タイムトラベル

今まさに岡本太郎さんの

「自分の中に毒をもて」

を読んでいるのだが、本ってやっぱいい。このかたは僕の生まれる前に亡くなっている。はっきりいって

「芸術は爆発だ。」

の名言しか知らないような人生未熟者。だけど、岡本太郎の熱い気持ちはひしひし本で伝わってくる。彼の今まで生きてきた人生やモットーなどたくさんの事を書いてくれている。それは、もはや霊界との会話のように思ってしまう。彼は僕の事を知らないけれどこうして繋がっている。彼の芸術も今も形や名言として受け継がれている。この奇妙な霊界通信のようなことができるのが、なんとも楽しい。今ではそれを容易にできる時代になり、Twitterやらインスタにたくさんの言葉、歌、絵、あらゆる作品が今こうして残されていっている。もしかしたら、この投稿も未来の小沢さん、藤原さん、桝さんが見ているかもしれない。やっほ〜2020は最悪の年だよ〜なんて言ってみたり(笑)昔よりも死者との交流も増える時代になるのだろうとも思う。その再現が昔では本や音楽や絵画などたくさんのもので伝えらてきた。僕はその中の本の力をひしひしと感じる。岡本太郎は僕のことなどさらさら知らない。僕は彼が亡くなった後に生まれたのだから当然だ。でも、僕はこうして岡本太郎をどんどん知るようになっている。こんな感動的なことはあるのだろうか。

僕も何かを残せる表現者になろうと思っている。その確固たる理由は本や音楽や絵画の持つ未来人のタイムトラベルが出来るこの感動的な力のためだろう。

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