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あなたのTwitterのツィートって、『販売』できるの、知ってました?

先週(2021/1/9-1/15)のジュンク堂書店大阪本店さんで、拙著「だれにでもわかるNFTの解説書」が、ビジネス書ランキング3位になっていて、売れ続けているのがありがたい!って思っている足立明穂です。

本にも書きましたが、2021年3月にTwitterの元創業者ジャック・ドーシー氏の初ツイートが3億円で売れました。

クラブハウスとかで話していると、「どうやって売ったの?」って質問を受けることがあったので、そのことについて説明しようと思います。

そして、あなたのツイートも売ることができる!ってことも教えちゃいますよ!(とはいえ、売ることができるのと、売れるのとは意味が違うので勘違いしないでねw)

ツイートって文字列じゃね? どうやって出品するの?

なんとなく、ツイートを売るというと文字列でしかないのでスクリーンショットかなにかにして販売したのかなとか思ってしまいそうです。

が、実際に調べてみると、下記のように落札されています。

https://v.cent.co/tweet/20

気が付きました? ニュースサイトCNETが運営してるValuablesというNFTマーケットプレイスで出品されていたのです。

https://v.cent.co/

このValuablesというサービスは、TwitterのツイートをNFT化して売買するサービスを運営していて、面白いことに欲しいツイート(?)があればオファーすることもできます。

メタマスクとTwitterアカウントを接続すれば他の人のツイートのオファーをかけたり、自分のツイートを出品したりすることができるのです。

実際に、あの宇宙へ行った前澤さんのツィートもオファーされていますw

https://v.cent.co/gallery/yousuck2020/offers


ツィートのNFTって、いったい、何を買っているのか?


ここからは、素朴な疑問としてツイートのNFTって何を買っているのか?ってこともよく分からないですよね。

ここで販売されているのは、NFT化されたツイートなので「所有権」を購入したことになります。

自分が所有しているという満足感ですねw

でも、これって、なかなか分かりにくいとは思いますが、ファンならでは、あるいは、今後価値が上がるって期待している人だからこそ分かる感覚。

ジャック・ドーシーが誰なのか知らない人にとっては、先のツイートを持っているといったところで、なんだそれ?ってなります。

しかし、Twitterの生い立ちを知っている人、ジャック・ドーシーという名前でTwitterの創業者って分かる人にとっては、「ほぉ!」って思うようになります。

これが、NFTの面白いところ。すべての人に同じ価値を提供しているのではなく、欲しい人にとっては価値があり、知らない人・興味ない人にとっては、まったく価値を感じないのです。

NFTでつけられる価値は、定価のようなものではなく好きな人達の中で決まってくる関心度合なのです。

ここを間違ってしまうとNFTを使ってビジネスをするときに、明後日な方向へ進んでしまいますよ!!

参考


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