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『ARABAKI ROCK FEST.18』「エレファントカシマシTHE FIGHTING MAN -30 years of Fight-」(2018.4.29.sun)

フジテレビNEXTで視聴
公式ツイッターでは「2時間」とあったのが「1時間」に短縮されていたのは曲数カットが大きかった…。全17曲中、12曲放送。第2部は「エレファントカシマシ カヴァーアルバム3 ~A Tribute To The Elephant Kashimashi~」で歌った人を中心にゲストが参加。もうなんというか、エレカシメンバー全員が大好きな人たちをゲストに呼んだみたいな感じで、バンドメンバーの見たことも無い笑顔があふれてびっくりした。あの、成ちゃんがもう笑いを隠し切れずに噛み殺して笑っているという。うおおお、貴重…。しかもめちゃくちゃ嬉しそうという…。宮本氏は言わずもがな。一緒に歌いたいし、ギターも一緒に弾きたいし、コーラスしたいし、肩抱きたいけどどのゲストも自分より身長がでかいのでつま先立ちになっても意地でも肩を組むし、手も繋ぎたいけど右と右だから横並びになるとクルンと回っちゃってもうしっちゃかめっちゃかのとっちらかりようで、誰も彼も大好きな人呼べてもうめちゃくちゃうれしい!!!っていうのが画面からあふれんばかりに伝わってきて、こっちまでなんか嬉しくなった。前半飛ばしたかのように見えて、ラストまで声が持つのか?とファン歴浅い素人は思ったのだけれども、これがものすごく不思議で後半になればなるほど声量が大きくなり声の伸びもよくなり、しかも嬉しすぎてぴょんぴょん飛び跳ねる始末なのだが、ものすごいシックスパッドなので声がブレない…一体どうなってるんだ、この人の喉は…

----------------------------------第一部 (8曲中3曲放送)
1.RAINBOW
2.奴隷天国 ★
3.星の砂
4.Easy Go ★
5.風と共に
6.桜の花、舞い上がる道を
7.四月の風 ★
8.俺たちの明日

第二部 (全8曲放送)
1.風に吹かれて(菅原卓郎/9mm Parabellum Bullet) ★
2.今宵の月のように(田島貴男/ORIGINAL LOVE) ★
3.誰かのささやき(TOSHI-LOW/ BRAHMAN) ★
4.月夜の散歩(yui /FLOWER FLOWER) ★
5.のら犬にさえなれない(村越"HARRY"弘明) ★
6.君が僕を知ってる(仲井戸麗市) ★
7.悲しみの果て(仲井戸麗市) ★
8.ガストロンジャー(山田将司/THE BACK HORN) ★

アンコール (放送)
ファイティングマン(村越"HARRY"弘明with花笠ダンサーズ)  ★

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放送ではいきなり「奴隷天国」から始まってびっくりした。「RAINBOW」があったのか。ワンクッション置かず何の前触れもなく「奴隷天国」が始まる。とにかく鬼のように早いドラム。それに合わせてボーカルももう鬼神のように歌う。鼻ほじポーズにいつもの挑戦的な目つき。開始直後いつもギターを回収しにくるスタッフのおじさんがダッシュで駆け寄ってくるのがツボ。しかしすごかった。
そのあと「星の砂」があったはずだがズバッ!と編集されて「Easy Go」。これまた早い。「奴隷天国」に引き続いて演奏されたかのように編集されているので、ドラムの鬼神がかかったビートがもんのすごい。それをもっと煽るボーカル。男椅子に立ち上がる。最後はもうスタンドも倒す。石ちゃんがもうこれまた楽しそうで。最後はみんなお辞儀ポーズで終了。はあ…あっけにとられた。ドラム側のいつもの固定カメラがあるからドラムの手元、表情もよく見えてその鬼気迫る演奏が味わえてお得だった。

「風と共に」&「桜の花、舞い上がる道を」を飛ばして(なんだよう…東北の春にぴったりだった!ってレポを読んでほんとこのカットはくやしい…)「四月の風」。放送しか見てないものだから、(( そらこの2曲歌った後だから、声がこもるよなあ)) と知ったような感想を抱きながら聞くけどやはりいい曲。涙ぐんだり感じ入ったりする客席を映す。
『このまま全てが叶うようなそんな気がしてた』
『叶うような』のときに膝をついて合掌。

第2部始まり(編集上、引き続いて演奏されたかのようだった。休憩なかったのかな)。
1.風に吹かれて(菅原卓郎/9mm Parabellum Bullet)
3月21日に発売されたトリビュートアルバムでも歌い、5月25日(金)にNHK BSプレミアムで放送された「The Covers」で歌っていた菅原卓郎さんが「風に吹かれて」。3月にアルバム発売、4月にARABAKI、5月にNHK。実際の順番はわからないけど。相当歌い込んでいてこの曲が大好きって感じだった。Coversの時も思ったけど声の伸びがめちゃんこかっこいい。澄んだ声なのにパンチが効いてて。もうそれに大興奮の宮本氏。肩抱きたいし一緒に歌いたいしでもギターも弾きたいしコーラスも入れたい。どっちが歌うパートなのか興奮し過ぎて1箇所菅原さんが補完していたような…(^^;。「14歳から聴いてます!」に照れる宮本氏。もうここからデレデレと気恥ずかしさと怒涛のとっちらかりが始まる(しかし歌唱&演奏はとっちらからない)。

3.「誰かのささやき」(TOSHI-LOW/ BRAHMAN)
TOSHI-LOWさんのエレカシ褒めまくりに照れまくって水を飲んだり後ろ向いたりもうあたふたあたふた。衣装かぶったーのところ、レポで読んだけど実際に映像で見るとほんとほほえましい。可愛い。TOSHI-LOWさんの話、2011年の震災時、自粛ムードで地元のライブハウスのスケジュールが半年無くなりメジャーなバンドが誰も来なくなったという連絡を店長からもらった中、唯一キャンセルしなかったエレカシの話をする。そして今から歌う曲がエレカシが契約打ち切りの際にリリーズされたアルバムの中の曲でそれが誰かの背中を後押ししてくれるようで…というところで手と手をぴったんこー。女子高生か!そして歌がまためちゃくちゃうまい(プロに向かってあれなんですけど)。もうほんとにすごい。TOSHI-LOWさんのエレカシリスペクト小ネタがもう。白シャツ黒パンで、ラストは茨城エレカシTだもんね。こりゃファンにはたまらん。

4.「月夜の散歩」
『ゆいーーーっ!、さんっ、ですっ…』
これまでずっと同性だったから呼び捨てで紹介してきたのに、照れて「さん」付け。もうずっと照れまくっている。yuiさんもグイグイくるからもうなんか男子中学生のようだった。
「月夜の散歩」って難しいんだなって思った。とても穏やかな曲なのに、一オクターブ以上、そう11音は離れているから一番下の低音が難しい。それを難なく歌っているのを毎回聴いていたのかと再認識。もちろん自分の曲だからっていうのもあるけれども。カバー曲は原曲でやりたいというのはわかるけれども自分の歌いやすいキーを選んで欲しかったなと思ったり。

5.のら犬にさえなれない/THE STREET SLIDERS (村越"HARRY"弘明)
もう好きで好きで尊敬してやまない人っていうのがもう満面の笑みから伝わってくる。バンドメンバーもずっと笑顔。音楽に明るくない私は不勉強で存じ上げないのだがもう客席も大盛り上がり。ハリー!ハリー!
自分のギターで歌ってほしいし一緒に弾きたいし一緒に歌いたいしコーラスやりたいし、締めは譲り合う。デレッデレ。ボルゾイの周りを小さな白い子犬がキャンキャン飛び跳ねてるようだった。歌った後はいつもの小声で「ハリーです…!エビバデー…!!!」
なんか自分が同じステージにいるのが信じられなくて夢の中にいるような表情を浮かべていた。

6.君が僕を知ってる/RCサクセション(仲井戸麗市)
もうほんとにほんとにたまらなく大好きな人みたい。バンド全員が感無量という表情。だって成ちゃんも歯を見せて笑ってるんだもの。ギターを置いてボーカルに専念。チャボさんのギターに酔いしれながら歌う。これまた私は知らないし詳しくないけれどギターソロがまあ最高もうほんとに最高にかっこいい。しかも「四月の風」のイントロをいれてなかった?そういう遊びの部分もかっこいい

7.悲しみの果て(仲井戸麗市)
続いて「悲しみの果て」。宮本氏以外が歌うと違う景色が見えた。5月25日(金)にNHK BSプレミアムで放送された「The Covers」でリトグリmanakaちゃんが歌ってた時もそうだったけど、また違う印象。ブルースのような。それがもうたまらないようで満面の笑み。石ちゃん共演。すごい顔だったけどとても嬉しそうだ。ギターに酔いしれる。終わった後これまた興奮醒めやらぬ小声で、「チャボでしたー……!!!!」。うれしそー…(笑)

8.ガストロンジャー(山田将司/THE BACK HORN)
「歌ってくれ、エビバデー、…じゃねえや」興奮し過ぎてわけがわからなくなる(笑)。しかしここへきてガストロ。すごいセットリストだ。そしてこの若者との共演はタイバンみたいだった。もうすんごい煽る。この曲もほんと難しい曲なんだなあって思った。セリフと歌の切り替え、言葉を発する声の出し方、普段簡単に聴いているけどものすごい技量が必要なんだなって改めて感じた。
もう嬉しくって仕方ないらしくモニターに革靴で全乗りシャウト、「だから胸を張ってさ そう!」が決まるってすぐ「かっこいいーー!!」と山田氏に言って山田氏に抱き付かれる。

ファイティングマン(村越"HARRY"弘明with花笠ダンサーズ) 
尊敬してやまない人に「日本のロックアンセム」と言われてもううれしさMAX。そらそうだ…。成ちゃんでさえ笑顔。もう曲もすごかったんだけど、途中から後方踊り(宮本氏命名)に花笠が入ってくる。男性の方は黒子みたいに顔を隠しているのでもう何が何やらでカオス。演奏者たちはみんなかっこいいし、すっごい笑顔。宮本氏はもうハリーを連呼。すっごい笑顔で弾きたいし聞きたいし一緒に歌いたいしでとうとうマイク一本で二人一緒に顔面5cmの距離で「ベイビーファイティーングマーン!!!」。…どんだけ好きなんだ。。

そしていつもの総合司会。
ズラっとゲストが舞台に登場。大興奮で「すごい現場にいるんだぜーー!」と満面の笑み。とにかく機嫌がいい。もうご機嫌。
「ではさよならー!」
全員こける。いいのかな、ってはけていくゲストの皆さん(笑)。みんな舞台袖に引っ込んでいくなか「最後に盛大な拍手をー!あ、えっと」と突然ゲスト紹介しだす。

最後、バンドメンバーでいつもの肩組みあいさつ。とととととーっと前に歩いて来て、両肩に体重預けて足ぶらーん。もうご機嫌。足ぶらーんされた両サイドはいつものことだからとよろけもせず特に足を踏ん張る様子もなくっていう、普段通りの感じが、もうあうんの呼吸なんだなあって実感する。とにかく、いいフェスだった。

できるのなら完全版を見たいです…

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