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セビージャ この夏の展望④

最後は中盤以外のポジション。


◆ゴールキーパー
ボノはジローナへ帰るが、レガネスからフアン・ソリアーノがレンタルバック、またPSGが買取OPを行使しなければセルヒオ・リコも復帰する。加えて、セビージャは2月に今シーズン第3GKを務めたカンテラーノ ハビ・ディアスと2022年まで契約を延長したばかり。補強優先度は低い。
しかし現在の正GKヴァツリークとの契約は2021年までであり、セビージャは既に代わりを探し始めているという。estadio deportivoによるとその候補に挙がっているのは今シーズンソシエダからモンペリエへレンタル移籍しているヘロニモ・ルジ(27)。モンペリエは1100万€の買取OPを行使する意思が無いようだ。


◆センターバック
現在ジエゴ・カルロス、ジュール・クンデ、セルジ・ゴメスの3人。ニャニョンが復帰しケアーも帰ってくる可能性があるので噂はあまり上がらない。ただジエゴ・カルロスが引き抜かれれば間違えなく獲得に動くだろう。

そのオプションの一つがフランクフルトのエヴァン・エンディッカ(20)Evan N'Dickaフランクフルトは2500万€から交渉を受け入れるようで、アーセナルとナポリが強い関心を示し、他にバレンシア、インテル、ACミランも興味を抱いているそう。
Calciomercatoによると新たな名前として現在ジェノアからエラス・ヴェローナにレンタル中のコライ・ギュンター(25)Koray Günterにセビージャが注視していると。


◆左サイドバック
レギロン獲得に動くのか。これに尽きる。エスクデロはこのところインパクトを残せていないのでレギロンがどうなるにしても積極的に補強に動いて欲しいが。
ここに来て初めて名前が上がったのがPSGとの契約がこの夏切れるライヴィン・クルザワ(27)Layvin Kurzawa。セビージャが獲得に動く可能性があるとcanal +。


◆右サイドバック
近年ずっと悩まされているこのポジション。長らくナバスの控えがいない状態だ。ナバスは現在34歳。今シーズンこそ選手を獲得して欲しい。
ここのところモンチが獲得を狙っていると報じられているのがマルセイユのブナ・サール(28)Bouna Sarr。エヴァートンも獲得に動くと報じられるが、、


◆ウィング
ノリートが退団濃厚、ロニーロペスは信頼を失い、ブライアンはロペテギに好かれない。更にオカンポスが引き抜かれる可能性もある。この夏何人かがやって来るのは間違いないだろう。


ナポリ
ホセ・カジェホン(33)
José Callejón
ナポリとこの夏契約が切れ、フリーで獲得可能となるカジェホン。Calciomercatoが報じるところによるとナポリとの契約延長が第一希望のようだが、頓挫した際に備えセビージャやバレンシアとコンタクトを取っているとのこと。カジェホンはフリーで移籍する場合の見返りとして3年以上の契約と現行の300万€の年俸から年俸350〜400万€への引き上げを望んでおり、より近い条件を提示しているのはバレンシアであるとのこと。


リヴァプール
ジョルダン・シャキリ(28)
Xherdan Shaqiri
リヴァプールはこの夏の補強に充てる金をシャキリ売却によって回収しようと考えているよう。
セビージャの他にローマ、CSKAモスクワが関心を示しており、移籍金は2800万£に設定されている。


オリンピック・マルセイユ
フロリアン・トヴァン(27)
Florian Thauvin
市場価値4000万€のトヴァンだが契約が2021年まで、マルセイユのFFPの問題、足首の負傷で今シーズン出場が2試合にとどまったという点から地元紙La Colina de Nervionは移籍金1500〜2000万€で獲得できる可能性があると。

◆センターフォワード
ルークとエン=ネシリに加えカルロス・フェルナンデスも帰って来る。十分だと思うのだが、噂は上がるもの。

ナポリ
アルカディウシュ・ミリク(26)
Arkadiusz Milik
契約が2021年までと満了が迫るもナポリ会長の設定する移籍金は4000万€。セビージャもアトレティコやスパーズ、エヴァートンとともに名前を挙げられるも手を出せる金額ではない。


予想される動き
・実力と実績を備えたウィング獲得を目指す

・機会があればヴァツリークと守護神の座を争えるキーパーの補強

・右サイドバックは最優先補強の一つ

・左サイドバックも獲得には動く


以上。それにしてもセビージャは毎年毎年補強が必要なポジションが多いな。

コロナの影響でサッカーへの経済的打撃も大きい。この状況が選手を売り出すことを促進するか、逆に大人しい市場となるのかは全く予想できないが、どのクラブも例外なく収入が例年より少ないためにこの夏は流動資産(1年以内に現金化できる資産)を多く抱えるクラブが有利になるのではないかと考えています。その点から言えばセビージャのこの夏の補強は期待できるかな。

楽しみ。頼むぞモンチ。

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