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私は推しを幸せにできるか

2022年4月5日、私の推し、JO1の木全翔也さんが22歳になりました。
おめでとう!ゾロ目✌️✌️

JO1は完全視聴者投票型のオーディション番組から生まれたグループなので、彼らはファンによく「今度は自分たちが恩返ししたい」「みんなを幸せにしたい」と言ってくれます。
ルーツから考えるとそういう言葉が出てくるのは自然かなと思うというか、ファンサービスで言っているわけじゃないということは毎回ヒシヒシと感じていて、またそう彼らが言うたびに「もう充分すぎるくらいもらってるんだよなぁ…」と思ってしまいます。そして君たちが健康で笑っていることがオタクの幸せだよとみんなが願うわけです。
4月5日もTwitterのタイムラインは木全へのそんな幸せを願う言葉が溢れました。

5日、木全の誕生日を祝うJO1のインスタライブがありました。
ライブの終盤でリーダーに抱負を聞かれた木全は「JAMを幸せにするんじゃなくて、JAMに幸せにされにいきたいと思います」と言いました。
それを聞いたメンバーは「されにいくんだ笑」とツッコんでいたし自分も少しびっくりしました。悪い意味ではなく、純粋に、こういうこと言うアイドルいるんだ…と。
そして同日の夜、本人が「みんな祝ってくれてありがとうございます!!これからも皆さんにもっともっと幸せにしてもらいます!!これからもよろしくお願いします!!」とツイートしました。

これに対して私は「オッケー!!幸せにするね!!!!」と言えなかった……言えなかったんだよ。

一緒に幸せになりましょう!とリプしようとも思ったけど宗教ぽいかなと思ってやめて(もはや推し活自体宗教活動みたいなところあるのに)、こちらこそよろしくお願いしますとしかリプできなかったんですよ……

そんな自分に情けなさを感じつつも、なぜか幸せにするってなんだろうってめちゃくちゃ考えてしまった。
私如きが推しを?幸せにできるか?そんな大層なことができているか?ってすごく考えてしまったんですね。
幸せにしてやろうなんて軽率に言えなかった。
こんなこと考えてる人そんなにいないと思うというか、そこは幸せにするねって返してあげるのが1番よかったと思うしそうしたかったのに…
推しの幸せってなんなんだろう。

木全の幸せはオタクの幸せ

これは常に思うことであり、彼が元気で楽しそうにしているのを見ることがなによりもオタクにとっての幸せであるから、オタクは自分のために彼の幸せを祈っている部分があると思うんです。
エゴなんだよ推し活というのは。
(これは完全に自論です。)

だから幸せにして"あげる"という感覚が本当に申し訳ないんだけど自分の中にあまりにも…ピンと来なかった…
たしかにいっぱい仕事もらって、仲間と歌って踊って、好きな人や憧れの人に会って、美味しい寿司を飽きるほど(飽きることなど恐らくない)食ってほしい。
そうしてる時の推しはとても楽しそうで、よかったね、と思うから。
そのためにCDや雑誌を買うし、番組に出れば見るし、リアクションツイートもするし、本当によかった時は番組にまた呼んでほしいとメールを送る。
でもこれは自分がそういう木全を見たいからやってること……なんですよね。
なんで推し活するって自分のためなんだよ。
自分が幸せになるためなんだよ……


じゃあ木全にとっての幸せとは。
木全にとって何が幸せかを自分が決めるのは違うんだけど、木全もまた、オタクが幸せそうにして自分を応援しているのを見ることが幸せなのだろうか。

それを「もっと幸せにしてもらう」という言葉で、伝えてくれたのだろうか。

木全もまた、誰のためでもなく、自分のためにファンを楽しませてくれているのだろうか。
だとしたら嬉しい。それでいい。

今まで幸せになってほしいとは何度も思ったけど、自分が幸せにしてやると思ったことは正直ありませんでした。
「木全の幸せ」が「自分の幸せ」より先行してる感覚というか、木全が自力で幸せを掴んだから、その恩恵を自分が受けているのであって、自分らがなんかしてあげてるから木全が幸せなんだという感覚が薄いというか。
たくさんJO1はファンに感謝を伝えてくれていて、応援が非常に力になっているらしいことは分かっているのに。あまりにもらっているものが多すぎる気がして。

でも「これからも」ということは、「今までも」ファンは彼を幸せにしていたということで、私が自分のためにやっていたことも彼の言う"幸せ"の一部になっていたのかもしれない……
とすればそんな嬉しいことはない。
またもらってしまった。喜びを。
すごいな、君は。
木全にとっては何気ない言葉かもしれない。
いやでも多分、誕生日前にすごく考えた言葉だろうとは思っています。
どうやって木全翔也らしく、ファンに気持ちを伝えるか。
どう言えば木全のオタクが喜ぶか、木全はよく知っているよね。
(まぁこれもオタクの自惚れ解釈なんだけどね。)

私は推しを幸せにできるか。

それは分からないんだけど、私は木全に幸せになってほしいので、これからも幸せそうな木全をいっぱい見て自分が幸せになりたいので、相変わらず自分のやり方とペースで応援していこうと思います。
ほんの少しでもそれが推しの力になっていたら嬉しい。

途中から何言ってんのかわかんなくなっちゃった笑
とにかく木全、いつもありがとう。
たくさんの幸あれ。

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