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あなたは料理派?掃除派?その4

 料理が得意か掃除が得意か。その違いを考えるシリーズ第4回です。私は自他ともに認める料理派で、周りもそういう人が多いのですが、一人掃除派の友人がいまして、彼女に教えてもらった家事のやり方をご紹介する第二弾。ちなみに初回は次のように書きました。

 前回は彼女のやり方を書いたのですが、今回は楽しくするコツをご紹介します。

 今、小学校3年生のお嬢さんがいる彼女の家には、お嬢さんのお友達がたくさんやってくることがあります。当然、部屋が汚れます。すると、彼女は子どもたちと一緒に雑巾がけをするんだそうです。なんと! 今どきの大人たちの子どもとのかかわりはもっとクールで、掃除なんてさせたらその子のお母さんからクレームが来るような関係なのかと思っていましたが、少なくとも彼女の環境はそうではないようです。それはとってもすてき♡

  お子さんがいると、どんどん成長していきますよね。それですぐに服が着られなくなるので、使わなくなった衣類を、彼女はウエス(雑巾)にして使い捨てにするんだそうです。それを使う魅力は、洗って干してまた使う面倒がないこと。

「もしこれが、毎回洗って干す雑巾なら、拭き掃除はとたんにイヤになるかもしれません」と彼女は言います。なるほど。確かに、小学校の掃除の時間は、汚れた雑巾を絞るのが苦痛だったことを思い出します。誰かがこぼした牛乳を拭いたときなんて臭いのなんのって!

 私も月に1回は拭き掃除をしますが、まあドロドロです。本当は週1ぐらいやったほうがいいのでしょうが、拭き掃除の体勢が疲れちゃうので、まあふだんは目をつぶっています。でも、毎回雑巾を捨てていたら、たぶんあっという間にうちの雑巾はなくなります。彼女のは、お子さんがいる家庭ならではのやりかたですね。でも、使わなくなった衣類を使うのは賛成。私も年に1度の大掃除のときは、古くなったバスタオルを切り取って、使い捨てにします。ちょっと糸くずが出るのが難点ですが、わざわざ縫ったりしません。ふだん使っている雑巾は、いらなくなった顔フキタオルです。雑巾を買うこともありません。

 彼女は、雑巾がけを筋トレのつもりでやるそうです。やはり忙しいのでなかなかできないときもあるようで、掃除をしていると「ああ今、心に余裕があるなあって感じがします」と言います。そうか、拭き掃除をしたときに豊かな気分になるのは、それができた自分がうれしいからなのかもしれません。私も拭き掃除をしたらうれしくなります。きれいになったからだと思っていましたが、案外そういう自己満足もあるのかもしれません。自己満足、誰もほめてくれない家事の場合は、とても重要です。次は、ここから発展して自己満足について考えてみようと思います。



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