新卒のみならず、2年目、10年目も知っておきたい社会人の常識を抜粋

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■本レポートの抜粋

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー日本における働き方改革は年々良い意味でも悪い意味でも強化されています。日本は兎にも角にも、事象が起きてから行き当たりばっかりに対策がされる国です。今流行のコロナウイルスしかりです。

一昔前は、体育会系部活動の様に徹夜で仕事を仕上げる、朝まで上司と語らい合うなどの行為は一般的で常識とも言えました。

現代で上記の行動を行う事は社会的信頼性を低める事に繋がってしまいます。

今でこそ、徹夜でやってなどの一言があろうものなら、SNSなどで拡散されメディアの格好の餌食にされてしまいます。

この様な現状から良く聞く声が、「本音が言えない。」といった会社員同士の嘆きです。どこまで踏み込んで良くて、どこまでが駄目なのか。ここの線引ができていない事には、とてもじゃないですが本音で語り合うのは難しく、日々の業務にも支障が出てしまいます。

部下は上司を、上司は部下を知る意味でも『これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71』は恐らく現場で言い切れない上司の本音が描かれている書籍になります。

且つ、新入社員や入社してからの社員も自分に足りない要素を見つける意味でも勉強になる内容になっています。

認識の違いでパフォーマンスに影響が出ないように、本書を読み、自分より立場の上の人の意図をしっかり汲み取る意味でも最適な書籍になります。

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ーー書籍情報ーーーーーーーーーーーー

著 者:これからの会社員の教科書 社内外のあらゆる人から今すぐ評価されるプロの仕事マインド71

書籍名:田端 信太郎

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■はじめに

「阿吽の呼吸」という言葉を直近で意識を仕出しました。直上帳が「こうして欲しい。」という内容に精一杯答えたつもりが、意図が異なっていたという事象がありました。

であれば、事細かに聞き業務を進めればいいのですが結果確認の工数や確認自体の手間がかかると思い、阿吽の呼吸をより強化すべく本書を選定しました。

本書は部下 対 上司のミクロ視点のみならず、本人 対 会社や本人 対 社会といった括りでも田端氏による経験のもとメソッドが記載されており、今後大きくなっていく組織で自分が無駄にコミュニケーションロスを発生させないようにしたく、選定をした背景もあります。

■会社は学校ではない

僕たち社会人は労働に対して、決められた対価を得て生活をしています。

学生であれば、講義を休む、書類の提出が遅れるなどは言わば謝れば住む問題でもありました。

会社は甘くまりません、なぜなら自分ひとりのミスで社内、社外に影響を及ぼす可能性があるからです。

それも1人や2人ではなく時として数百単位で考えられます。

ただ仕事をしていると日々のタスクに追われ、ふと忘れてしまう時が正直あります。

基本的には「会社は学校ではない。」というマインドが念頭にあれば、無責任な行動はほぼしなくなると思います。

僕もNNGに入る前は土日に働く、チャットややり取りをするのは億劫だと思っていたのですが、お客様 対 自分での責任を考えると、休みの日であろうが動くべきところは動くべきだと考えを改めることができました。

日々の中で「体調不良」はどうしてもやってきます。基本的に丈夫な僕も過去に1度、体調不良で会社を休みました。

上司から来たメッセージは現状の仕事や状況を聞いてくる内容でして、

そんな時に自分は被害者ヅラして、体調不良で動けないのになんで考えが真っ先に浮かんでしまいました。

普通に考えると、緊急で休んだ人間のタスクを把握するのは常なのですが、その時の自分は甘かったと猛省しています。

今ではむしろ上司の指摘は、「忙しい合間に自分を見てくれている。」と感謝の念を持つようになりました。

環境がなければ、いわゆるゆとり脳で仕事をしていたと考えると恐ろしい且つ前半に書かれている内容は「当たり前じゃないか。」と思ったのですが、

大部分にとっては当たり前でないと言うことがわかりました。

お客様や上司が全体の場でチャットやメールなどをせずに個別でメッセージが来た場合や声をかけてきた場合は「察してくれ。」という合図だと念頭に置き、意図を汲み取れるようにします。

■教養を身に着け、差を付けろ

本書では後半部分で、経済(お金)、法律について学ぶべきとの記載があります。

僕らは業界の人間として、リスティング広告やFacebook広告並びにWebマーケティングの勉強を日々行っており、クライアント先でもその話が大半です。

ですが時たま、「〇〇業界は~」「〇〇法が厳しくて…」などの一般教養レベルの話になるとついていけない自分がいます。

経営をしている、仕事ができる人は一般教養の知識も強いイメージがあります。

逆に数字が上がった下がったのどんぶり勘定になっている経営者の方はロジカルやデータに基づいた数字の話をしても聞く耳を持たない傾向があります。

ふとなぜ、言うことを聞いてくれないのか。と考えた際に、僕らの領域の話しかできていないからでは…?と考えに至りました。

向こうからしてみればよくわからない数値の結果に対して、○○しましょうと言われても気持ちが良くないのだと思いました。

そこのエビデンスを、一般教養で落とし込めれば、相手は納得するのだろうと仮説立てられました。

例えば僕は、治療院を経営している人に広告外の話として「口コミを集めましょう」「SNSをやりましょう」「ブログをやりましょう」などWebマーケティングの全体設計を促す提案をします。

大前提そこには、Webマーケティングで効果的という側面もありますが、あはき法の改正などで治療院の広告出稿が厳しくなった際に、広告で表現規制がかかった場合の対策として共有している背景があります。

なぜやるのか?必要なのか?という話の際には、「国が動いています…」「実は近いうちに法改正があって…」などの話を絡める事で、専門外の部分からもコンサルワークが実現できると思いました。

上記の様な気付きから、今後はTwitterの活動をした現状もあるので経済・法律に関するアウトプットをTwitterで行う事を取り組みます。

政治・経済系ツイートは内容が誤っていると恥ずかしい且つ外部から刺されがちですが、挑戦していきます。

■誰にでもできる「仕事」こそ価値がでる

仕事には大中小様々な種類があります。1つも手は抜けませんが、小の仕事ほど軽視してしまう傾向にあります。

正直、僕はそうです。以前に社長にも「請求書番号の記載が面倒くさい。」などと本音でお話した部分でもあるのですが、僕が小と定義づけているのが上記の様な事務作業です。

単純な話、ミスがあったら直せばいいとまで思っています。ただこの考えは改めます。

なぜなら単純作業こそ、差別化ができるからです。

極端な話、リスツーに数値を入力するタスクを「怠い。」と思い取り組むのか、「効率的な方法はないか?」と思って取り組むのとでは雲泥の差があります。

全てではないですが、いくつかの入力事項はインポートにて一括記入が可能です。

仕事の工夫とは上記の様な思考から生まれるのではないかと考えました。

仮に大きな仕事を1つできても、小さな仕事を外し続けていれば信頼を失います。

小さな仕事を効率よくこなし、他がミスする、時間がかかる内容を高精度で短期間で行えればそれだけで評価ががらりと変わると思いました。

そういった意味では日々会社から振られてくるタスクを、ただのタスクとしか捉えられていない自分がいました。

実はタスクが振られる=評価を得るチャンスだった、と考えを改めると今よりも小さな仕事へ対する考えが改まると思いました。

今後は自分が何かを入力したなどの動きはログイン表を用いてチェックした形跡をつけ、「漏れ」を防止します。

記載した内容でミスが生じれば、今後はそのミスが起きない要因と原因を考えていきます。

■否定と説得は違う

ビジネスの場において、相手方を説得する場面は多々あります。

その際に相手の満足度を推し量る必要があります。

Webマーケティングの業界は基本的に自分たちが先生ポジションになりがちです。

代行を依頼するクライアント様は、基本的にプロへ一任してくださるからです。ありがたい話でもありますが、クライアント様から下手に来られてしまうと必然とマウントを取るような姿勢になってしまうのも事実です。

相手が納得の上ならば、良いのですが中には良く分からないが、プロが言うならばそうなのだろうと納得をせずに話が進んでしまう場合もあります。

相手が発言した内容に対して、「違う。」と言うこと1つとっても印象の与え方が異なります。

僕も気づけば一方的に話してしまうタイプです。対面であれば表情の曇り具合で、疑問点など時折伺うことはできますが、電話やオンライン対面だと読みきれない時があります。

表情が曇っているときは納得はしているものの賛同ができていない時だと思っています、なんとなくで僕は表情の読み取りをしていましたが本書を読んで改めて自分がただ相手の意見を否定していないか考えるきっかけになりました。

ロジカルに順を追って説明をしたとしても、僕らの持っている大前提とクライアントの持っている前提は異なります。

例えば、誰もがコンバージョンするであろうキーワードを最上位に持ってくれば問い合わせは増えるのか?問題です。

僕は増えないと良い、単価をバク上げするのは推奨しない説明をするものの相手がLPの重要性を認識していないとただ単に否定をされて、間違った意見だからやらないんだなとネガティブな思考になってしまうと思います。

上記も1種のコミュニケーションロスだと考えました。

有り難い事に最前線でクライアントワークを行っていると、ついコミュニケーション1つとっても、相手のこの質問にはこう返すというテンプレートの様な会話になってしまいがちですが、改めてリテラシーに合わせた説得が必要でそこへの労は惜しまない事を学びました。

■自分は2周り上の人間と気軽に雑談ができるか?

現場では基本的に案件の話が中心になりますが、打ち合わせ前や後、電話の終わり際などでアイスブレイクや雑談が求められる場面があります。

心理学的にも共通点があったほうが親睦を深められるという心理がある事から早い話共通点があれば雑談がその内容で事足ります。

本書を読んで、上記が通用するのは担当者ベースの話だと認識しました。なぜなら経営者や取締役といった会社の根幹を支える役職は無駄話を好まないからです。

重役との雑談=情報提供になります。

情報提供となると、例えば「最近〇〇の事例がうまく行っているんですよ。」という様な経営に直結する内容が好ましいとの事です。

僕は、「あれ、これ打ち合わせで話す内容じゃないかな?」と正直思ったのですが、打ち合わせで話していない未知領域の話が雑談になりえるとの事です。

現場でいいうと、打ち合わせは広告の話を中心にしたものの、エレベーターの待ち時間などで、LINEのCRMについて少し共有するなどです。

雑談に対して、今までは「天気良いですね。」「あのチーム負けましたね。」などのスタンスが正と考えていたのですが、情報提供も1つの手、そして価値提供に繋がるなと思いました。

変に気まずい無言が続くくらいなら、クライアントの業界に携わるような関連性の高い情報を複数持って打ち合わせに望むほうが建設的かと思いました。

■まとめ

書籍を読み終えて、NNGで教わっていれば当たり前に思う部分や+α自分に加えた方が良い要素など多くインプットする事ができました。

まず「阿吽の呼吸」は社内ではなく、人生に関わる人全てにできるべき内容だと思いました。

雑談を適切にする、相手に合わせて説得をしていくなどは個人を見ていればわかる事でした。

共通点は人をよく観察する事です。

人と接する際に、思考を止めるのではなくむしろ思考を巡らせて、広告運用の様に其の人に合わせた最適なコミュニケーションが双方で取れるように意識して参ります。

■TO DO

・1日1つTwitterで経済・法律に関連するツイートを行い、アウトプットを行います。

・打ち合わせの際には雑談を重視、1~2分で共有が終わるような「そう言えば」という内容を持参します。

・相手のリテラシーを理解し業界の常識が入る論拠の部分が特に丁寧に説明するように心がけます。

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