられるのは、心やすらかであたたかい両親と妻のお陰だと、いつも我が胸に言い聞かせていた。
北野は池内と話をしているだけで元気が出てくるから、ここは自分にとってオアシスみたいな所かもしれないと思った。
知的資産とは企業の個性とでも言うべきものである。キャッシュや不動産のように、定量的に数値で示せるものではなく、社長のカリスマ性とか人脈あるいはブランド力など、数値化しづらい定性的な資産のことであり、特許などはその典型例だ。
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