旅百 3

旅とは、気付きである。

自分の知らないもの、自分に足りないもの、他人にあるもの、他人にないもの、自分とは何なのか、

そう言ったものをいつもの小さな変化ではなく、全く違う場所に行くことで、全く違う価値観と晒し合うことで理解していく。

それは型抜きの様に、自分ではない何かから、
自分の立ち位置や存在を浮き彫りにしていくのかもしれない。

自と他。確かにそこに絶対的に存在する違いが
外から自分を見つめ直すことになって、自分からの外を見つめ直すきっかけになるのやもしれない。

それは友達と恋愛観を考える学生の間にも、
街ゆく中で目につく人との間にも、
相手が富豪だろうとホームレスだろうと、偏屈だろうと常識人であろうと、だ。

違う事を直接間接問わず
認識することで旅は始まる。

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