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大学生がスターバックスで働くということ。

僕は大学1年生〜大学4年生までの約4年間をスターバックスのアルバイトとして働いており、つい最近ラストランを迎えました。なので、今回は僕がスターバックスで働いて感じたことを自分用の思い出と、誰かのきっかけになればいいなと思いNoteを書いてみようと思います。

あまり文章が得意ではないので、ご了承ください。

僕は大学1 〜 3年までは埼玉県の某スタバ(繁忙店)で働いて、一度一年の留学をするために退社(アメリカの留学記録はまた載せます!)し、帰国したタイミングで地元茨城の新店舗がオープンする情報を聞き、再度面接をして再入社しました。

そのため、繁忙店と地方のお店の両方を経験しています。なので今回はその両軸を踏まえて、大学生がスターバックスで働くとどのような経験をすることができるのかについて書いていこうと思います。

スターバックスで働こうと思ったきっかけ。※ ここは読みたい人だけ読んでください。

まず初めに、なぜ僕がスターバックスで働こうと思ったのかを書いてみようと思います。きっかけは二つあります。

きっかけ① コーヒーを盛大にこぼす。

高校生の僕は大学受験をするために東京向かっていた。東京駅のバス停に降り立った僕はまだ受験時刻まで時間があったので、近くのスタバに行きました。ちなみに、なんでスタバに行ったかと言うと「オシャンなカフェに行けば気分上がるだろう」的な安易な考えだったと思う。笑

スタバについた僕は、一人でスタバを注文したことないから緊張している+受験を控えていて緊張している+なぜかコーヒーを飲めないのにも関わらずブラックのコーヒーを購入。ちなみにこの時、人生でスタバに行った回数は5回目くらい。

そんなこんなでコーヒーを手に入れた僕は席に戻ろうとしてコーヒーを手に持っていたら、緊張のせいなのか盛大に転けてコーヒーをこぼしてしまった。

あわあわしていたら、素早く僕の元にスタバの店員さんが駆けつけてくれて大丈夫ですか?と声をかけてくれて安心させてくれた。
なんと、新しいコーヒーもここで渡してくれる。自分の責任なのに、、、、。

十分この対応で素晴らしいのですが、さらに記憶に残る体験をします。

皆さんも一度なら経験したことがあると思うのですが、スターバックスの店員(以後、PTR = パートナー)に気さくに声をかけてもらった経験はないでしょうか?
僕たち店員はこの行動をコネクトと呼んでいます。

この時に、僕はその店員さんからコネクトを受けます。その時の会話はこんな感じ

PTR:お兄さんはこれからどこか行かれるんですか?
僕:この上にある会場で大学受験するんですよー。
PTR:なんとそうなんですね〜、緊張すると思いますが頑張ってください!
僕:ありがとうございますーー!!

って感じの会話だったと思います。
ここまでは普通の会話だと思いますが、この後が重要です!!笑

僕がスタバを出る支度をしている時に、さっき話しかけてくれたPTRの方がある手紙をくれたのです。今はもう持っていないのですが、「受験頑張ってください、応援してます by PTR一同」的な内容の手紙をもらいました。

?!?!?!?!?!?!?!

もう、ビックリです。一生忘れられません。
これは受験頑張っちゃいますよね。お陰様でリラックスして受験することができました。(まぁ、第一志望の大学は落ちちゃうんですけどネ。。)

これが所謂、スターバックスエクスペリエンス。
PTRはスターバックスのミッション「この一杯から広がる、心かよわせる瞬間、それぞれのコミュニティとともに―人と人とのつながりが生みだす無限の可能性を信じ、育みます」を体現するために、自分で考えて行動することを常に心がけています。

僕はこの経験を経て、大学生になったら「同じような経験を他の人にも届けたい」と言う気持ちになり、スターバックスで働く決意をしました。
これが一つ目のきっかけ!

きっかけ② 兄+父親の一言 (ブラックエプロン)

僕が大学1年生の時に、大学4年の兄(スタバで働いている)に「おすすめのバイト先」を聞いたら、やはりスターバックスだった。きっかけ①のこともあり、ここでスタバで働くことを決意。

そんな中父親から「ブラックエプロン」と言う存在を教えてもらった。
調べてみたら就活に有利らしい。そしてカッコ良い。
ここでスタバに入るならブラックエプロンを取ってやると決意。

スタバの面接では、①のこと+ブラックエプロンを絶対とると言う宣言をし無事に合格を頂き、ここから僕のスターバックス人生が始まる。

就活で有利になる?

学生の皆さんは就活というものは避けて通れないと思います。
巷では、スターバックスで働くことは有利になると言ってる方、全くそうではないと言ってる方がいらっしゃいます。
ここから書くことはあくまでも僕の体験談になるので、一概には言えないと思いますが僕は「受ける会社次第で有利になる」と思います。

なんでそう思うのかを体験談を踏まえて話そうと思います。

インターンシップの面接で評価爆上がり。

僕は大学2年生の時に、某映像製作会社の長期インターンシップの面接を受けました。その面接官にバイト何しているの?と聞かれて「スターバックスで働いています」と言ったら、それは採用だ!!とすぐに採用されました。
びっくりしましたよね、面接の序盤でこの出来事がありました。笑

これはあくまで、大企業ではなくベンチャー的な会社だったのでこのようなことが起きたのではないかと思います。

大企業の面接でスタバで働いていますと言った時には、あまりウケが良くなかったです。笑
当たり前だと思いますが、スターバックスで働いていることが有利ではなく、スターバックスを通して何をしたかが重要になってくるのではないでしょうか。
自分の場合は、ブラックエプロンをとるためにお店を巻き込んでいろんな施策をしていった話をしたら興味を持ってもらえました。
お陰様で、その企業に内定をいただくことができました。

バイトの友達というよりも、同志。

店舗によるかもしれませんが、スターバックスの7割は大学生や専門学生が占めていると言われています。僕が働いていた店舗も同じような割合でした。

年が近い+スターバックスのミッションに共感している点が相まって、一緒に働いているととっても楽しいし、同じ気持ちを持って働く同志に近い感じがします。
僕はコーヒーがめちゃめちゃ好きなので、よくコーヒー屋巡りを一緒にして「こんな味がする!!美味い!!何でだろう」などよく一緒に語り合っています。

自分らしさを持って働くことができる。

これはスターバックスで働いていて、一番よかったと思える点です。
自分らしさって一体なんでしょうか。
考えるのも難しいですよね。就活の時に頑張って考えましたね、、汗
でも、ふとした時に誰かの言葉から気づかされるものでもあると思います。

僕の場合の自分らしさとは
「好奇心からの探究心」「人の心を動かすことが好き」だと思います。

「好奇心からの探究心」
自分で言うのもあれですが、僕は好奇心旺盛な人だと思います。
趣味も結構あって、その趣味を結構極めてたりします。

スタバも例外ではなくて、ブラックエプロンを取ったのも好奇心と探究心があったからこそ獲得できたのかと思います。

シフトが終了して、グラスドリッパー でハンドドリップ or プレスコーヒーでスタバで売られている豆がどんな味がするのかを研究したり、休みの日にPTR同士でカッピング会開いたりコーヒーに関することを色々していました。

スターバックスではこのような行動を応援してくれるし、一緒に参加しれくれるPTRがたくさんいるのでやっていて飽きないし、楽しいです。

「人の心を動かすことが好き」に関しては、
”いかに目の前にいるお客さんの1日を良い日にさせることができるか”を考えて行動していました。
お陰様で、たくさんの方の笑顔を見ることができたと思います。

スタバめっちゃ好きになる。

スターバックスで働いた方はほぼそうだと思いますが、めちゃスタバラバーになる。

僕もスタバをやめてからも、ほぼ毎日のようにお客さんとしてお店にいます。
PT R割引ないのでお金は飛んで行くけど、、、汗

一体何故なのか?
答えは、、、サードプレイスになっているから!!!

スターバックスでは、日本上陸以来「サードプレイス」という概念を提唱してきました。サードプレイスとは、自宅でも職場でもない、第3のリラックスできる場所のこと。

スターバックスジャパン公式サイト

何もなくても、スタバにいれば落ち着くし、毎日頑張れる気がする。
アイドルを推すのと同じように、僕はスタバを推しています。笑

好きすぎて、アメリカのスターバックス本社にもいっちゃうほどです。笑
その時の写真↓

大学みたい
万歳

働くこと自体が報酬。

これはスターバックスジャパン前CEOの岩田 松雄さんが本で言っていた言葉です。

言葉だけを見ると、宗教?ブラック企業?とも受け取られる可能性がありますが、
実際に働いていて僕は働くこと自体が報酬だと考えていました。

前述しましたが、同志がいる空間で自分らしくいれるのがスターバックスなので、働いている感じがあまりしなかったです。

僕は楽しくいれる空間に立ってお客様と会話をしてドリンクを渡していて、気づいたら給料が入っている感覚?になっていました。

お金ファーストで動かれている方にはあまり合わないかもです、、。すみません。

ラテアート上手くなる。

スターバックスでは、1日に3〜5回(シフトイン、アウト、休憩時)に無料でドリンクを頼めるオツドリと言うものがあります。これが一番大きな福利厚生だと勝手に思っています笑。

そんなオツドリ制度を活用し、ラテアートをする人が多々います。
かく言うそのひとりが私です。笑

大学1 〜2 年生の時は自分の好きなドリンクばっかり頼んでいましたが、先輩がカッコよくラテアートをしている姿に感銘を受けて、そこからほぼラテしか頼まなくなりました。

初期のラテアート


最近のラテアート

一生懸命続けていれば、ある程度上達します。。。!笑

ただ、自分が上手くなりたいと言う一心でラテアートをするのも大事ですが、ラテアートを通してお客様の1日を良くする!言う気持ちの方が大切だと思います。

つまり、目の前で喜んでくれるお客様がいるからこそ、ラテアートをする意味が見出されるのです。

常連さんと仲良くなる。

埼玉で働いていた時の常連さんもとても良い人たちですが、地方で働いていた時にできた常連さんたちが本当に良い人たちばかりで日々感動していました。

一緒にサーフィンしに行ったり、差し入れ沢山くれたり、ラストランの時にカメラマンしてくれて素敵な写真を沢山撮ってくださったり、、、。

撮ってくれた写真!お気に入り。

地方のスタバでは、都会では経験できないようなことを経験できたと思います。
関わってくださった常連さんには感謝です。

SSVって難しいけど、学ぶことたくさんで楽しい!

スターバックスにはバンドレベルと言うものがあります。

バリスタトレーニー?(名前忘れた)
バリスタショート
バリスタトール
バリスタグランデ
SSV (時間帯責任者)ここまでがアルバイト最高バンドレベル
ASM(副店長)
SM(店長)

こんな感じで、できることが増えるとバンドレベルが上がっていきます。

僕は大学四年生の時に、SSVに昇格してお店を社員さんの代わりにお店を回す経験をしました。僕は将来、マネジメントやお店を経営してみたいという気持ちがあったのでその練習になれば嬉しいなと思いSSVに挑戦しました。

何が大変かというと、自分の出来なさを思い知らされます。
イレギュラー対応が重なってお客様を待たせてしまう、うまく人員をアサインできない、後輩の育成が難しいなどなど、、、。
自分ってなんもできないんだなと思い知らされる日々でしたね。

だがしかし!!
スターバックスのPTRはみんないい人たちなので、励ましてくれるし、的確なフィードバックをくれるのでなんとか毎日乗り越すことが出来ました。お陰様でいろんな経験ができたし、自信もつけることが出来ました。

ここで学んだことは、人生の糧になると実感しています。

ブラックエプロンをとると世界が変わる。

ブラックエプロンを取ると宣言し、入社したが、
ネットで見ると合格率10%
100人受けて10人しか受からないの!?!
絶対無理やん、と感じすぐにやる気を無くします

だけど、数ヶ月後に初めてスターバックスリザーブロースタリーに行き、そこでコーヒーに情熱を捧げているパートナーの方を見て憧れて再び勉強することを決意します。⁡ロースタリーで出会った方に、勉強法聞いたりして実際に試したり色んなことをしてました。コーヒーの勉強するために、わざわざ1人でロースタリーに行って勉強してた日も何日もあります。お陰様で、色んな方と知り合いになることが出来ました。

あとは、通常店舗でブラックエプロンの人に会ったら毎回「どうやって勉強しましたか!?」って聞いてました。色んな勉強方法あって面白かったです。笑

そして、時は流れブラックエプロンテスト当日。前日は5時間くらい勉強して、準備万端にしてました。

実際に受けてみると、最初はわかる!わかるぞ!これは行けるぞ!!って思ってましたが、最後の方はめちゃくちゃ難しくて悩みまくる。

受け終わって見ての感想は、受かってるかもしれないし落ちてるかもしれないというなんとも言えない手応え。

テストの結果が分かるのは、受験から約2ヶ月後。

ずーっとソワソワしてました。
覚えてる答えで間違ってるところが分かると、テンションが下がる。×数回

とにかく不安でしたね。
ちなみに難易度的には、日本史学年1年間分のテストをやるって感じかな🤔
いつ合格発表がされるか分からないので2ヶ月たった頃毎日Twitterで「ブラックエプロン」って検索して合格発表してるか検索してました。笑

そして、2月3日合格発表。
店舗でサイトにログインして結果を見ると「合格」の文字が!!!
その場で、軽く泣きそうになりましたね。
頑張ってきたことはちゃんと報われるのだとその時改めて思いました。
その次の日がシフトだったので、恐る恐るエプロンを着てお店にたちました。
なんとも言えない気持ちになったのを覚えてます。
こんな僕が、これ来ていいのか??接客していいのか?と。

お客さんから、黒のエプロンなんですね!!素敵です!!と言っていただく機会が数回あって、頑張って良かったなと感じました。

そして、合格から4ヶ月後の6月11日に自分の刺繍入りのこの写真のエプロンが到着。世界に一つだけのエプロンなのでとても嬉しい。

ブラックエプロンは魔法のマント

僕はブラックエプロンは魔法のマントだと勝手に思っています。笑
エプロンを取得する前までは、あまり接客に自信が無かったですが、ブラックのエプロンを着ていると、どこからか自信出てきます。

あまり人に話しかけに行くのが得意ではなかったですが、ブラックエプロンの効果で話に行く回数が増えたと思います。笑

なので今では、入社当初とコミュニケーションの仕方が全く変わっていたと思います。ブラックエプロンに感謝です。

終わりに。

まず、ここまで読んでくださってありがとうございます。
今回の話は完全に僕の体験談から来ている内容なので、全てのスターバックスで同じことを体験することができると言われたら難しいと思いますが、ある程度は同じだと思います。

このNOTEが誰かのきっかけになってくれればいいなと願うばかりです。

ありがとうございました!

#スターバックス #Starbucks #スタバ #スタバ店員 #ブラックエプロン #カフェ

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