『失恋延長戦』

山本幸久さんの作品。

女子高生の真弓子が同じ放送部員の大河原くんに片思いをする。

真弓子は同級生の藤枝や大河原の彼女の蔦岡などに振り回されながら、恋に奔走する。


金粉を体に塗ると皮膚呼吸ができなくなるというのは、先日観た007の映画で学んだ。

最後に書かれたベンジャミン視点の話に感動した。ベンジャミンという名前が付けられた理由が面白かった。

藤枝のことは鼻につく人だと思っていたが、段々と時が経つにつれて良い印象に変わった。


印象に残っている文

真弓子さんがどうでもいいって言うときは、どうでもよくないんですよね。

「東京の大学を志望しているひとって、みんなそうだよね。東京を目指してるんだよね。大学を目指してるんじゃなくて」

「努力しなくちゃ笑えないほど、世の中、つまんないわけ?」


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