ニシダ ヨリコ

写真を撮っています。レンズのこととか、写真のこととか、つらつらと。 ////////組写真で遊んでるところ➡︎ https://coten.pics/tolicon

ニシダ ヨリコ

写真を撮っています。レンズのこととか、写真のこととか、つらつらと。 ////////組写真で遊んでるところ➡︎ https://coten.pics/tolicon

最近の記事

ニシダさんのお話。

初めましての方も、そうでない方も お久しぶりの方も、そうでない方も ようこそいらっしゃいました。ニシダ ヨリコと申します。 ニシダは普段から写真の事しか考えていない変人です。 あと、文章を書くのがちょっと好きです。 あと、髪型と髪色がよく変わるのでプロフィール写真はそんなにアテにならないかもしれません。 日々商業撮影をメインに作家活動もしながら、時たま写真ワークショップなどでこっそり皆さんとお話する場を作っていただいていたりします。 お仕事はほぼデジタル機ですが、作品

    • 色彩:壱

      オレンジ 元々忘れっぽい私は幼い頃の記憶も断片的でほとんどが点と点。ですが今でも鮮明に思い出せる数少ない記憶の1つが、祖母から言われた色にまつわる出来事。 「この子オレンジが似合うからオレンジ着せたったらええ。」 あれは自身の七五三だったのか従姉妹の七五三だったのか、神社だったのか祖母宅だったのかその辺のことはすっかり忘れてしまいましたがこの言葉だけは今だ脳内で再生できるほど。 そしてこの言葉を聞いて「わたしはピンクがええなぁ…」と思った当時の私でした。思っただけ。

      • 回想:壱

        キュッと結ばれた口角も、ともすれば冷たく思われがちな目元も、大きくもすらっとした掌も、少しだけ癖付いた黒髪も、すっくと立ち上がれば凛と伸びやかな体躯も、きっと彼女を構成する要素のほんの一部分でしかなくて。 だが、その一部分にこそ私の想いは宿るのだ。 彼女は言う。魔法みたいですね、と。 私は応える。君だからだよ、と。 春の眠り猫 MC Rokkor PF 55mm F1.7  & more

        • 帰路:壱

          湿気は少ないが陽射しは相変わらず刺すように強い。そういえば通販で頼んだ日焼け止めはそろそろ家に届く頃だろうか。毎年まいとし腕時計焼けに後悔するサイクルをいい加減止めなければならないのだが、果たして成功するのかは些か疑問である。 一仕事を終えてコンビニのアイスカフェラテを飲みながら駅に向かって歩いていると遠目に見えたのは艶やかな黒髪の集団。 カラフルなTシャツとジャージを着て肩からタオルをかけ、みな一様に黒く大きな鞄を背負っていた。体育祭が無事終了したらしい。 前を歩く男女

          人間、何かしら「Canon FD50mm F1.8 (I)」

          最近グリーンサラダにハマっていて、リーフレタスを買ってはちぎり粗挽き黒胡椒とレモン汁とオリーブオイルをさっとかけて食べてます。 実は結構料理が好きなタイプです。 人生にも風通しを 日々私たちは膨大な量の情報を見て、聞いて、読んで、感じ取って消化し処理しています。 ああガソリン代が上がってきたなぁ、とか。コスモスが咲いているけどまだ秋だっけ…?とか。マフラーと手袋どこしまったっけな、とか。ちょっと電気代節約しないと…、とか。この資料の締め切りいつだっけ?とか。そういえばアイツ

          人間、何かしら「Canon FD50mm F1.8 (I)」

          小さくたっていいじゃないか「smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」

          秋真っ盛り。ポートレートレンズと言えば?85mm!という声があちこちから聞こえてきそうです。綺麗ですよね、歪みも少ないし、新設計レンズもありますし…。 でも、77mmも良いレンズなんですよ。ラッキーセブンでコンパクト、ポケットに入る御守り的な中望遠レンズのお話です。 折角なので アルミ削り出し鏡胴のしっとりした質感が堪らないLimitedレンズ。その中でもフルサイズ対応のFAシリーズは3姉妹と形容されることが多く、フィルム時代の設計ですがデジタルでもその独特な描写は健在。そ

          小さくたっていいじゃないか「smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」

          レンズを借りてみました。

          先日急にカレーが作りたくなったので玉ねぎ2つを無心で刻みキーマカレーを作りました。おはようございます。 先日公開した2つの記事で使っていたレンズは、実はGooPassさんからお借りしたもの。使ってみたいけど値段が高くてなかなか手が出せない…買い替え検討で写りを比較したいんだけど…と悩んでいる機材を試すことができるサブスクリプションのカメラ機材レンタルサービスです。わお、画期的。 夢と希望へのアクセス権。 まず自分が使ってみたい機材のランクを商品ページでチェック。ランクがわ

          レンズを借りてみました。

          望遠単焦点のススメ「smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM」

          前玉を覗き込めば黒く深い円に吸い込まれてしまいそうな大きいレンズをお供に、夕方のお散歩へ。軽い筋トレタイムですね。 普段の撮影ではあまり望遠単焦点の出番がない私ですが、望遠ならではの露出設定やそれによって生まれる描写、撮影時のスタンスなど楽しめるポイントを改めて実感できる時間でした。 ただし取り扱いには細心の注意が必要です(お陰様で腿に軽く青タン作りました…) いざ、実写。 APSC機用レンズとして作られていますが、35ミリフルサイズの範囲もカバーしており補正にも対応してく

          望遠単焦点のススメ「smc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDM」

          小さいけど遠くまで「Industar-61 52mm F2.8」

          秋の陽気真っ盛りで、カメラ散歩がより楽しめる季節になりました。 やはり機動力高く動き回るには機材も小さくしたい!けど、広角すぎたり暗いレンズだとちょっと使いにくいかな…ということで今回は小さいけど頼りになるレンズのお話。ロシアンレンズ、意外と使えるかも。 カメラとの相性(見た目) 使用機材はFUJIFILMのX-T3。M39-FX変換のマウントアダプターも薄くほとんど存在感がないのでコンパクトにまとまってくれました。 スナップはある程度被写界深度があった方が気楽に撮れるので

          小さいけど遠くまで「Industar-61 52mm F2.8」

          望遠バズーカのススメ「HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW」

          望遠ズーム、と聞けばとんでもなく大事なイメージが先行しがちですが、いざ使ってみたらどっしり構えてくれる繊細な職人的レンズでした、というお話。 ただし取り扱いには細心の注意を。(※もはや他人のみならず自分にとっても鈍器です) 早速使ってみる。 雨の日でも安心!防塵防滴構造に、全域開放F2.8でありながらもしっかり描写してくれる、重いデカい綺麗と三拍子揃ったこのレンズ。PENTAX製レンズの中でも高性能に分類されるスターレンズです。 HD PENTAX-D FA★70-200m

          望遠バズーカのススメ「HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW」