インナーゲームの基本構造!?不調のときの立て直し方

アクトフォーカス・スタッフゆうすけです。

日本の女子ゴルフで、西郷真央さんが快進撃中です。
先週も優勝し、シーズン開始から10戦で5勝は史上最多記録。
(記事執筆時:5/23現在)

しかし、その前の2試合はともに予選落ちと絶不調で、“鮮やかな復活”でもありました。

実は、その裏に師匠である尾崎将司さんの金言があったそうです。
それがインナーゲームに通じると思い、取り上げます。

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『日刊スポーツ』によると、西郷さんはショットの不調に悩まされていたそうです。
しかも、違和感のある場所は分かっていながら修正できない状況。

そこで師匠の尾崎さんは、技術面のアドバイスはもちろんのこと、
「調子が悪いときでもなんとかする重要性」を助言したとのこと。

これを西郷さんは「悪いことも前向きにとらえることが重要」と表現しています。

僕はこれを、

●尾崎さんの「なんとかする」
 →自分の力がうまく出せなくても、「今できることは何か」を丁寧に見直す

●西郷さんの「前向きにとらえる」
 →「明確な目標」への道筋をクリアにして、持っている力の発揮力を高める

だととらえました。

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僕は、インナーゲームの構造は

①目標が明確でプラス・前向きに思えるものか
②現状把握はできているか
③「②から①へ向かっての実力発揮」を妨害するマイナス要素はあるか

だと考えています。

①②がはっきりして、③が少なければ少ないほど、②から①に向かってスムーズに自分の力が発揮できるというものです。

そこから考えると、尾崎さんのアドバイスは
「③ばかり気にせず、①~③をまんべんなく確認する」
ことだと思います。

なぜなら、③ばかり気に掛けていると、

そうして西郷さんは②から①への道筋をクリアにして、持っている力を発揮できたのではないでしょうか。

あれほどのトッププロになると、技術は揺るぎないものがあるはずです。
あとは、それを「どれだけ発揮できるか」に尽きます。

①~③をマメに立ち止まって確認できれば、発揮できる力はそうそう落ちません。

しかし、人間は不調に陥ると、③にばかりとらわれ、①②が置き去りになってしまいます。
しかも、1人で考えているとマイナスの渦に沈んでしまいがちです。

こういうときは「信頼できる他人」のアドバイスで我に返ることが多いのです。

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このケースは、アスリート以外でもよく起こります。

そういうときに周囲から「何やってんの!」と怒られ、③を増幅させられることもあります(苦笑)

これまで紹介した「STOP」で流れを止めて、自分で①~③を確認する。
「信頼できる他人」に定期的にアクセスし、③へのこだわりを断ち切る。

などなど、自分が悪い流れにとらわれ続けないよう、手段を複数持っておきたいところです。

職業に関係なく、日々プレッシャーがあります。
そして人間は「基本、マイナス思考」な生き物です。

なので、「インナーゲームの基本構造」を活かして、明るく乗り切っていきましょう!




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