記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

【R18】Monochrome Wizard~黒の讃歌、白の鎮魂歌~ 感想1:レオルート

1周目はレオ様から!冒頭で不安定な花恋を受け止めて癒してくれるかと思っていたレオ様が実は「同じ弱さを抱えるもの」だったのは意外だったけど、だからこそ遠回りで険しい道のりになるとわかっていても「お前自身の気持ちで受け入れてほしいんだ」とずっと待っててくれたんだね。
2021-12-11 22:10:55

嫉妬√の花恋の態度がすごく辛くて、状況としては逆なのにレオ様の方がずっと傷ついてるし痛めつけられてるように見えて。「こんなに全身で俺のこと好きって言ってるのに」口から出るのはひどい言葉ばかりで、ついに決壊した「っ、愛してると言え!」に……もうやめてえええ;;;
2021-12-11 22:12:02

事後の「違う……」の涙に成長√「死すら恐れない男の泣き顔」を思い出してまた辛い。花恋は論理力はあるけど、自分の言動がどう影響するかわかってないんだよね。媚びても反発しても憎悪か侮蔑のまま変わらないことを学習してきたから、喜ばせる力も傷つける力も過小評価してしまう。
2021-12-11 22:13:40

どれだけ困難な道のりなのか他の√で実感してきたからこそ、二人が相手を通して自分をも認め、生きること・幸せになることを諦めないと誓う成長√の達成感もひとしおだったなあ… 「俺たちは、幸せになっていい」からの「一緒に……幸せになりたい!」に涙。
2021-12-11 22:14:24

「胸に中に小さな火が灯ったような、不思議な感覚」って、魔法を使えるようになったときのことを思い出した。一度その存在を自覚したら、なかった時のことが信じられないくらい確かなものとしてそこにある灯。自己肯定感って、目に見えない女神の愛情を感じるようなものなのかも。
2021-12-11 22:15:04

「家族を守る」というのは、守る「家族(自分を含む)」と守れない「家族以外」の間に線を引くことでもある。その線引きに納得できなかったor誤ったのが二人の親世代の悲劇であり、ED1と2の分岐点なのかなと思ってる。自分を犠牲にする方が、ずっと簡単だもんね。
2021-12-11 22:17:05

嫉妬√の流れは苦手な話ではあったけど、序盤の流れから攻略対象死亡ED→死霊使いによる死体再起動BADが来るんじゃないかとビビってたから、皇帝の好奇心が死霊方面に行かなくて良かったという安堵の方が大きかった…ED4とかその後大丈夫…?魂が拒否したら無理とかだといいんだけど…
2021-12-11 22:19:06

ここまで言っておいてあれだけど、薬を盛られてからの「先に、言っておく」からの流れはすごく良かった…!これ、花恋の尊厳を守ると同時に、初回の時に踏みにじられたレオ様自身への救済でもあると思うんだよね。
2021-12-11 22:19:46

その時は認めたら終わりだと思っていた「愛」を手遅れとなった今では認められて、それが行き止まりの状況の中で唯一の生きる理由になっているというどうしようもなさにめちゃくちゃ泣いた。
2021-12-11 22:20:04

ベッドシーンも本当に素晴らしかった…!!! まずテクニシャンキャラの好きポイントである「ヒロインが達するタイミングを把握して大丈夫だよって安心させてくれる&何度でもと促す」が来た時点で大歓喜なんだけど、花恋のすごいところは割と序盤から「ずっと達しているような状態」に入れるところ。これすっっごく幸せ感続いて気持ちよさそうで大好きなシチュなんだけど、乙女でほとんど見たことないんだよー!!
2021-12-11 22:41:18

この1回達してから2回目以降いけるのか+同じ箇所でいいのかっていうのってタイミングとか体調によるし本人ですらやってみないとわからないところがあると思うんだけど、レオ様1回目の後にソフトランディングしながら探ってるよね!!???路地裏の時も思ったんだけど、庭で確信。
2021-12-11 22:42:57

間違いなくR18乙女界のテクニシャンの歴史を更新した。すっっごいわ!! しかもこれだけリードしながらもものすごく興奮してるって感じがわかるのも、求めてくれてるんだってちゃんと伝わってるのも超よかった!
2021-12-11 22:43:25

あと描写の精度がすごい。「二人の香りがまざりあった時のことを~」って前振りがあるのに、最中に香りの話ってほとんど出てこないなあと思ったら、薬盛られた時の「息を、しろ」にはっとした。花恋は達するとき息をぐっと止める方向に行くから、嗅覚に意識が向かないんだー!!!
2021-12-11 22:43:51

同じように、最中に小さな音を拾わなくなるのも息止めると耳もぼわーってなるもんな…とものすごく納得。 その代わり「路地裏の少し冷えた壁の感触と、熱い唇の温度の差」に始まって触覚はずうっと研ぎ澄まされてるのがまた最高!
2021-12-11 22:44:15

あと個人的に花恋の「ごめんなさい」の感じがすごく好きで。初回は「なんで謝る?」って返すくらい煽り文句としてややイレギュラー、それでいて混乱するほど気持ちいいこと+あなたもちゃんと気持ちよくなってほしいのにっていう思いやりが超伝わる。
2021-12-11 22:44:49

成長・嫉妬√が対照的なのも良かったなー。「待たない」の愛しそうな笑み吐息と「やめない」の抑えたトーン、「初めてか?」の響きの差。他の方の感想で路地裏では濡れた指を太腿につけないように持ってるというのを見て、嫉妬√は「濡れてる」とか直接言ってたー!!という差に悶絶。
2021-12-11 22:58:00

これだけ気持ちよさそうだと薬盛られても大差なくない…?と思いきや、「血管まで感じられた」「息を、しろ」とか、ちゃんと異常な状態で・逸脱してるんだってことがわかる描写もすごい。花恋はピークが続いて消耗してくると声が変わってくるんだけど、その崩れ方の違いとか…
2021-12-11 22:58:26

ファンタジーだからもちろん華やかに書かれているものなんだけど、ぎりぎりラインのリアル感を守るのも本当にすごい。例えば奥ってそれほど感覚が鋭いわけじゃないから、注がれたこと自体ではなく「先端が跳ねる」みたいな大きめの動きとか、外に伝っていく感覚で表すとか。
2021-12-11 22:58:59

あと「だんだんその動きが可愛くすら思えてきた。一生懸命で愛おしい」がよっぽど花恋的にツボだったみたいで、両√毎回「先端が跳ねる」はちゃんと知覚してるの超可愛い!表情とかいろいろあるだろうに「最中に」愛しい!可愛い!って思うポイントはそこなんだー!!!
2021-12-11 22:59:21

もう挙げ始めるとキリがないんだけど、他にも巨●ならではの気遣いとか、最中に愛しそうに笑うのとか、私の萌えツボがたくさんあってどのシーンも本当に良かった!!花恋がタフで終盤まで結構細かな感覚を拾ってくれるのもGJなんだよねー。他√も超楽しみ!
2021-12-11 23:00:27

あと「じゃあ、そういうことにしておくけど」の含みのある見透かすトーンの「ふーん?」が大好きだって話はいつもしてるんだけど、同じニュアンスで「へぇ?」がいっぱい出てきたの超よかった 
2021-12-11 23:05:47

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?