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農業に携わるまで、

まーたん農園

農業に携わるまで、
仕事はパソコンインストラクターをしていました。しかし目の酷使が祟ってか、
網膜裂孔というものになってしまい、画面を長時間見ることはできなくなりました。
パソコン画面が見られないならむしろ目によい緑が見たい。緑、緑...と思っているところで私がパソコンを教えていた中にいらしたのが今の農業生活の師匠。
畑をやってみないかと師匠にお声掛けいただき、共に畑に入り作物を作り、今日に至ります。

もともと母の実家が農家だったので農業は全くかけ離れたものではなく、親しみがありました。
母の里で朝、食べるえんどうを畑に摘みに行ったり、
牛を飼ってるご近所の堆肥を使っていたり。
そんな原体験があるので、農業の道にすんなり進んだのかもしれません。

農業を始めるにあたり、無農薬で作りたい。こんな農法、あんな農法してみたい、と湧き上がる志。
興味のある農法の農家さんを見学させてもらったり、農法を試したり。

月の満ち欠けなどの自然の営みから何がその日の作業に適切かを体系だてているバイオダイナミック農法も興味深い農法です。
満月に向かうときは草が元気なので草が生えずらい小潮に草を刈る。
逆に満月に収穫した作物はもちがよい、など。
種をまく時期や肥料をまく時期、これらを自然の移ろいに合わせて行う。
こんな自然に即した農法は、自分が目指す農業の指針のひとつになっています。更に積み重なる経験値も加えて、少しでも安心安全な野菜や果物作りを続けています。

日本の二十四節気の農事ごよみも
自然に即した農作業サイクルをあらわしたもの。
しかしここ数年の異常気象に、なかなか暦通りには進めないことも。
例年通りが通用しない中、よりその年の状況に合わせた農作業をしなければです。
暑すぎる夏。短い秋や春。その季節に本来する作業をどのタイミングで行うか、あるいは行はないか、新たな試行錯誤です。

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