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音MAD麻雀大会&音麻雀スタダ後記

足立です。
先日行われた音MAD麻雀大会ならびに音麻雀スタートダッシュありがとうございました。このnoteでは開催に至った経緯や裏話について書いてます。
最後には読者プレゼントもあります。
本放送は下から見てね

構想は約1年前から

遡ること約1年前、就職によって地元を離れて数年が経った私は麻雀に飢えていました。そこで麻雀をやる機会を設けるため音MAD作者間で麻雀大会を開くことを思いつきます。

……が、

アンケートをとったところ回答数6件、うち1人は不参加と何とも散々な結果に。この結果から当時はとても開催できないと判断したため麻雀大会の野望は胸に秘め戻すのでした。

音スタダ勢のバイタリティ

そんな野望を抱えながら2023年は流れていきます。この年は音MAD作者の個人鯖に積極的に参加したり、音MDM天を見るオフ会に参加させていただいたりと作者生活15年目にしてやっとこさ音MAD作者との交流を持ち始めた年でした。そんな中ピンクの象・Gさんにより「音MADスタートダッシュ(以下”音スタダ”)」が開催されました。

この企画は音MADが好きだけど作ったことない人向けに、音MAD作者がサポートしながら動画を1本作ってもらおうというものです。私は完全に外野でしたので、この時は「はえ~初心者にも優しいすごい企画だなぁ」と感心していました。
しかしながら、音スタダに参加した人たちは未知の世界に飛び込むだけあってとてつもないバイタリティの持ち主だらけでした。

12月、音スタダ参加者のドゴルドゴロさんによって「音MAD作者格ゲー大会」の開催が告知されました。

また、2024年1月には同じく音スタダ参加者の凍凍蜜柑さんによって音MAD作者のスプラトゥーン大会「音スプラ」の開催が告知されました。

他にも大規模な絵チャを開催したり、コミケにサークルとして参加したり、音MADの手書き素材を請け負ったりと、とにかく音スタダ参加者の人たちはいろんなことに挑戦、企画をするバイタリティに満ち溢れていました。

そんな音スタダ勢を見て私はこう思ったのです。
「作者1年目の人がこんなにも企画を立てているのに、15年目のお前は何をやってるんだ」と。

音スタダ勢のバイタリティが、大会開催に踏み込めていなかった弱い心を持つ自分の背中を押してくれました。こういった経緯で音MAD麻雀大会の開催を決意したのでした。

音麻雀スタートダッシュの併設

冒頭のアンケート結果から、麻雀大会を開催するにしても参加者が集まる保証が全くありませんでした。なんで麻雀やる人がいないんだろうと思ってるときにこんな話を聞きました。

「麻雀に自信がないから参加できない」
「麻雀のルールは知ってるけど手の進め方がわからない」
「そもそも麻雀のルールがわからない」

大会に参加するほど麻雀に興味ある人など一握りだったわけです。こりゃ参加者が集まらないわけだ。そんな中年末年始にかけてニコニコメドレー作りをサポートする「メドスタダ」の話題が上がり始めました。

この話題をきっかけにいろんな動画、趣味のスタートダッシュ考案されました。私が教えられるスタダってなんだろうなーと考えて思いついたのが麻雀スタダでした。

このツイートが意外と反響があり、Discordの通話でも「麻雀スタダいつやるの?」と聞かれるほどでした。

……

麻雀スタダで人を集めて、麻雀を教えたのちに皆を大会に参加させればいいのでは……?

足立に電流走る

はい。これで大会参加者が不足する問題は解決できました。

真面目な話をすると、麻雀大会に参加するハードルをめちゃくちゃ下げたかったというのが狙いです。麻雀は上手下手はあれどもかなり運要素が強いゲームのため、一流プロに覚えたてのビギナーが勝つことだって十二分にある競技です。それを自信がないからという理由だけで不参加にしてしまうというのは非常にもったいないことだと思いました。
現に、2024年1月に行われた「にじさんじ麻雀杯2024」では、立直だけ覚えてきた倉持めるとが決勝進出を決めるという下馬評をひっくり返す快進撃がありました。

立直しか覚えていない人が決勝に行ける番狂わせが起きるところが麻雀のいいところ

そのため麻雀大会と同時に音麻雀スタートダッシュと題して麻雀講座を行うことにしました。最終目標を「大会で最低限打てること」と設定したため3月の大会を1月に告知してその間をスタートダッシュ期間としました。約1ヶ月で「順位取りのコツ」や「条件戦のコツ」なんて教えられるわけがないので、ハードルを極力下げるために大会ルールもウマオカ無しの素点勝負にしました。また、役満賞や上位以外に賞品を用意したのも、肩肘張らない大会というよりはお祭りという感覚で皆さんに参加してもらいたかったという意思があります。

告知、運営、麻雀スタダ講義

1月24日にニコ生にて大会&麻雀スタダの告知放送を行いました。

ニコ生で告知した理由としては、大事にすることによって参加人数をとにかく集めたかったことに加えて、麻雀スタダのアドバイザーを確保することが目的でした。

人脈がないため完全に一人きりからのスタート
見切り発車が過ぎる

ニコ生で助けを求めた結果、17人もの方がアドバイザーを請け負ってくださいました。本当にありがとうございます。

大会Discord鯖を運営したこともなかったため、勝手になぽりさん主催の音マリカ大会の鯖を参考にレイアウトしていました。
麻雀スタダ向けに作って正解だったチャンネルが「この時何切る?」チャンネルです。このチャンネルは普段麻雀を打ってるときに「この時どうすればよかったんだろう?」と思ったスクショを貼っておけば誰かが答えてくれるというものです。麻雀好きの人は何切る議論が大好物な人間だらけなので、かなり活発な議論がされていました。正直自分も参考になるときが多かったです。

麻雀スタダの講義をするにあたって、自分も麻雀の勉強をし直しました。特に参考したのが麻雀Vtuberの千羽黒乃の配信、書籍、コラムです。


千羽黒乃の書籍。右の本は麻雀スタダ用に買いました

千羽黒乃の配信ならびに書籍はかなり初心者に優しい作りとなっているため、麻雀スタダの教材にはもってこいだと考えました。麻雀スタダの資料にも参考文献としてクレジットしてあります。正直みっちり教えられるのであれば書籍の内容を事細かに伝えるのがいいとは思うのですが、時間も限られていてそこまでの熱量があるとも限らないので、講義では要点だけを伝えるにとどめて、もっと知りたい人は参考文献を参照してねという形をとりました。

ちなみに、講義で使う牌の画像や雀魂のスクショは全て自分で用意しました。麻雀牌の画像はgometh氏の麻雀牌スクリプトを用いてAviutlで作成しました。


先述のスクリプトを使って作った画像(麻雀牌の呼び方)

麻雀スタダ講義や大会概要の説明のスライドはオンラインのパワーポイントを使用しました。これは、以前ふーふーさんが音MDM天の事前放送のスライドをOBSのスライド機能で運用したらめちゃくちゃ使いにくかったと話していたからです。現に告知放送ではOBSのスライド機能を使ったのですが、画像の差し替えが煩雑すぎてすぐにパワポに鞍替えしました。情報収集は大事。

大会運営

大会やスタダの準備を進めていたある日、突然大会ロゴ画像をCΘSTさんから送られてきました。めちゃくちゃいいロゴをいきなりいただいたんで嬉しい感情とビビった感情が半々ぐらいありました。本当にありがとうございます。

雀魂の大会機能は勝手にいろいろ集計してくれるらしいんですが、一度も使ったことがなく参考文献も乏しかったため、一度6時間の大会リハーサルを開きました。リハ結果をもとに大会運営方法や役満賞の上限、大会の時間を当初の6時間⇒24時間の延長の判断をしました。リハは正義。

大会当日、自分は寝ているとき以外はほとんど大会サーバーの通話チャンネルにいました。そうしたおかげで大会ルールが「トビあり」になっていることも早期に気づけました。これに関しては本当に申し訳ないです。

大会の中継をする本放送に、冒頭の準備中画面や合間の休憩中の時にBGMや画像を差し込むといったことも一から勉強して作りました。後から聞き返したらBGMがちょっと大きかったですが、割とうまくいってよかったです。

今回の大会で一番正解だったと思う部分は、自分を運営兼参加者としなかったことだと思います。一番の理由は実況側に回りたかったことですが、トラブルが起きた時や質問の対応もスムーズに行えますし、賞品を運営が搔っ攫って終了なんていうサブイ展開も回避できるからです。今後音MAD界隈で何か大会を開こうと思っている方は、運営を2人体制にするなど手が空いている人を常に作っておいた方がいいかもしれません。

大会終了後、参加者の一人からDMをいただきました。
要約すると麻雀が嫌いになりかけたところに音MAD麻雀大会に出会い、麻雀の楽しさに再度気づくことができて感謝していますという内容でした。
マジで泣いた。こちらこそ本当にありがとう。運営冥利に尽きます。

本当に大会を開いてよかった。

大会成功のお礼&読者プレゼント

色々長々書いてきましたが、とにかく大会が成功に終わって本当に良かったです。最後にお土産として、麻雀スタダに使用した講義資料と講義放送のアーカイブのリンクを貼りますので、皆様麻雀を覚えて帰ってくださいね。

本当に皆さまご参加&ご視聴ありがとうございました。


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