月収5000万の究極美女スパイの日常(仮)

今日は特売の日だ。夕方5時にはスーパーについていないといけない。特売の日のスーパーは戦場なのだ。血走った目で一番高い割引のシールが貼ってあるパックを探し出し、手を伸ばす。皆、必死だ。戦争を終えて手に入れたのは、79円秋刀魚2本。48円の大根。これさえあれば今日の夕ご飯は安泰だ。そそくさとレジに並んだ。戦利品を手に上機嫌で鼻歌を歌いながら家路につく。ふと携帯を確認した。
「今日はいつもの場所で、23:00からです」
これなら夜ご飯を食べた後、仮眠をとってから行けそうだ。彼女は安心して秋刀魚を焼き始めた。