文章は接続詞で決まる

タイトルで難しそうだなーと思ってしまうけれど読んでみたら読みやすく、訳が分からない!みたいな事もなく読み終わった。

接続詞って小中高と国語や現代文の勉強をしてきたしちゃんと習っているはずだけど、どんな効果があってどう使うべきなのかみたいなのは意識もしていないし、知らないなあと思った。元々日本人だし当たり前のように日本語を喋って書いているから何も意識せずに書いたり読んだりしていたのだと気付いた。折角読んだんだから自分も接続詞を意識した文章でも書いてみようかなと思ったけれど、それはそれでどう書いていいのか分からなくなったのでいつも通り思うままに書いてみる。

読みながら思ったのはこの新書が出版された当時から時が流れ、今のネットの世界ではTwitterがブームになっているよなという事。Twitterは1ツイートに140字しか書けないから何かを伝えたい時に接続詞って最初に省略しがちな気がすると思った。それで多少文章がへんてこになってしまっても何となくのニュアンスは伝わるし自分で読み返しても分かるからいいやって考えてしまう。少なくとも自分はそうしている気がする。もう少し読みやすい、伝わりやすい文章を意識したいなと思った。

あと、この本にはニュース記事とか歌の歌詞とか小説の一部とか色んな文章で例が出てくるんだけど、一部分の引用でもこの小説気になるな、読んでみたいなと思えたのでこういうのも文章の力なのかなと思った。夏目漱石の『それから』はタイトルからして接続詞だという事はこの本を読んでそういえばそうだ!と気付いた。


#読書の秋2021 #文章は接続詞で決まる

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