見出し画像

あなたは料理派?掃除派?・その2

 前回、料理が得意な人と、掃除が得意な人は違う、という話をしました。

  前回は料理が得意な人の得意な面を紹介したわけですが、今回は苦手な側面について書きたいと思います。

料理派の私が苦手なこと

 私は料理派ですが、掃除は苦手です。特に苦手なのが料理した後の片づけです。台所の使い方についてはこの20年、厨房のアルバイトを大学時代にしていた夫から、叱られっぱなしです。私が逆ギレするので夫も怒るのを抑えているとは言うのですが、まあ全然ダメ。

 20年かかって、シンク周りはようやくトップの写真レベルになりました。ゴミも、三角コーナー用の籠にビニール袋と広告の紙を敷いた中に生ごみを入れ、夜縛ってゴミ箱に入れる、という習慣が数年前からできて、ゴミ処理もだいぶ楽になりました。でも、たわしをシンクに置きっぱなしたり、コンロ周りが汚れていると指摘されたり、とまあ、全然だめなようです。

 そもそもうつが治ったわけではないし……と病気を盾にしたくなりますが、できないのは気が回らないから、というのが正直な答えです。特に私はできたてを食べさせたい、という気持ちが強いようです。だから、例えば汁物などを料理して置いておき、ほかの料理をするのにコンロから外しておいたときなど、配膳直前に再加熱することがあります。そうやって温かいものは温かいまま、冷たいものは冷たいまま食卓に並べたいのです。

 そうやってベストな状態に料理を持っていくことに一生懸命なので、例えば使った鍋を洗うなどの後片づけで食卓に向かうのが遅くなるのが嫌なのです。鍋類を洗いきれない私については、夫もある時点で諦めました。夫が料理した場合は、鍋も料理前に洗い、ときには「先に食べろ」とまで言ってくれます。コンロ周りも料理直後に拭いておきます。でもこれはさすがに忘れているときがあります。完璧すぎると私も窮屈です。夫はどちらかといえば掃除派なのかもしれません。

 家の中が片付いていないと、ときどき整理整頓したくなりますが、ゴミが残っていることに対してはそれほど神経質ではありません。掃除に対してずぼらで少々のことに目をつぶれるからこそ、仕事と家庭の両立ができるのだ、と主張したくなります(笑)。

 あと、何かをつくることに興味が強い人は、もしかすると、何もつくり出しているように感じない掃除には無頓着なのかもしれません。掃除をきちんとするとピカピカになって気持ちがいいですが、それで何か完成するわけではないです。原状復帰できるだけ、というところがつまらないのかもしれません。他の料理派の人は、なぜ掃除が苦手なのか、私と似た理由なのか、それともまるで違う感覚なのか聞いてみたいところです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?