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Switch 00 Igusa Seiji の魅力

井草聖二モデルのギターを購入して1週間経ちましたので、わかってきたことをまとめてみたいと思います。
(Twitterでも良かったのですが、長くなるので…)
アコギ選びの参考にもなれば幸いですが、マニアック過ぎるかもしれません。

購入のきっかけ

これまで、ドレッドノート、EBG808などなど大きく、分厚いギターを持っていました。
しかし段々、大きなボディのゴージャスな響きと違うギターが欲しくなり、小さなボディで弾いていて聞き心地の良いギターを探していました(あとカッタウェイも欲しかった)。
ただ、高額なギターなので、かなり悩みました…
しかし、購入するならお家時間も増している今!ということで購入の決意をした、というのが簡潔な結論です。
楽器屋さんでめちゃくちゃ長時間いろんなギターを試奏して選びましたので、付き合っていただいたドルフィンギターズ 江坂店のみなさんに本当に感謝しています。
ありがとうございます🙏

ルックスについて

先ずは、このギターの最も特徴である見た目から、写真で見ていきましょう。
①ボディ前面

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②ボディ背面(ストラップピンは購入時に付けていただきました)

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③ロゼッタ及びバインディング(メイプル)

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ボディ幅、使用材、スケールなど

その他詳細は以下のとおりです(ドルフィンギターズさんのHPから引用)。

Specification

Body 00 Cutaway
Top Solid Vintage Sitka Spruce
Side & Back Solid Vintage HondurasMahogany
Neck Mahogany
Finger Board Ebony
Bridge Ebony
Bracing Scalloped X Bracing
Back Construction 2pNeck
Width At Nut 44.5mm
Scale Length 628mm
Tuning Machine Gotoh 510
Rosette MapleCasew/OGB

商品ページはこちらから(いつもお世話になっている江坂店さんのリンク🙏)

このギターの魅力について

タイトル回収をすると、このギターの魅力は以下の3つに分類できると思います。

①見た目
②井草聖二のシグネチャーモデル
③コンパクトなボディ

①については初めの写真のとおり、トップの塗装(チェッカー模様含め)が良いです。
サラサラとしたマットな仕上げと相まって、深みのある黒を強烈に印象付けてくれます。
ポジションマークなしのエボニー指板、エボニーブリッジもよく映えます。

バインディングのメイプルは、木材ならではの明るさがこれまたよいハイライトになっており、ボディの黒とのコントラストが良い感じです。
塗装で見え辛いですが、うっすらとトップの木目が見えます。

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②はファンとして見逃せません。
また、マットな仕上げは、ライブで反射して眩しくないようにする意図だとブログで拝見しました。
優しさを感じるこだわりポイントだなぁと思った次第です。
その他、黒の塗装特有の問題である「指紋が付きやすいこと」も回避でき、クロスでさっと拭けば綺麗になります。

ファンとしては、部屋にこのギターがあるというだけでコレクション欲求も満たせます(これまでも小物は持っていましたが、部屋に飾るというより使う事の方が多いので)。
部屋に帰って来て、このギターがバン!と目に入るだけでかなり幸せになります。

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(blessingsが入り切らなかったのが残念でならない…)

やはり、ギターは壁などで吊るのが良いと思います(HERCULESのギターハンガーを使っています)。
邪魔にならない、目につきやすい、さっと取りやすいの3つはモチベ維持の上で大事ですね。

最後の③ですが、小さくて薄く大変軽いので凄まじく抱えやすいです。
軽さのイメージですが、アヌエヌエのM-100に匹敵するレベルだと思います(流石にあちらのほうが軽いですが)。

OMサイズのギターも抱えやすいですが、ネックのスケールが00サイズより長く、少しテンション感が変わるので弾きやすさでは00ボディが勝る印象です。
ナット幅は44.5mmと少し広いですが、ネックがかなり薄く、弦高も低いため、押弦がキツイと感じることはありません。
ここまで低い弦高でビビリがでない調整は流石です。


こういった広いナット幅のギターは12フレット辺りで(かなり広いなぁ)と感じる時があるのですが、ネックのスケールが短い影響か、さほど違和感はありませんでした。

フィンガースタイル向けのギターは、ナット幅が広いものが多いので、既にそういったギター(フォルヒなど)を持っている方はほぼ違和感なく弾けると思います。
Matonユーザは大丈夫かも?ぐらいだと思います(流石にminiからの持ち替えだと違和感があるとは思いますが笑)。
一番向いているのは、クラギ弾きの方など極太ネック経験者なのかもしれません。

サウンドについて

コンパクトなギターのサウンドは好みが別れるところですが、マホガニー特有のまとまった音とマッチしていると感じました。
ローズウッドのようなキラキラしたサウンドとは違う、太く柔らかい暖かみのある音で私は好きです。
また、トップ材が軽く少し硬質なのか、繊細に音が返ってくる、良い意味でカリッとした印象も受けました。

小さいギターは鳴りも控えめになるのではないの?と思う方がいるかもしれません。
これは実は逆で、繊細なタッチを大きく出してくれるので、弦1本1本が綺麗に鳴ります。
つまり、小さな音量を丁度よいところまで鳴らしてくれるのがボディの小さいギターの特徴で、音が暴れたりしないのだと思います。
一方、大きな音量をさらに大きく力強いものにしたい場合は、ボディ容積の大きなギターが向いていると思っています。

小さなボデイのギターは、ピックでガツガツストロークするには向いてないギターだというのは事実なので、ストロークメインで使いたい場合、弾き方を工夫する必要があると感じています(柔らかいピックを使うとか、いっそ指でストロークするとか、いろいろ方法はある気がしますが何がベストなのかは模索が必要)。

その他、細かな心遣い

また、細かいところなのでどこにも書いていないのですが、ブリッジに溝が切ってあるので弦交換が楽です。

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またサドルへの角度が、かなり緩やかです。
柔らかいテンション感の秘訣はこの辺にも出てきているのでしょう。

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(弦との接触面の広いサドルも、このギター特有の太いサウンドに影響している気がします)

井草聖二さんは、持っているギターはGOTOH製のペグに交換しているそうです。
このギターも例にもれずGOTOH製のペグです。
オープンチューニングを多用される方は1:21のギア比の物を愛用している印象がありますが、これは1:18かな?
そしてSwitchロゴがオシャン…

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(つまみが丸っとしていて触り心地も良い…)

最後に

初めはフォスファーブロンズ弦が張ってあったので、今回はブロンズ弦にしてみました。
次はニッケルブロンズを試してみたいかな〜と思っています。
色んな弦を試して、このギターに沢山の音をインプットしていきたいです。
ネックもマットな仕上げですが、たくさん弾いてツヤツヤにしていきたい…
艶消し塗装のギターは、経年変化も楽しめるのでかなり好きです。

それでは、最後まで読んでいただきありがとうございます。

おわり

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