相沢沙呼さんの作品。相沢さんの作品は初めて読む。
ねぇ、卵の殻が付いている、好きな人のいない教室、死にたいノート、プリーツ・カースト、放課後のピント合わせ、雨の降る日は学校に行かないといった話が収録されている。
「ねぇ、卵の殻が付いている」に出てきたサエとリツが、最後の「雨の降る日は学校に行かない」で再び出てきたことが嬉しかった。
「放課後のピント合わせ」で、主人公が最後に自分がしていた行動を客観的に見られるようになったのが良かったと思う。
保健室の長谷部先生の言葉が印象に残っている。学校に行く意味をサエに身近な例を挙げて説明する場面が、とてもわかりやすかった。
印象に残っている文