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トーハク


トーハクとは

関西にいると馴染みがないが、関東・東京の人には「トーハク」で通じる東京国立博物館。

トーハクは作品だけではなく、建築にも見どころがたくさん。
広い構内には、外観も中身も美しい6つの展示館があり、今回は特別展のメキシコ展以外にも時間をとってゆっくり見てきました。

本館

トーハクの顔、本館。渡辺仁による設計。1938(昭和13)年に開館し、「帝冠様式」の代表的建築として重要文化財に指定されています

表慶館

明治の洋風建築の代表作、表慶館。1909(明治42)年に開館で、設計は初代本館を手がけたジョサイア・コンドルの弟子で、宮廷建築家の片山東熊。明治末期の洋風建築を代表する建物として重要文化財に指定されています。

東洋館


和風モダニズムを感じる、東洋館。1968(昭和43)年に開館で、設計は谷口吉郎。日本の伝統的な建築意匠を取り入れつつ、瀟洒でモダンな外観。
最近リニューアルされていて高級宝石店か空港のような間接照明とスキップフロア構造が特徴的です。


法隆寺宝物館


美術館建築の名手による、法隆寺宝物館。1999(平成11)年開館、谷口吉生の設計によるもの。日本建築学会賞(作品部門)を受賞しています。


平成館


昭和の建築技術を結集した“100年建築”、平成館。今回の特別展の場所。1999(平成11)年に開館。2階は特別展専用の展示室、1階は考古展示室、ラウンジ、大講堂などがあります。
エントランスに入ると、大階段を中心に左右対称の構造となっていてシンメトリーが大変に美しい。


名建築フェチにはたまらない味わいのあるトーハクでした。

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