Adan #20.5

愚者「笑えない夏だ」

亜男「それはこっちの台詞だ。君の人生は笑えない。そんなにも痩せ細って……痛々しい」

愚者「喜劇とは本来こういうものだ。これから最高の喜劇をみせてやる」

亜男「ついていけない。君は信じないだろうが、僕らのほうが君を見限ることもできるんだよ」

愚者「ああ、そうしてくれ。それに勝る喜劇はない」