見出し画像

仕方がない生活様式に付き合う。

残念ながら非常事態宣言の解除は先送りになりそうな埼玉県だが(埼玉の数字は水準クリアしてるのに)、浦和駅周辺の商業活動は少しずつ再起動しつつある。

駅前のショッピングモール・コルソも、この月曜から1ヶ月半ぶりに営業を再開した。

画像1

まだ館内すべての店が営業しているわけではないが、自分がよく立ち寄る須原屋書店やユニクロが開いたのは極めて大きい。昨日は久しぶりにユニクロで、夏用の衣類を数点購入した。

気になったのは、入店時の手続きだ。建物にはいるなり、まずアルコール消毒を強要される。マスクをしてないと入ることも通りすがることさえも跳ね除けられる。さらに、おでこにセンサーを当てての検温という念の入れようだ。

開店している周りの店には、透明のビニールシートで囲われている箇所が目立つ。

エスカレーターで上っていくと、側壁には「ソーシャルディスタンスを保ちましょう」との注意喚起の張り紙が。まさに、慎重の上にも慎重な、手探りの中での再出発の様子が方々から感じられる店内だ。

そして3階のユニクロへ。店のエリアの前には仕切りが設けられ、一人ひとりにアルコール消毒を求められ、またまた検温。さっき同じことをやったのに何故また?二重チェックは大事かもしれないけど、人によっては苛立つ客もいるだろう。そのうち整理されると思うが、しばらくは我慢して受け入れるしかなさそうだ。

お昼のランチの風景も、徐々に日常を回復しつつある。きのうは、常用している近所の街中華「ラーメン王」が再開し、さっそく絶品のチャーハンにありついた。

画像2

ここでも、入店前に手のアルコール消毒は必須。そして、カウンターの席の前には調理場を覆う巨大な透明ビニールシートがバーンと張られていた。隣りに座った常連のおじさんがシート越しに店主と再開を喜ぶ会話を交わしていた。休業する直前にはひと席離して座らせられていたはずだが、きのうは特にそういうことはなかった。

なにはともあれ、久しぶりの、いつもの味はいつもにまして味わい深かった。

テレビなどでは「新しい生活様式」なる言葉が盛んに唱えられているが、我々が求めているのはこれまでどおりの生活様式にほかならない。ただ、それを取り戻すための手続きとして、ちょっと異様なやり方に付き合う必要があるなら、認めざるを得まい。だが、あくまでこれは「仕方がない生活様式」であることにこだわりたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?