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そこには推しが立っていた。「平成生まれは人間関係がしんどい」出版記念イベントレポート!

こんにちは。ゆとバズ編集部(U)です。

皆さんには「推し」と呼べる存在はいらっしゃるでしょうか?

良く見るYouTuberだったり、アニメキャラだったり、2.5次元俳優だったり、アイドルだったり。

日常のあるふとした瞬間で微笑んでくれたり声が聴ける推しの存在は、とてつもないほど重要ですよね。

かくいう僕にも、そんな推しはいまして。

それが普段「ゆとりは笑ってバズりたい」というポッドキャストで活動されている「ゆとりフリーター」という方でした。

「ポッドキャスト」とは、ネットで聴けるいわゆる”収録型ラジオ”のことなのですが、家事をしているときや通勤・通学中、勉強しているときなど「画面は見れないけれど何かを聴いていたいとき」にとても重宝するんです。

そんなポッドキャストに僕が出会ったのが中学二年生の頃でした。

当時あまり勉強に集中できなかった僕は「画面を見ずに楽しめるコンテンツはないものか!」と探した末にゆとバズにたどり着き、そこから生活のお供として新しい回がアップされる度に耳にしてきました。

今回は、そんなずっと声だけ知っている推しがエッセイを出版すると言うことで、リアルな推しに会いに出版イベントに向ったオタクのレポートをお送りしたいと思います。

「平成生まれは人間関係がしんどい」出版記念イベント概要

僕が初めて「推しがリアルでエッセイ出版記念イベントをするらしい」と知ったのは、推しからこんなツイートがされていたからでした。

この時期、僕は高校を卒業した直後で、新生活のため実家を飛び出し一人暮らしを始めたばかりでした。

まだ生活にも慣れない中、時間ばかりを持て余していた僕は「これは行きたい!!」とフッ軽でイベント参加を決め、ツイートを見た10秒後にはチケットを取っていました。

しばらく経った後支払い完了メールが。
「そういえば会場どこなんだろう」とそのメールを眺めていると、目に飛び込んできたある文字。

そうです、「都内某所」と書かれていた会場の正体は、まさかの「白金高輪」でした。

「そこって高級住宅街じゃ……!!!」

関東に出てきたばかりの僕には池袋や新宿という文字でさえ輝いて見えていたのに、まさかのイベント会場は白金高輪。

全身ブランド物を身に纏った茶髪のおばさまが高級スーパーを闊歩し、道にはフェラーリが当たり前のように走る。
「シロカネーゼ」という単語だけを知っていた僕の脳裏にには、そんな光景が浮かんでいました。

そんな地に僕のような田舎者が、まして推し活のために行っていいものか……。

改めて東京の恐ろしさと「実際に会う推しは何者!?」な不安を感じた瞬間でした。

電車に乗っていざ「白金高輪」へ!

田舎者な僕はおどおどしながらも精一杯のお洒落を決め込み、いざ電車を乗り着いで白金高輪へ。

当日は雨予想だったのもあり傘を手に、名前だけは聞いたことある電車を乗り継いで行きました。

イヤホンを装着し、勿論、推しのポッドキャストを再生。

耳には軽快で面白いトークが聞こえているはずなのに、胸には一抹の不安がありました。

「白金高輪……」

田舎っぺが果たしていって良い所なのか。
推しの正体は、もしかして俗世間とは隔離されたお嬢様みたいな人なんじゃ……。
低音イケボなお嬢様……ちょっと良い……。

そんな事を考えていても電車は定刻通りに駅を通過していき、目の前には目的の駅が迫っています。

呼吸を整え、流れる「白金高輪」を告げるアナウンスと共に車両から駅へ。

溜まった不安を胸に抱いて、いざ会場へと向います。

会場は一体どこにあるんだ……?

今回のイベントが開かれる会場は「Daiwa麻布テラス」という名前からしても高級感溢れるビルにあるらしく、Googleマップで調べてみると駅から徒歩10分程度の所に存在していました。

まだ時間に余裕があった僕はとりあえず最寄りのコンビニを見つけると駆け込み、おにぎり1つとお茶を購入。
そしてイートインスペースで軽めの昼食を取りました。

「ここが白金高輪なのか……」

コンビニの外に広がる街並みは特段一般的な街並みに見えましたが、さすが東京。
店が一軒もない田舎の駅前とは違い、お洒落な個人店ばかりがそこにはありました。
雑貨店っぽい謎のお店に居酒屋っぽいお店、そして見上げるほどに高いマンションの数々。

「住む世界が違うかもしれない……」

エントランスに止まっているピカピカに磨き上げられた高級車を眺めていると、改めて白金高輪の高級住宅街感を一身に感じました。

コンビニに別れを告げると、会場へ向って少し早足に歩きます。
時間に余裕はあったのですが、何となく、早く着きたい。

ですが逸る気持ちを抑えて冷静にGoogleマップと睨めっこしていても、不思議な事に会場のあるビルが中々見えてこないのです。
狭い路地が多くある白金高輪。どこに行っても同じような景色が続き、Googleマップも何故かぐるぐるしています。

「こっちなのか?」

あやふやな意識のままマップだけを頼りに歩き続け、しばらくすると大きな幹線道路が見えてきました。

そして、目の前にはガラス張りの立派なビルが。

それこそ会場のある「Daiwa麻布テラス」そのものです。

信号待ちの間にイヤホンを外し、改めて白金高輪の音を耳に入れます。

「今から推しに会うのか……」

それまで白金高輪への恐怖で隠れていた感情。
3年間声だけを聞き続けた推しに今から会う。

ワクワクドキドキしながら、いざビルへと横断歩道を渡り始めました。

いざ会場へ!

ビル前へやってくると、そこには同じくイベントにやってきたと思わしき人たちが。

格好を整えいざ会場内へ!と思いましたが、このビル一体どこから入るんだ……?

正面のエントランスは閉まっており入る事は出来そうになく、でもビル内のコンビニは灯りがついており営業してそう。
開場の時間が迫っておりあたふたしながら会場への入り方を調べているとこんなツイートが。

うおおおおおおおお!!!!そっちかー!!!!

そこはビルまでの道筋でチラリと見えた、ビルの横にある小さなエントランスでした。

めちゃくちゃ分かりやすい写真に従うと無事、ビルの中に入る事が出来、ツイートに従ってエレベーターホールへ。
そこにはスタッフらしき方々がまるで来る我々を待ち伏せるかのようにいらっしゃいました。

「まもなく開場いたしますので、参加者の方はエレベーターにお乗りこみ下さい!」

指示の通り数人の方と共にエレベーターへ。

(マジで助かった……)

あのツイートがなければ僕は今だにビル前をぐるぐる周回する入口探しの亡霊になっていたかも知れません。

推しの優しさに感謝しつつエレベーターは音を立てて上へ上へと登っていきます。

同乗者の方々も表情はどこか強ばっていて、同じく推しに会いに来たリスナーの方なのかなと少しだけ思考を巡らせたりしました。

そしてエレベーターはあっと言う間に四階へ。

「受付はこちらになります!」

スタッフの方にチケットを見せ、いざ会場内へ!

うおおおおおお!!!ついに来たぞ!!!!!

受付を抜けた先にあった立て看板。
そこには堂々と目立つように赤文字で「ゆとりは笑ってバズりたい」との表記がありました。

いよいよ目前へと迫るイベントスタート!
後は推しが目の前に現われるのを待つばかり!!!

そしてイベントへ……。

席に着き待っていると、開場のアナウンスが。

「それではゆとりフリーターの登場です!」

背後からコツコツコツコツとフローリングを蹴る音。
音の方に目をやると、そこには小柄なエプロンを着た変な頭の人が!

「えー改めまして、ゆとりフリーターと申します!」

その第一声を聞いたとき、「声だけ知っていた推しが実際に目の前にいる」ということを改めて噛みしめることが出来ました。

しゃ、喋ってる――!!!!!

何度も何度もイヤホン越しに聞いた声が、目の前から実際に聞こえてきてる!
こんな小柄な女性から出る訳のないイケボが、会場に響いている!

普段スマホで聴いている声が目の前から聞こえてくる状況が理解出来なさすぎて、数分間は放心状態でした。

推し本人から挨拶とイベントの注意点がアナウンスされ、イベントはほのぼのとしたムードで始まりを告げます。

始めに、ゲストでゆとバズ最古参のゆっ友である「右ストレートでぶっ飛ばず」さんがやってきて、出版されるエッセイの解説や「そもそもどんな経路で本って発売されるの?」という話題へ。

なんでも、右ストさんは「トーハン」と呼ばれる本の流通会社で働いているらしく、原稿から本になり、そして本屋へ運ばれる道筋を本職の方が語ると言う贅沢で、ずっと話に熱中していました。

また、右ストさんが持ってきたスライドがまるでお笑い芸人・陣内智則さんのコントのようなテイストで面白く、腹を抱えて笑ってしまいました。

次に、もう一人ゲストで「あぶらうってこ」というポッドキャストを配信されているうめしおさんがやってきて、こちらもまたとってもイケボ女性。

お二人が揃ったところで本イベントの目玉でもあった「ボクとワタシの『しんどい人物』」というお題の生お悩み相談が始まり、会場は一気に普段聴いているポッドキャストの中にいるような雰囲気に包まれました。

うめしおさんの突っ込みに腹を抱えて爆笑し、ゆとりさんの天然なボケが更に会場を沸き立たせる。
その場に居た皆が笑い転げて、時に誰かの悩みを一緒に考える。

まさにいつも日常の傍らに聴いていた「ゆとりは笑ってバズりたい」なとても温かく疾走感のある時間で、とっても楽しかったです。

ただ、そんな楽しい時間はあっと言う間に過ぎてしまいます。

うめしおさんが退席し、ゆとりさんが締めの挨拶をし、会場は拍手の渦に包まれました。

「以上、ゆとりフリーターでした!」

強風が吹き抜けるように、イベントは終わりを告げていきました。

「平成生まれは人間関係がしんどい」がKindle Unlimitedにやってきたぞ!

そして今回、このイベントの元でもある「ゆとりフリーター」が執筆した初のエッセイ集「平成生まれは人間関係がしんどい」期間限定でKindle Unlimitedにやってきました~!!!

75万人が聴いた! 大注目のラジオクリエイターによる初エッセイ

「言われてないから、分からない」で、のらりくらりと生きてきたのに、そろそろ受け身では許されなくなってきた。

平成初期に「ゆとり世代」として生まれたものの、ゆとり教育は失敗だという風潮により、少し上の年代からは哀れまれ、自由すぎる価値観を持った年下には侮られ、年が近い同年代とは分かり合えない。

そんな息苦しい人間関係に悩まされるゆとり世代女子による、「しんどい」人間との付き合い方を描いたイラストエッセイ。

「俺いなくても、店回ってる?」と言わんばかりに休日に用もなくバイト先に顔出すヤツ、

「友達なんだからタダでやってよ」と、受けても断ってもモヤッとするお願いをしてくるヤツなど、

職場の同僚や友人に対する共感しかない! 心の叫びをまとめた1冊です。

Amazonより引用

この本はゆとりさんが「今まで出会ったしんどい人」を面白おかしく紹介するエッセイになっていて、「休日に用も無くバイト先に顔を出す奴」、「クソデカ主語で話す奴」、「なんでも真面目に受け取っちゃう奴」など、「うわっ、こういう奴いるわ~」な人間が総勢21人も掲載されています。

また、イラストも可愛く実際に会ったらしんどいのについつい眺めてしまう憎めないイラストに仕上がっているため、手に取るだけでも幸せになれるエッセイになっています。

そんなこの本が、Kindle Unlimitedに登録しているユーザーなら今だけ0円で読めちゃうんです!

電子書籍派の人は勿論、紙で手に取っても楽しい本になっているので是非この機会に!!!

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もしかしたらポッドキャストでも読み上げられるかも?!
皆様のご投稿、お待ちしております!

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まとめ

ということで、今回は「そこには推しが立っていた。「平成生まれは人間関係がしんどい」出版イベントレポート!」をお送りしました。

この記事では紹介しきれなかったのですが、出版イベント後の打ち上げの様子がポッドキャストとして上がっております!

ざわざわした店内で盛り上がるゆとりさん&ゲストの方々が聴けるのでイベントに行った方もイベントに行かれなかった方も是非一度聴いて頂けると嬉しいです!

ゆっ友の皆さんは聴いてみてどんな気持ちになっていましたか?「他にもあの回が好き・面白かった!」などありましたらぜひコメントで教えてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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