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飲食店が知っておきたい Google予約とトレタ直結の革命的な意義

Google予約にトレタが直結の発表されました。
https://corp.toreta.in/news/2019-03-06/

トレタは私の古巣に当たるのですが、今回のリリースは私が在職中から悲願だったことが達成されたことになります。

このニュースがなぜそんなにすごいのか、今の立場だから言えることを、飲食店の皆さんにも、わかりやすくお伝えしたく、筆をとりました。

カンタンにお伝えすると

Googleを飲食店が完全に自分たちのものとして奪還できた記念日なんです

これに尽きます。どういうことか。

以前、自力集客というものが今後、どんどん問われるようになってくると書いたことがあります。 https://note.mu/adachichi/n/n88ba72da92dc

自力集客とは、外部メディアの力ではなく、店舗側のコントロールできるメディア(オウンド、SNS)での集客力を高めることで、メディアでなく店舗のファンとし、リピーターを増やし、安定的な売り上げを確保するということです。

その点で今までのGoogleマイビジネスは厳密にいうと、実は完全な自力集客側ではなく、メディア側の集客ツールになってしまってました。
ネット予約が各グルメサイトの予約システム経由だったからです。

これは手間なく、Google経由の集客が受けられる恩恵がある一方、Googleによる集客がグルメサイトの集客の中に混ざってしまうことでグルメサイトの広告効果を過大評価する恐れがあります。サイトによっては余計なコストを払っていた恐れもあります。

今回のGoogle予約の連携について、トレタ中村代表はこちらの記事( https://note.mu/hitoshi/n/na46470783898)でこう表現しています。

トレタを使って予約を管理している飲食店さまは、この連携のために何か特別な操作や作業をする必要は一切ありません。トレタのアプリを立ち上げたら、その画面を眺めているだけ。Googleからの予約はすべて自動的にトレタに登録されます。管理画面から空席在庫を登録したり消したりという作業も一切不要です。お店が満席になれば、その瞬間に自動的にGoogleからも予約が入らなくなります。さらに、この連携による送客については、Googleもトレタも手数料を課金をしません。無料です。つまり、この連携によって、飲食店さまはGoogleマップやGoogle検索をあたかも自社のオウンドメディアのように活用できるようになるのです。

手間なく、手数料なく、Googleを自社メディアのごとく使える、これは革新です。

Googleはほっておいても、どんどん便利に進化するでしょう。そしてそこに比例して利用者数は増えます。つまりコストをかけない集客比率がどんどん上がることになります。

飲食店はこれを使わない手はないかと思います。トレタやらない手はないかと(^^)

今回の件により導線をGoogleに貼って集客力を確保する戦略は各グルメサイトは見直すことになりますが、もはや長らく続いたそんな導線確保合戦の時代は遅かれ早かれ終わるのは見えてます。

そこを超える新しい価値提供していくことが今後の彼らの求められることとなると思います。実際、そのような動きも見え始めています。

ここからは予断ですが、Googleが今回、現時点でのトレタと在庫連携の判断をしたことも注目点です。

これは単なるネット予約できる店舗数ではなく、ブッキング事故なく正確にネット予約できることを優先していくよというサインなのです。

いままでは単にネット予約できる利便性をうたっての集客強化を優先し、正確でない在庫管理連携のもとにネット予約を開放させ、事故を誘発しているようなサイトもありました。

これからはユーザーが安心してネット予約できることこそ価値があると判断されたのかもしれません。そして、それは各媒体ごとに在庫管理をする時代の終わりのはじまりの予兆かもしれません。

※3/27追記。こんなこともすでにできるようになったみたいです。未来がキタ


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