やっぱりドイツ車、硬い、重い、渋い!

 6月で車検を迎えたホンダ・フィットに代わり、新車(中古車ですが)フォルクスワーゲン・ポロがうちにやって来て、2週間が経ちました。

 これまで何度も車を乗り換えた経験からして、普通これくらい乗ると体が車に慣れて来るものですが、このポロ、ぜんぜん体に馴染んでくれない! なぜか? それは操作系がひたすら硬く、重く、渋いからなんです。

 まずハンドル、シートなど、運転しやすいドラポジをとるのに一苦労。ハンドルはチルト(上下移動)&テレスコピック(前後移動)があり、調節しろはいいんですが、調節するのが硬い! ステアリングコラム下のレバーを外せば、国産車ならハンドルがブラブラするから合わせやすいんですが、ポロ、レバーを外しても微動だにしない。チルトもテレスコも、かなり力を入れないと動かない。さらにシート。リクライニング&スライドは当たり前、上下移動もしてくれて、ハンドルと合わせると、かなり理想的なドラポジが取れる。取れるんだけど。リクライニングのダイヤル。これがね。

 国産車のシートって、ほぼ全車、レバーを引けばシートの背もたれがバタンと後ろに倒れますよね? けど、ポロはそうじゃない。レバーの代わりにダイヤルがついてて、それをキコキコ回して背もたれの角度を調節するんですが、それがまあ、硬い硬い硬い! 手でグッと握って、腕、肩、腹に力を入れて、ようやく回るぐらいに渋い。だから、高速道路のサービスエリアで仮眠を取ろうにも、むちゃくちゃ力を入れてシートを倒さないといけない。ナニコレ!

 その他にもドアのスプリングが強すぎて、隣に壁とか車があるとスプリングを押さえながら開けないといけないとか、フロアのサイドシル(車から降りるときにフロアから足を出すときの段差)が太くて、国産車だと脚をずらすだけで済んだのが大股を広げないといけないとか(だから雨の日なんか裾が濡れる)、ぜんぜん優しくない。

 ポロって、大衆コンパクトカーの「Bセグメント」と呼ばれるクラスに属します。同クラスには、国産車だと前の愛車のフィット、トヨタ・ヤリス(旧ヴィッツ)、アクア、マツダ2(旧デミオ)、日産・ノート、スズキ・スイフト等。外車はこのポロ意外にはミニ、アウディA1、プジョー208、シトロエンC3、等々。激戦区。その中で国産車は明確に女性がターゲット。操作系は軽く優しく、シートはあまり大きすぎず、マニュアルよりもオートマチック。だから、フィットからポロに乗り換えたら、余計に操作が渋く硬く感じるのかも、と、思うのでした。

 …いや、やっぱリクライニングのレバーは硬すぎだろう。

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