はみだして、なじめ。
ご覧いただきありがとうございます。加納敬太です。久しぶりの投稿になりました。スミマセン...今日の投稿は少し長くなりますが、よければ読んでください。
僕は今、年内を目標に会社をつくる準備を進めています。会社をつくると決めてから数ヶ月か経ちました。自分が思い描いているスピード感とは程遠いですが、きちんと進んできています。恐らく、数ヶ月後に銀行から借金をし、会社ができ、来年にはサービスとして正式にリリースできると思います。
そんな話はさておき、僕はいつも通りSNSを見ていたら、気になる動画が流れてきました。その話を聞いて、ハッとしたのでnoteを書いてみることにしました。
その動画で、話をしておられたのは明治大学サッカー部の栗田大輔監督。部活でのミーティングの様子だった。
「この間のミーティングで、お米が届くよっていう話をした。誰が受け取ったか知らないけど、お米が届いた時点で速攻連絡すべきだよね。お米を贈った人は届いたか気になる。真っ先にお礼しなくちゃいけない。でも、あそこにポカンと置いてあって誰も気にしない。これが全て。この部の全て。都合の良い時だけ試合に出たい。プロになりたい。そんな奴プロにさせるか。恩もない。プロになったってそんな奴は何も返ってこない。人の御恩も感じないやつ使うか。そんな奴プロになってほしくない。サッカーなんてどうでもいい。もっと大事。」
「人としてっていうのがまずあって、自分が置かれている立場の中で何を求められ、その中で何をやらなきゃいけないのかを表現できる人。自分の決断とか判断とか責任をしっかりと取れる人というのはどの世界に行っても活躍できる。」
サッカーの技術ではなく、何事も他人任せにしない「人間性」
この話を聞いた時に僕はハッとした。当たり前のことかもしれないけど、当たり前のことだからこそ疎かになっていないだろうか。自問自答した結果はNOだと思う。この世界はインターネットやAIなどによって、とても便利になってきている。でも、便利になってきている一方で、思考が停止してきているように思う。ミレニアル世代と呼ばれる僕たちは、物心がついた時からスマートフォンやSNSが当たり前のように存在していた。気づいたら、僕も画面を見ていて、時間が過ぎている。
正直、その画面の”向こう側”を想像できていなかった。インターネットやAIだって人が作り出したもののはずなのに、その環境が当たり前になりすぎて、恥ずかしいことに世界は人と人と人で生きていることを忘れかけていた。
僕たちはそんな便利な世界を生きているからこそ、スポーツや仕事、いろいろな技術や能力ではなく、「人間性」を一番大切にしなきゃいけない。痛感した。当たり前のこと言うなよ、と言われるかもしれない。でも僕は、それが不足していた。でも、決して僕だけではないと思う。SNSでは誹謗中傷の嵐。画面の”向こう側”を想像できていない象徴じゃないかと思う。SNSという媒体によって、世界は進んだと同時に苦しい思いをしている人もいる。栗田監督のミーティングを見て、もう一度考え直そうと感じた。世界は人と人と人で生きている。
世界で活躍するアーティストONE OK ROCKの曲でこんな歌詞がある。
I know they don't like me that much
僕は嫌われ者
Guess that I don't dress how they want
見た目が違うから
I just wanna be myself
でも ありのままでいたい
I can't be someone else
僕は僕だから
Try to color inside their lines
誰かが敷いたレールに乗って
Try to live a life by design
生きるなんてできない
I just wanna be myself
ありのままでいたい
I can't be someone else Someone else
ほかの誰かになんてなれないよ
They yell they preach I've heard it all before
彼らは口うるさく言ってくる
Be this be that
ああしろ こうしろと
I've heard it before
何度も言われて
Heard it before
もう うんざりだ
Big boys don't cry
男は泣くな
Shoot low aim high
現実を見て 夢を持て
Eat up stay thin
よく食べ 健康であれ
Stand out fit in
はみだして なじめ
Good girls don't fight
女は争わず
Be you dress right
見た目もきちんと
White face tan skin
心は白く美しく
Stand out fit in
はみだしてなじめ
Stand out fit in
はみだしてなじめ
楽曲を制作したONE OK ROCKのTakaは、
”今回の曲のタイトルは「Stand Out Fit In」Stand OutとFit In。対照的な意味が並んでいますが、ぼくらの曲にのせるイメージも、世界に行く前の単純さとは少しずつ変わってきています。自分が海外に出て生活していると、様々なテーマに直面する。そこに目を向けて、よく考えてみて。それを僕らが今までやってきた「夢」とか「前に進んでいくんだ」という熱いものと、ちゃんと掛け合わせてみようとしています。
例えば、今の時代は「数」が簡単に「力」に変わってしまう。でも、だからこそ僕は、結局は「人間、個人」が本質だと思いたい。そうであってほしい。言語や育ちや心の中も、それを表に表すか、我慢できるかなども、一人ずつ違う。じゃあ、あなたが何者であるのか、どう思う人間なのか。そこを大事にしたい。”
とインタビューコメントしています。
栗田監督もONE OK ROCKも伝えたいことは同じじゃないかな、と思う。僕たちの世界は人と人と人で生きている。結局は人間力。僕は、今日痛感した。もっと人間力を大切にして生活していこうと思う。お世話になっている方々へ御恩を返していけるように。
最後までご覧いただきありがとうございました。