「ハケンアニメ!」を読んだ
これまた友達に進められた。
「君にきっとささるものがあるはずだ」
と、自分の感情をそのまま表現するのが苦手な口下手な言葉を添えて。
作品全体を通して、人の感情を描くのがうまかった。
どちらかといえば、ライトノベルのように軽く読める作品だと思う。
地の文がほとんどキャラクタの心の声だからだ。
だから、どんどん他のキャラクタの印象が変わっていく。
その見せ方が、上手い。
映画版もあるらしいので、近々見てもいいかなと思った。
映画になると、どうしてもキャラを通じた見え方ができないから印象が変わるだろう。
この作品はタイトルの通り「覇権アニメ」をつくり争うクリエータの話だ。
その中には制作スタジオなんかも含まれる。
プロデューサ、監督、そして原画の3人から、アニメについて、創作について熱く語られる作品だったと思う。
本作に出てくるアニメの展開も(なるほどね)となる。
王道だなぁと思う。
まぁ、フィクションなのでドラマチックで良くできたストーリではあるし、現実のアニメーション製作現場はもっと大変なのだろうなぁと思ったりもした。
ただ、今の僕には心地よい作品だった。
難解ではなく、ストレートに、ダイレクトな熱量だ。
友達の伝えたかったことも伝わった。
さて、抗がん剤も1クール目1週間を越えて、食欲の方は少し出てきた。
というか、いよいよ体重が減り過ぎて怖くなってきたので心の奥で何かが動き出した気がする。
意地だと思う。
意地の維持。
体重減少は、とりあえず止まった。
といいつつ朝の4時頃に洗面所に突っ伏していて看護師さんに心配された。
まぁ、吐いてはないしお腹満たせば治るから大丈夫大丈夫。
食べれる量は昔を100としたら先週が3くらいで、今は5くらい。
およそ1.7倍。
お米は大事。
というよりは、味付けが合っていない気がする。
美味しいものしか食べられない(傲慢)。
今日は採血があった。
今のところは、骨髄抑制のような副作用は出ていないらしい。
ただ「今週末にかけて出てくるかもしれない」とのことだったが、とりあえずは安心できた。
とにかく今は食べねば。
「プロテインはとっていい!どんどん栄養とってね!」って先生言ってた!!
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