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和歌山城の秋

御橋廊下

和歌山城にある、復元・御橋廊下(おはしろうか) · 西之丸

藩主の生活の場である二の丸と紅葉渓庭園のある西の丸を行き来する橋で、平成18年に復元。

紅葉が実に美しい

西之丸 紅葉渓庭園

池に映り込む紅葉🍁の反射
鏡の世界に引き込まれそう

紅葉渓庭園のある西の丸。
池に映り込むお堂と紅葉🍁の反射が美しい。
風のない、静かな水面の日が狙い目。

天守閣

第二次世界大戦の戦災で焼失しましたが、1958年(昭和33年)に鉄筋コンクリートで復元されました

80年ほど前に多くの城が燃えてしまい残念です。逆に12の現存天守が見られる幸運に感謝。

虎口

見事なクランク路
なかなか見事に折れ曲がっています
先が見通せない。本来ならここに道を塞ぐ門と櫓がデンとあるはずです。

道は右に折れ、そしてまた、すぐに左に折れる。道を塞ぐ巨大な石垣。
「一中門」と呼ばれる大きな櫓門があったあたり。
大勢を一気に侵入させない「虎口」
お城の特徴的な防御体勢です

天守二の門

櫓門にあたる楠門(天守二の門)
この楠門も天守とともに第二次世界大戦の戦災で焼失しましたが、1958年(昭和33年)に木造で復元されました

虎口で防御を固めています

破風がダイナミックにズレている、おもしろいデザイン
ズレ方の規則性もあまりない感じで、楽しく作ったのでしょうね

石垣

和歌山城の石垣は野面積みと言われる、割と築城初期の造りです
面白いのが、他と比べてかなり薄い石を使っている場所があります

使っている緑泥片岩は、縦にもろいので、割石を横にして積む、野面積みで、城内で最も古い石垣です
自然石や荒加工の割石を積んだものなのです

こちらは対照的な、石と石の間に隙間のない「切込接」五代藩主吉宗の改修とされ、技術進化した江戸期の石垣
 和歌山城は山上から大手門まで下るほうが、石積み技術の進歩を知ることができます
最後に巨大な花崗斑岩の切込接の石垣を見るのが、石垣フルコースです

天守を見上げる

和歌山城は本丸縄張りがフタコブラクダのようになっていて、天守閣のある小山とは別に高台になっています。
今は給水塔が建っているこの場所、天守閣が遠景で綺麗に見える、とても良い感じの場所です。

紅葉渓庭園のある西の丸から見た天守

紅葉とお城の組み合わせはそそります

今日はこのへんで。

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